本当は難しい!? 自社の業務に最適なクラウドサービスを選ぶコツ (1) SEの代わりができるクラウドマーケットプレース「MINONARUKI(みのなるき)」

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【連載】

本当は難しい!? 自社の業務に最適なクラウドサービスを選ぶコツ

1 SEの代わりができるクラウドマーケットプレース「MINONARUKI(みのなるき)」

タマク  [2011/10/31]
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課題のあぶり出し、サポート体制の構築も必要

株式会社日立システムズ 第一マーケティング本部ダイレクトビジネス推進センタ センタ長 堀口真氏

厳しさを増す経済状況や東日本大震災の影響などから、中堅・中小企業の間で業務システムをクラウド化しようという動きが進んでいる。そのメリットとしては、「使いたい時にすぐに使えること」、「運用管理の手間から解放されること」、「非常時のバックアップサイトになること」など、結果として、コスト削減と業務効率化につながることが挙げられる。

しかし、実際にはクラウドへの移行を進めようとすると、一筋縄ではいかないのが現実だ。株式会社日立システムズ 第一マーケティング本部ダイレクトビジネス推進センタ センタ長の堀口真氏は、現在のクラウドを巡る課題について、次のように話す。

「自社業務に適したクラウドサービスにはどんなものがあるのか、サービスを導入する時に何が課題になるのか、導入してからのサポートはどうなるのか――クラウドのメリットを理解した企業が、実際にクラウドに移行しようと思っても、サービスの選定から、評価・検証、サポートまでを一環して提供してくれるようなサービスは、これまでありませんでした」

実際、自社の業務に合うクラウドサービスを見つけることは、想像している以上に難しい。クラウドサービスは、財務会計、営業支援、顧客管理など、汎用性の高い業務システムがサービスとして提供されるのが一般的だ。そのため、自社業務をクラウドサービスで提供されるモデルにすりあわせていく作業を行わなければならない。つまり、実際に使えるようにするには準備が不可欠であり、「すぐに使える」とまでは言い切れない状況にある。

また、「運用管理から解放されること」についても課題は残る。まず、新たなサービスの導入により業務プロセスが変わるため、エンドユーザーのサポートが必要だ。パッチ適用や障害対応などをサービス提供者に依頼したとしても、サービスが停止したことによる顧客対応、ユーザー対応まで任せられるわけではない。運用コストを下げるには、継続的に業務プロセスを検証し、見直していく作業も必要になる。

さらに、サービス提供者との関係構築やノウハウ、ナレッジの共有も課題の1つと言える。特に、基幹システムをクラウド化する場合は、業務に関するノウハウやナレッジを持った信頼できるサービス提供者を探し、利用しながら関係を深め、サービスの質を上げていくといった取り組みは欠かせない。これらがないと、自社に合わないサービスを使い続け、その結果、コスト負担や業務効率が一向に改善しないということにもなりかねない。

「つまり、クラウドサービスは、従来のSEが担ってきたような、顧客企業が抱える課題のヒアリングやそれに合ったソリューションの提案、サポートといった役割が実現しにくい状況にあるということです。そこで、SEの代わりになるサービスという発想の下で提供を開始したのが、クラウドサービスのマーケットプレース『MINONARUKI(みのなるき)』です」(堀口氏)

業務システムのクラウド移行の課題点を解決したい

「MINONARUKI」は、日立システムズが今年5月に開始したクラウドサービスのオープンマーケットプレースだ。オープンという言葉が示すように、日立グループが提供するサービスだけではなく、他社のサービスもサイト上に集めていることが大きな特長だ。

「MINONARUKI(みのなるき)」のトップ画面

例えば、商品一覧には、サイボウズのグループウェア「サイボウズ ガルーン」、レッツの原価管理ソフトなどがラインアップされており、「MINONARUKI」を窓口として、サービスを選択、検討、購入、サポートが受けられるようになっている。

「MINONARUKI」がユニークなのは、単なるサービスの販売サイトというだけでなく、サービスを購入するための情報を盛り込み、ユーザーが自社に合ったサービスを見つけやすくし、さらに、購入後のサポート窓口としても機能させている点にある。下図がその「MINONARUKI」のサービス概要を示したものだ。

右側の部分は、「MINONARUKI」の構成を示したもの、左側の部分は具体的な機能として提供されているものである。

「MINONARUKI(みのなるき)」の機能と構成

まず、右側の「業務プロセス」は、クラウドサービスとして提供される標準的な業務のモデルと言える。その下の「ツール」は、業務プロセスを運用していく際の手順やテンプレート、「お客様センター」は課題に直面した場合のサポート窓口、「システム」は具体的なクラウド基盤となる。これらは、先に述べたように、クラウドに移行しようという企業が実際に直面する課題を整理したものと言えるだろう。

そして、ユーザーの課題を、左側にあるような「Web販売」「SO・顧客、料金」「社内管理」といった機能で対応していく。「Web販売」とは、Webを使って、ユーザー自身がサービスを選択できること、「SO・顧客、料金」は、選択したサービスをユーザーがそのまま購入し、サービス導入・決済までを行えること、「社内管理」とは、ユーザーが見れば、導入したサービスの状況をいつでも把握できることだ。堀口氏によると、「こうしたサービスを実現していくため、社内の業務プロセスも全面刷新した」という。

では、実際に、ユーザーが「MINONARUKI」を使って商品を選択、購入する場合、どのようなメリットが得られるのだろうか。同氏によると、提供されている機能のうち大きな特長となっているのが、自社にサービスが導入できるかどうかをサイト上で「診断」「調査」してくれることだ。例えば、サイト上で製品を選択して診断を行うと、「このサービスは御社の業務に適しません」といったことを知らせてくれるのだ。

次回は、「MINONARUKI」が提供するサービスを例にとり、特長的な機能を具体的に紹介していこう。

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インデックス

連載目次
第6回 「MINONARUKI」で経営課題を解決する真のクラウドサービスとの出会いを
第5回 「Dougubako」で経営者・現場・コンサルタントが一体となった経営を実現
第4回 インターネットと対面のメリットを生かしクラウドのコンシェルジュを目指す
第3回 メインフレーム時代から培ってきたコンサル力をクラウドでも利用可能に
第2回 適合率0%も判断! 業務に深く踏み込んだサービス適合診断を提供
第1回 SEの代わりができるクラウドマーケットプレース「MINONARUKI(みのなるき)」

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