本連載では、「よく使うけど忘れやすいMicrosoft Officeの操作」をキーワードに、Officeアプリケーションの基本操作や各種機能の使い方を解説していく。今回は、Excelの画面から数式バーや見出し(行番号と列番号)などを非表示にして、スッキリした画面で作業するための設定方法を確認する。表示できるセルの範囲が広くなり、行・列が多い表も確認しやすくなるため、覚えておくと便利だ。

本連載は、記事執筆時点で最新の状態にアップデートしたMicrosoft Office 2016をもとに制作しています

「表示」タブで不要な項目を非表示にする

Excelのシート画面は、表を構成するセルをはじめ、タブやリボン、数式バーや見出しなどで構成されている。このため、画面解像度が低いノートPCなどでは、画面に表示できるセルの範囲が狭くなってしまい、作業しづらく感じることがある。そんなときは、「表示」タブの「表示」欄から不要な項目のチェックをはずして非表示にしてみよう。選択したセルに入力されているデータや数式を表示する「数式バー」や、行番号や列番号といった「見出し」を表示にすると、セルの表示範囲が広くなるため、編集や確認が行いやすくなる。また、セルとセルの仕切り線である「目盛線」を非表示にすることも可能だ。

Excelのシート画面は、表を構成するセルをはじめ、さまざまな項目で構成されている

「表示」タブを選択してリボンを切り替え、「表示」欄にある「数式バー」のチェックをはずすと、「数式バー」や「名前ボックス」(選択したセルのアドレスを表示)が非表示になる

「表示」欄にある「見出し」のチェックをはずすと、セル最上部に表示されていた「列番号」と左端に表示されていた「行番号」が非表示になる

「目盛線」のチェックをはずすとセルとセルの間の区切り線が非表示になる。表本来の姿を確認したい際に使いたい

さらに画面をスッキリさせて表の作成・確認に集中したい場合は、リボンも非表示にしてしまおう。リボンのアイコンはタブをクリックすると表示されるので、実用上はそれほど不便にならないはずだ。

画面上部のタイトルバーにある「リボンの表示オプション」アイコンをクリックして「タブの表示」を選択

リボンのアイコンも非表示になり、よりスッキリした画面で作業できるようになった。タブをクリックすれば対応するリボンのアイコンが表示される