体を動かすことと食べることが大好きな料理人・キムケンさんが、市販されている普通の食材を使った、味も見た目も抜群なレシピを紹介する漫画連載「アラサーからのダイエット飯」。今回はネバネバ素材をふんだんに使った逸品です。

健康にもダイエットにも最適です

納豆とおくらに共通するのは、「ネバネバした食感」や「独特のにおい」。それが好きな人がいる一方、「ちょっと苦手だな」と感じる方もいるかと思います。苦手意識を持たれている方にとっては、今回紹介する「おくらも納豆も入っている汁」というのは非常に敬遠したくなる料理かもしれません。

しかし、ネバネバとした食感は消化促進を助けてくれたり、納豆菌には善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれたりする効果があると言われています。加えて、血糖値の上昇を防ぐ役割もあるので、おくら納豆汁は健康にもダイエットにも最適なみそ汁といえます。

個人的には二日酔い時にこのみそ汁を飲むのが好きで、弱った胃腸にやさしく届き体中に染みわたるような気持ちになります(あくまで個人的な感想です)。

ポイントとして、普段のみそ汁にめんつゆをチョイ足しすることで風味や味がぐっと良くなります! もし納豆が好きという方なら、これ自体がおかずにもなるかと思います。地味な食材2つを使ったメニューですが、その効果たるや目を見張るものがあります。そう、地味にスゴイんです(ちょっとネタが古いですかね…)。ぜひお試しください!!

おくら納豆汁

ネバネバ好きにはたまらない一品です

材料(2人分))

水 300cc / ひきわり納豆 1パック / おくら 2~3本 / みそ 大さじ1 / めんつゆ(3倍濃縮) 1枚 / 顆粒だし 小さじ1

つくり方

1. 水に顆粒だし、輪切りにしたおくらを入れてひと煮立ちさせる。

2.1が煮立ってきたら火を止めてみそをとかし、めんつゆを入れる。

3.2を再び弱火にかけて沸騰直前で止め、おわんに盛りつけて納豆を入れれば完成。

水に顆粒だし、輪切りにしたおくらを入れてひと煮立ちさせる

煮立ってきたら火を止めてみそをとかす。めんつゆを加えた後、沸騰直前で火を止めて食べる直前に納豆を入れて完成

調理時のポイント

■お好みで豆腐や油揚げ、きのこなどを足してもおいしくいただけます

■みそを入れた後に沸騰させてしまうと香りが飛ぶので、火加減にご注意ください


筆者プロフィール: キムケン

東京都内の会社に勤めている30代男性。旦那より稼ぎの良い妻の健康を守るため、日々料理を作っている。料理にまつわる四コマ漫画と、そのレシピ掲載したブログ「木村食堂」をほぼ毎日更新中。2016年10月に「うちメシ - ゆかいな我が家の漫画とレシピ」を上梓。