本連載では、「よく使うけど忘れやすいMicrosoft Officeの操作」をキーワードに、Officeアプリケーションの基本操作や各種機能の使い方を解説していく。第8回目は、Wordで文書下部のフッター部分にページ数や文書名などを挿入する方法を確認する。複数ページにわたる文書でうまくページ数が割り振られない場合は、設定がまちがっているので正しい設定方法を覚えておこう。

本連載は、記事執筆時点で最新の状態にアップデートしたMicrosoft Office 2016をもとに制作しています

連番でページ数が表示されるように設定する

Wordでフッターの設定を行う場合は、「挿入」タブのリボンから「フッター」をクリックして好みのフッターを選択するのが基本的な手順となる。ただし、「フッター」の一覧から「空白」を選んで「P.01」と手動でページ数を入力しても、ページ数は連番で表示されないから困りもの。2ページ目、3ページ目のフッター部分にも「P.01」と表示されてしまうのだ。

そのため、複数ページの文書でフッター部分にページ番号を入れたい場合は「挿入」タブの「ページ番号」アイコンをクリックして設定を行うのが確実だ。

フッター部分に連番のページ番号を設定したい場合は、「挿入」タブのリボンで「ページ番号」をクリックし、プルダウンメニューから「ページの下部」を選択する

メニューの横にページ下部に設定できるページ番号レイアウトが一覧表示されるので、好みのレイアウトを選択

選択したページ番号が表示された。設定した文書で2ページ目、3ページ目を作成するとフッターのページ番号も「2」「3」と連番で表示される

フッター部分にページ番号を作成すると、「ヘッダー/フッターツール」の「デザイン」タブが選択された状態になる。この「デザイン」タブのリボンから「ドキュメント情報」をクリックすると、フッター部分に作成者やファイル名などの情報を追加することもできる。

「ヘッダー/フッターツール」の「デザイン」タブで「ドキュメント情報」をクリックし、メニューから「ファイル名」を選択

フッター部分に文書のファイル名が表示される。フッターの編集を終了するには、「デザイン」タブのリボンにある「ヘッダーとフッターを閉じる」アイコンをクリックする

ヘッダー/フッターの編集画面が閉じて、通常の文書作成画面に戻った