ワークスタイルの変革には、業務の端々で発生するスキマ時間の有効利用が欠かせない。社員自身によるこのスキマ時間の積極的な活用こそが、生産性向上のカギとなる。そのためには、業務に欠かせないPCを持ち歩き、利用したいときに利用できるようにする必要があるだろう。

しかし、社外での仕事やテレワークにおいて、セキュリティの確保は大きな課題だ。Windows 10には多くのセキュリティ機能が備わっているが、導入するPCも安全性を加味した選択が重要となるだろう。

ワークスタイル変革におけるセキュリティリスク問題


社長
「うちの会社では、特に外出の多い営業やテレワーカーにノートPCの需要があるから、破損や盗難・紛失は一番の心配ごとだよ」


情シス
「そうですね、とくに情報漏えいには十分気をつけなければなりません」


社長
「セキュリティはいくら投資しても、しすぎるということはないのは分かっているが、かけられるコストは限られているんだよ……」


情シス
「それなら、『VersaPro UltraLite タイプVG』が備えている安全性と、Windows 10のセキュリティ機能を掛け合わせた活用方法を社内に周知してはいかがでしょうか?」


社長
「ほう、詳しく聞かせてくれたまえ」


破損・盗難リスクを抑えられる「VersaPro UltraLite タイプVG」

NECから販売されている「VersaPro UltraLite タイプVG」は、Windows 10を搭載した法人向け13.3型のコンバーチブル型2 in 1モバイルノートPCだ。約769g(最軽量時の質量(リチウムイオン(M)選択時))という軽量さで、各種のテレワーク※に柔軟に対応することができる。

※別途無線LANでの接続環境が必要です。

通常であれば軽量化と堅牢性は両立が難しいのではと気になるが、天面、底面に採用されたマグネシウムリチウム合金により剛性を保ちつつも軽量性を確保。また、面耐圧150kgfクラスの頑強設計※により、圧迫による破損が懸念される満員電車などのシーンにおいても、堅牢性を確保している。

※面加圧試験は天面から均等に1470N{150kgf}の圧力をかけて試験を実施。加圧による無破損・無故障を保証するものではありません。

NEC「VersaPro UltraLite タイプVG」

本体の特長は軽さだけに留まらない。上部7.2mm、左右5.35mmのスリムベゼル(狭額縁)を採用することでコンパクト化。13.3型ながらも本体の大きさはほぼA4用紙と同じサイズなので、小さめのカバンはもちろん、事務机のキャビネットにも収納可能。使用していないときはカギ付きの引き出しにいれておけば、盗難リスクも抑えられる。

事務机のキャビネットにぴったり入るサイズ感

また「VersaPro UltraLite タイプVG」は、認証機能も提供している。それが、顔認証PCセキュリティ「NeoFace Monitor」だ。「VersaPro UltraLite タイプVG」に標準添付※されている「NeoFace Monitorスタートアップ版」を使えば、顔認証によるログオン機能が利用でき、また有償版「NeoFace Monitor」を別途購入して使えば常時監視機能も利用可能。起動からログアウトまでのPCのセキュリティを確保することができる。カメラに顔を向けることでログオンできるため、外出先でも素早くPCを利用可能だ。またPC自体が盗難にあった際にも、他ユーザーのログオンを防ぐことができる。

※専用Webサイトからダウンロードして利用可能。

Windows 10が搭載する暗号化機能で万が一の情報漏えいを防ぐ

「VersaPro UltraLite タイプVG」に搭載されているWindows 10には、セキュリティリスクに備えるさまざまな機能がある。とくに盗難・紛失からの情報漏えいに効果的なのが、「BitLocker」というセキュリティ機能だ。BitLockerは、HDDやSSD、USBメモリなどのストレージに保存されたデータを暗号化し、セキュリティを確保してくれるWindows OS固有の機能だ。ディスク(ボリューム)の内容をすべて暗号化しているため、本体の紛失や盗難によってストレージ自体が抜き取られても、パスワードやICカードなどを持たない第三者が他のハードウェアを介してデータを読み出すことができない。このBitLockerを「VersaPro UltraLite タイプVG」の持つ安全性と掛け合わせることで、より高い水準の安全性を確保することができる。

また、Windows 10 Creators Updateで搭載された「Dynamic Lock」も有効だ。これは、PCとスマートフォンなどのモバイル端末をBluetoothで接続し、認証を行うシステム。近距離通信規格であるBluetoothの信号が届かない距離までスマートフォンが移動すると、PCが自動的にロックされる。例えば、社内業務の最中にトイレに行く際、PCをロックし忘れてもスマートフォンを持っていれば、関係者以外に見られたくない情報やメール内容の漏えいリスクを防げる。

さらに、Windows Updateによるセキュリティパッチも大事なポイント。近年のサイバー攻撃には、標的型攻撃をはじめとしたOSの脆弱性を狙ったものも多く存在し、より脅威が増している。個々のユーザー自らの手でこれらの情報を集め、対策を行うのは困難だ。しかし、Windows 10であれば継続してセキュリティパッチが更新されるため、常に進化する脅威の侵入を防ぐことができる。


ワークスタイル変革にはセキュリティリスクへの対策が必須

スキマ時間を活用するために2 in 1モバイルノートPCを導入するということは、社内、外出先などありとあらゆる場にPCが持ち運ばれるということだ。PCを持ち運んだ先で業務が行えるテレワーク環境を作ることこそ、ワークスタイル変革に求められる要素といえる。しかし、通信機器を利用して外部からアクセスを行ったり、重要な機密情報が詰まったノートPCを社外に持ち運んだりすることは、そのままセキュリティリスクにつながる。情報漏えいにつながるセキュリティリスクへの備えは、ワークスタイルの変革に必須の対応といえるだろう。

モバイルノートPCの導入を検討しているなら、価格やスペック、デザイン面だけでなく、セキュリティ対策にも着目してほしい。空き時間を利用して作業が行えるPC、外出先で利用する場合のセキュアな機能、この2つが揃ったら、あとは社員の活用だ。しかし、社員が自主的にPCを活用するという環境づくりこそ、最も難しい課題だ。次回は、会議などでの実際の活用方法について探っていきたい。

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