ライターの高村です。憧れのシンプルキッチンを100均アイテムで作る収納テクニックを、収納王子コジマジックさんが伝授するこの連載。今回は、ワイヤーネットとつっぱり棒で作るシンプル壁収納を紹介します!

収納王子コジマジックより

2本のつっぱり棒とワイヤーネットを結束バンドで固定し、ワイヤーネット用のフックをかければ、キッチンやカウンターで便利な壁面収納ができあがり!


制作開始

材料は、つっぱり棒2本とワイヤーラック、結束バンドとワイヤーネット用のフックやケースです。つっぱり棒とワイヤーラックの色は統一した方が一体感が出ると考え、周りの家具の色に合わせてブラウンにしました。

つっぱり棒とワイヤーネットは、設置したい場所の高さや幅に合ったものをセレクト。フックやケースは調理器具を複数収納するため、フックが5個ついたものとスクエア型のものにしました。

使用する材料は、つっぱり棒2本・ワイヤーラック・結束バンド・ワイヤーネット用のフックやケース

あらかじめ設置する場所の高さを測り、つっぱり棒を大体その長さに合わせておきます。つっぱり棒2本でワイヤーネットを囲み、2つを固定する位置を決めたら結束バンドをつけていきます。余ったバンドの部分は短く切りました。

ワイヤーネットとつっぱり棒をつなげる位置にあたりをつけます

そのまま結束バンドで固定

結束バンドがつっぱり棒のつなぎ目の部分にあると、安定しやすそうです。

つっぱり棒のつなぎ目に結束バンドがくると安定しやすい

上と下に2カ所ずつ、合わせて4カ所固定したら完成です。10分ほどで壁収納を作ることができました。

10分ほどで完成!

壁収納を設置して調理器具の収納場所が増えた

作ったラックをキッチンに設置してみましょう。

つっぱり棒を設置する場所の高さに合わせて、しっかりと固定します。固定できたらワイヤーネット用のフックを好きな位置にかけて完成! つっぱり棒をしっかりと設置し、重いものを掛けなければ、耐久性に心配はいらなさそうです。

高さをあわせてしっかり固定しましょう

筆者宅では調理器具が増えてしまい、今使っている収納が飽和状態になってしまっています。

ごちゃごちゃしていた調理器具の収納

これらの調理器具の中で、使用頻度が高いものを新しい壁収納に移動させました。

使用頻度が高いものを壁収納に移動しました

見た目にもすっきりしていながら、収納場所が増えたため使い勝手も良さそうです。収納するものに合わせてフックを付け替えれば、ほかのものもいろいろと収納できるでしょう。ワイヤーラックにオーナメントを付けたり、デコレーションをしたりしても楽しめそうです。

この通り! スッキリした見た目で作業もはかどりそう

賃貸でもキッチンの壁収納が可能に!!

制作する前は、小さな結束バンドだけで壁収納ができるのか、つっぱり棒が重さに耐えられるのか心配でした。しかし実際に作ると、結束バンドが大きな役割を果たしてしっかりと固定してくれたので、想定していたよりも頑丈な壁収納を作ることができました。

およそ500円で材料がそろい、10分で制作できるにしては、大変完成度の高いものができたと思います。賃貸住宅など壁に手を加えたくないという人に適しており、つっぱり棒の長さが合えばどこにでも設置できる汎用性の高い収納です。実用性を求めてDIYをする方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

※本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。

監修: 収納王子コジマジック

(日本収納検定協会 代表理事 小島弘章)
片づけ・収納・住まいに関する確かな知識と実績を持つプロフェッショナルでありながら、松竹芸能で20年の芸歴を積んだ、主婦層に圧倒的な支持を受ける男性ライフスタイル系タレントのパイオニア的存在。収納に"笑い"を取り入れたセミナーが話題となり、年間講演依頼数は200本以上。著書・監修本は累計35万部を超え、2014年12月には収納と育児・教育・育成を組み合わせた "収育"を理念として掲げた、日本収納検定協会を設立。2015年10月からは"お片づけを楽しむ検定"「収納検定」をスタートさせる。そのほか収納グッズ開発やモデルルームの収納コーディネートなど幅広く活躍。フジテレビ「ノンストップ!」(毎週木曜)にレギュラー出演中。

ホームページ
ブログ