恋人との別れ。相手によって引き金となる事柄も違うものだが、ではお国が変わったらどうなるのだろうか。外国では、どのような状況や理由で恋人との別れを決め、別れを切り出されたのでしょう。外国人20人に聞いてみました。
・よく使われている理由は、「あなたが悪いのではない。私の側の問題だ」です (アメリカ/男性/30代前半)
・浮気とか相手に飽きたとか (アメリカ/女性/20代後半)
まずはいかにもアメリカ的な回答から。「あなたが悪いのではない」というセリフはハリウッドの恋愛映画でも耳にしますが、リアルでも使うのですね。もう一方は「浮気」「飽きた」など事実を単刀直入に伝え、バッサリと切り捨てるという回答。言われたほうはたまったもんじゃないですが、潔いですね……。
・あまり一緒に時間をすごせない、性格が合わない、未来の目標が変わったとか(スペイン/男性/30代前半)
・遠距離になった場合(モロッコ/男性/40代後半)
このあたりは日本でもよく聞く理由です。遠距離恋愛や仕事の事情ですれ違いが続き、気持ちまですれ違うようになった、というやつですね。やはり日本でも海外でも、「一緒にいる」というのは重要なポイントの1つのようですね。
・相手の両親が何らかの原因で反対しいるため。また、経済的な理由など(中国/女性/30代後半)
・違う人の事がいいとか、相手の親が合わないとか (タイ/女性/30代後半)
両親が別れの理由というのは複雑ですね。日本でも、昔ほどではないにしても、時々耳にしますね。結婚を視野に入れた付き合いになればなるほど、本人だけの問題ではなくなってくるのは万国共通のようです。
・気持ちのずれが生じた、価値観が違ってきた (フランス/女性/20代後半)
・浮気、けちな性格、口が悪い人、暴力を使う人 (イラン/女性/20代後半)
・浮気または暴力(ブラジル/女性/50代前半)
やはり浮気や暴力は別れに直結するのですね。気持ちにズレが生じたという意見では「信用できなくなった」「嘘をつく」というものの他、「イヤになった」というストレートなものもありました。
・あんまりお金持ちじゃないとか、車がないとか、そういった理由もありました (イタリア/男性/30代前半)
車が理由とは、なんともイタリアらしい。まるでイタリアの人はみんなフェラーリやランボルギーニに乗っているんじゃないかと勘違いしそうです。日本にも金の切れ目が縁の切れ目という言葉がありますけども……。
今回、別れる理由で最も多かったのは「浮気」。気持ちのズレや両親の問題などもありました。日本人では、原因や理由をはっきりと告げずに自然消滅するパターンもありますが、アメリカの男性の別れ方のように「私の側の問題だ」と言い切ってしまうのも一種の手かもしれませんね。
(文・アリウープ おーた)