【コラム】

決め打ち千本ノック

7 純愛ブームは今も昔も変わらない

    日高彰  [2004/10/30]

    ただいま話題沸騰となっているノンフィクション(?)の『電車男』(新潮社)を買ってみた。何でも版元には映画化のオファーが殺到しているそうで、その反響がネット界隈だけにとどまらない大きなものであることがわかる。

    2ちゃんねるのログが書籍化されるのはこれが初めてではなく、これまでにも『思い出に残る食事』(バジリコ)、『泣ける2ちゃんねる』(コアマガジン)といったタイトルが出版されている。ただ、『電車男』がこれまでのログ本と異なっているのは、電車男氏の発言だけでなく、彼を取り巻く多数の「名無しさん」の投稿まで収録されていることだ。これまでのログ本はたくさんの投稿の中から「いい話」の部分を抜き書きにしたものだったが、『電車男』の場合電車氏と周囲の人々のやりとりそのものが話のキモであるので、この形式がベストなのだろう。最初に本を開いて大量のログが目に入ってきたときは面食らったが、実際に読んでみるとしっくりくる。

    なので、このお話を映画化するとなると、単純に電車男氏を主役としたラブストーリーを作っても面白さが伝わらない可能性が高い。仮に映像作品となるならどんな形式をとるのか、非常に興味深いところだ。

    さて、『電車男』のヒットを"セカチュー"、"冬ソナ"に続く純愛ブームのひとつとする見方もあるようだが、そもそも一連のムーブメントを「ブーム」と見ること自体に個人的には懐疑的。『101回目のプロポーズ』だって『タイタニック』だって、それこそ大昔の『君の名は』だって、カテゴリとしては似たものではないか。いつの時代でも人々が考えることはそう変わらないもので……。

    そんなわけで今回は、今も昔も変わらないシチュエーションで使うPC周辺アイテムを集めてみた。

    親指シフトキーボード FMV-KB611(富士通) - 21世紀に残る「電子タイプライタ」の心

    富士通の日本語ワープロ「オアシス」が登場したのは1980年(当時は"日本語電子タイプライタ"と銘打たれていた)。ワープロ本体の開発もさることながら、それ以上の大発明が親指シフトキーボードだった。1文字1打鍵で、かつカナ入力より覚えやすく効率的な運指。ワープロ専用機としてのオアシスはなくなってしまったが、キーボードはまだ残っている。以前サードパーティから出ていたものは数万円の値が付いていたが、こちらは富士通製で、価格もちょっとキーボードにこだわる向きなら十分手の届く範囲だ。

    販売価格:12,600円 購入はこちら

    アクセス
    http://pcweb.mycom.co.jp/pcshops/access/

    VIAGGIO ME5614CG2(オムロン) - 緊急通信にも備える「最後の砦」

    PCで外部と通信をするといえば必須だったモデムだが、最近では家庭でもLAN経由の常時接続が当たり前になり、モデムを搭載しないPCも増えてきた。しかし、旅行や出張でちょっと遠出といったとき、ノートPCにモデムがないとけっこう不便。国内なら携帯電話をどうにか利用してしのぐこともできるが、海外だとほとんどの場合お手上げだ。ADSLが回線トラブルで使えないときや、LANカードのドライバをなくしてしまったときなどにも備えて、「最後の砦」としてアナログモデムをひとつ用意しておくのも悪くないだろう。

    販売価格:13,440円 購入はこちら

    特価COM
    http://pcweb.mycom.co.jp/pcshops/tokkacom/

    PowerQuest V2i Protector 2.03 Desktop Edition(ネットジャパン) - ユーザーは何もしなくても常に最新状況がバックアップ

    フロッピーディスクの時代から変わらずPCユーザーを襲い続ける悪夢、それがバックアップのし忘れだ。昔はストレージが低速・小容量・高価で、しっかりバックアップをとること自体に経済的、時間的コストがかかったが、最近はそういった問題は解決されつつある。それなのに結局クラッシュしてから後悔するのは、バックアップ操作が面倒なのと、そもそもバックアップ自体を忘れてしまうためだろう。「V2i Protector」は、バックグラウンドでの自動バックアップが可能で、しかも増分のみをバックアップする機能を搭載しているので、ユーザーが意識しなくても常に最新のバックアップイメージが作られている。ストレージに余裕があれば、「○日前の状態を復元」といったことも可能だ。

    販売価格:11,970円 購入はこちら

    NTT-X Store
    http://pcweb.mycom.co.jp/pcshops/nttxstore/

    テンキー電卓 LS-12TK-B(キヤノン) - 表計算ソフト使用時のジレンマを解決

    ラジオ+カセットデッキ、テレビ+ビデオ、プリンタ+スキャナ、というように、電子機器の歴史を振り返るとそれは機能の複合の歴史でもある。中には家具調テレビやソロバン付き電卓など悲しい末路をたどるカップルもあったわけだが、今回の組み合わせは強力だ。この電卓をUSBでPCに接続すると、電卓のキーがPCのテンキーとして動作するばかりでなく、電卓側で計算した結果をPCへ一発入力することができる。表計算ソフトを立ち上げて仕事をするときに限ってちょっとした計算が度々発生するもので、「なんでいま自分は計算ソフトを使っているのに、手元の電卓で計算した結果をまた手で入力しているんだ」と自問することも多いわけだが、テンキー電卓があれば解決だ。

    販売価格:2,079円 購入はこちら

    murauchi.com
    http://pcweb.mycom.co.jp/pcshops/murauchi/

    DC-395U(Tekram) - 昔のSCSI機器が必要なピンチの場面に

    昔は周辺機器の拡張といえばSCSIだった。HDDに始まり、CD-ROM、MO、スキャナ、デイジーチェーン接続の先にひとつ機器が増え、PCの周りがゴチャゴチャするたびに誇らしい気分になったものだ。しかし現在のSCSI機器は完全に業務用といった印象で、インタフェースカードも接続する機器も高価なものが多く、パーソナルユースでは一線を退いた感がある。とはいえ、どうしてもこのメディアの中に入っているデータを読まなければいけないといった事態が突然発生することもある。しかしSCSIカードは昔のPCと一緒に処分してしまったし、いま売っているカードはハイスペックで高すぎる……いや、ちゃんと探せばUltra SCSI(20MB/秒)クラスのカードも残っている。このクラスなら価格も5,000円以下だ。

    販売価格:4,140円 購入はこちら

    Sycom
    http://pcweb.mycom.co.jp/pcshops/sycom/

    RDT181S(三菱電機) - ディスプレイは長く使える周辺機器

    ディスプレイ解像度はもはやSXGA(1280×1024)が主流になりつつあるが、15型でXGA(1024×768)を使い慣れていると、17型でSXGAに移行したときに解像度が細かくなるので、文字の小ささがやや気になる。そこでひとまわり大きい18型を検討してみるのはいかがだろうか。さすがに17型を超えるサイズは値が張るが、中古ならずいぶん求めやすい価格帯になる。ディスプレイは周辺機器の中でも比較的長期間使えるものなので、余裕を持ったサイズを選びたい。

    販売価格:43,800円 購入はこちら

    PCNET U-Station
    http://pcweb.mycom.co.jp/pcshops/ustation/



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