【連載】

LifeTouchのセキュリティモデルを試す

5 LifeTouch NOTEを外出時のお供として連れ出す

    井上孝司  [2011/10/17]

    LifeTouch NOTEを据え置きで使っていても、あまり本領は発揮できない。ノートPCよりコンパクトなサイズを活かして、外出時に持ち出し、手軽に利用できる情報端末にするのが正しい使い方というものであろう。そこで今回は、実際に外出のお供にしながら、いろいろ試してみた。肝心の通信機能については、無線LANを利用してネット接続できれば問題ない。

    電源とバッテリの残量に注意

    LifeTouch NOTEはHDDを内蔵していないので、「使わないときにはスリープ、あるいはシャットダウンしないとHDDを壊す危険性がある」なんていうことはない。ディスプレイを閉じてサッと持ち歩き、またディスプレイを開いてサッと使い始めることができる。携帯するデバイスとして、これはポイントが高いところである。

    コンパクトで、しかも起動が速いので、外出時のお供として便利である。特に、喫茶店のようにテーブルが狭いところでは、あまり場所をとらないところが嬉しい

    ただし、調子に乗って使い続けていると、バッテリがどんどん減る。自宅で試用していたときの話だが、前述のような調子でバッテリ駆動を続けていたら、いつの間にかバッテリがあがってしまったことがあった。そんなことにならないように、バッテリの残量には気を使うようにしたい。バッテリ残量ゲージは画面右上隅に表示されている。

    また、用が済んだら電源長押しでメニューを呼び出して、ちゃんとシャットダウンする方が良いだろう。もちろん、シャットダウンした状態から新規に起動するには若干の時間がかかるが、それでもWindowsやMacOSをゼロから起動するよりは速いだろう。 ちなみに、バッテリ駆動時間のカタログ値はWebブラウズ時で9時間、動画表示時で7-8時間程度となっている。

    外出先でネット接続

    第1回目で、自宅のIEEE802.11無線LANに接続する手順について取り上げた。同じ要領で、出先の無線LANに接続することもできる。「FREESPOT」のように無料で利用できるサービスでも、有料のサービスでも、手順さえ間違えなければ接続できるはずだ。

    ちなみに、JR東日本は現在、山手線のE231系電車のうち1編成を利用して、スマートフォン向けにIEEE802.11無線LANを介して情報を提供する「山手線トレインネット」の実験を行っている。たまたま、この実験を行っている電車に乗り合わせたので、ふと思い立ってLifeTouch NOTEを取り出して接続してみたところ、(本来なら想定外のクライアントなのだろうが)接続できてしまった。もっとも、LifeTouch NOTEはスマートフォンではないが、OSは同じAndroidだから、わざわざ接続を拒否する理由はないかも知れないが。

    「山手線トレインネット」の実験に用いられているE231系電車

    その車内でLifeTouch NOTEを起動してWi-Fi接続を試みたところ、接続できてしまった上に、情報の取得にも問題はなかった。本来はスマートフォン向けのサービスなのだが

    外出先で役立ちそうなデバイス

    LifeTouch NOTEはGPS(Global Positioning System)の受信機と電子コンパスを内蔵している。OSがAndroidだから、Googleが提供する各種ネットサービスは当然ながら利用可能であり、メニュー一覧にある[ナビ]と組み合わせることで、地図情報へのアクセスやナビ機能の利用が可能になる。ただし、地図情報の表示にはインターネット接続環境が必要である。

    なお、既定値でGPS受信機がオンになっているので、そのことを念頭に置いて使わないと、知らないうちに自分の位置情報をばらまくことになるかも知れない。そこは要注意点である。

    「ナビ」を起動して、NAVSTAR衛星からの電波を受信して測位しようとしているところ。ただし、衛星からの電波を受信できない地下街、あるいは屋内では測位できない可能性が高いが、これは仕方ないだろう

    画面右上隅に表示している、GPSの動作とバッテリ残量のインジケータ。右端は時計

    このほか、カメラも内蔵している。カメラはディスプレイの背面に付いており、「メモカメラ」という名称が付いている。つまり、WebCam用のカメラではなくて、LifeTouch NOTEを使いながら、近くにあるモノをメモ代わりにサッと撮っておく、という使い方を想定しているようだ。本格的にカメラとして使うものではないことは、画素数が200万画素しかないことからも推察できる。あくまでメモ撮り用である。

    デジカメの代わりにはならないが、メモ撮りに使えるカメラも内蔵している。右下のシャッター風アイコンをタップすると、シャッターが切れる

    WindowsやMacと違い、「ファイルを直接管理・操作する」という概念はないようで、そのカメラで撮影した写真を見たければ「ギャラリー」を起動することになる。最初は面食らったが、よくよく考えれば「ファイル」として見えるのが当然だと思うのは、古くからPCを使っているユーザーの感覚だろう。

    その「ギャラリー」で「共有」の指示をすると、Gmailに添付して送信したり、写真共有サイトにアップロードしたりといった操作が可能になる。

    飛行機に乗るときは「機内モード」に

    ところで、LifeTouch NOTEはIEEE802.11無線LANとBluetoothを内蔵しているが、いずれも2.4GHz帯の電波を出す。ところが、電波を出すデバイスは、飛行機では離着陸時のみならず、常時使用禁止である。

    そこで、LifeTouch NOTEにはスマートフォンと同様に「機内モード」という機能があり、これを設定すると電波の発信を止める。こうすることで、機内での利用が可能になるわけだ。ただし、離着陸時はすべての電子機器の利用が禁止されるので、当然ながら使用を中止しなければならない。

    そういうことなので、LifeTouch NOTEを持って飛行機に乗る際には、「搭乗前に機内モードに切り替え」「降機後に機内モードを解除」をお忘れなく。この辺の事情はスマートフォンと同じである。もっとも、OSが同じだから当然の話ではあるが。

    「機内モード」を利用すると、無線LANとBluetoothの電波発信をまとめて停止できる

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