【連載】

ゼロから始める重曹掃除

8 触るのも嫌な排水口汚れ、重曹と酢をかけるだけで落ちる!

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掃除に洗濯にと幅広く使える「重曹」。この連載では、重曹を使って住まいを快適にするテクニックを紹介する。今回は、「重曹」「酢」を組み合わせ、ドロドロ・ヌルヌルの排水口の掃除に挑戦してみた。

重曹と酢の合わせ技で排水口の汚れに挑む

ヌルヌル汚れに重曹と酢の合わせ技が効く!

換気扇、ガスコンロ、魚焼きグリル……。掃除がおっくうになるスポットは家の中に多数存在するが、その最たるものは「排水口」ではないだろうか。ドロドロ・ヌメヌメした状態だとわかっていても、掃除は面倒・触るのも嫌、とついつい見て見ぬふりしている人も少なくないはずだ。

これまでさまざまな汚れに実力を発揮してきた重曹だが、排水口の汚れ落としにも有効らしい。今回、重曹の相棒として登場願うのは「酢」。弱アルカリ性の重曹は、酸性の酢と合わせると、化学反応をおこして発泡する。発生した泡が細部まで行き届き、汚れを浮き上がらせるというのだ。

最初に挑戦したのは、キッチンのシンクの排水口。ゴミ受けを取ると、その下には……。何ともお恥ずかしい限りだが、茶色い汚れが一面に張り付いている。悪臭も漂っているようだ。見ているだけで、掃除しようという気力がうせてくる。

茶色い汚れが張り付いた筆者宅のキッチンの排水口(画像クリックで元画像表示)

重曹と酢は2対1

準備するものは、重曹と酢の2つだけ。酢は穀物酢など安いもので十分。重曹と酢は2対1の割合になるようにするのがポイントだ。

今回、キッチンの排水口には重曹1カップ(200cc)と酢1/2カップ(100cc)を使用。まず、重曹を排水口の汚れにたっぷりとふりかけていく。排水口の形状にもよるが、垂直の面には重曹をふりかけるのはなかなか難しいように感じた。

重曹をたっぷりとふりかける(画像クリックで元画像表示)

続いて、重曹めがけて酢を満遍なく回しかける。すると、シュワシュワという音とともに見る見るうちに泡が発生! 泡が汚れを包み込んでいく。そのまま30分ほど放置してみることにした。

酢を投入すると、ブクブクと泡立つ(画像クリックで元画像表示)

30分放置後、約40℃のお湯を排水口に流して重曹と酢を洗い流す。重曹をしっかりとまぶした面は汚れが落ちているが、あまり重曹が付かなかった横の面は汚れが残ってしまった。せっかくの発泡パワーを十分に発揮できていない気がする。何かいい方法はないだろうか……。

垂直面には混合液を投入

そこで、あらかじめ重曹と酢を混ぜておき、化学反応させた液を排水口に流し込む方法を試してみた。ブクブクと泡立つ液を排水口の縁から流していく。泡状の液体が満遍なく汚れになじんでいく様子が確認できた。

あらかじめ混ぜておいた重曹と酢を回しかける(画像クリックで元画像表示)

30分後。再びお湯で洗い流すと、これまで取れなかった排水口の壁面の汚れがベロッとはがれてきた。すごい! 勢いよくお湯を流すと、汚れのはがれもいいようだ。

お湯をザッとかけると、汚れがベロッとはがれてきた(画像クリックで元画像表示)

それでも多少、汚れは残ったので、歯ブラシでこすってみる。軽くこすっただけでスルッと汚れは取れ、シンクの排水口の掃除は終了した。

すっかりきれいになった排水口

悪臭漂う浴室の排水口掃除にも

続いて、浴室の排水口掃除にチャレンジ。ふたを開けると、排水トラップの四隅に茶色い汚れがこびりついていた。髪の毛などのゴミを取るヘアキャッチャーを外すと、そこにはドロッとした汚れが付着した排水筒が姿を現す。しばらく排水口の掃除をサボっていたため、ヘドロ臭までするありさまだ。

ドロドロの汚れが付き、悪臭が漂う浴室の排水口(画像クリックで元画像表示)

このようなひどい汚れでも、重曹と酢の発泡パワーは効くのだろうか。浴室の排水口に重曹1カップ半(300cc)を満遍なくまき、酢150ccを上から回し入れた。

重曹を排水口にまく(画像クリックで元画像表示)

ブクブクと激しく泡立つ(画像クリックで元画像表示)

30分放置後、約40℃のお湯をシャワーで流すと……。こすらなくても、スルッと汚れが落ちていくではないか。排水筒にドロリと張り付いていた汚れも、シャワーのお湯とともに流れていった。

シャワーがかかっている部分に注目。汚れがなくなっているのがわかる

シンクの排水口と同じように、とりきれない汚れが四隅に一部残ったが、軽く歯ブラシを当てるだけで汚れが落ちた。気になるヘドロ臭も、掃除終了後にはすっかり消えてなくなっている。

掃除後の排水口。端にはどうしても汚れは残ってしまう

掃除の際は十分な換気を

今回、浴室の排水口に付いているヘアキャッチャーの汚れも試してみたが、ドロドロの石鹸カスや髪の毛が付着したままだと十分に効果が発揮できないように感じた。ヘアキャッチャーを掃除する場合、汚れが軽い段階や、石鹸カス・髪の毛などを取り除いた状態で行う方が効果を感じやすいのではないだろうか。

また、ツンとした香りの酢と重曹を合わせると、独特のにおいが発生する。においに敏感な人には、マスクをして作業を行うことをおすすめしたい。発生するガスは炭酸ガス(二酸化炭素)のため、吸い込んでも体に害はないが、十分に換気をしてから作業を行ったほうがいいだろう。

気温が上がり、雑菌が繁殖しやすい時期になると、ちょっと手入れを怠っているうちに排水口がドロドロ・ヌメヌメの状態になる。こうなる前に、手軽にできる重曹&酢での掃除はおすすめだ。

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インデックス

連載目次
第12回 鍋のコゲつきがベロンとはがれる! 重曹水で"煮込む"という最終手段
第11回 重曹は万能なのか!? 油性ペンやクレヨンの落書きに挑む
第10回 まるで新品!? 使い古した電子レンジを重曹で生まれ変わらせる!
第9回 5年放置の世紀末魚焼きグリルに、手作りの"重曹クリームクレンザー"で挑む!
第8回 触るのも嫌な排水口汚れ、重曹と酢をかけるだけで落ちる!
第7回 諦めたくなるギトギト油汚れが「重曹ペースト」で落ちた!
第6回 対油汚れの最終兵器! 「重曹ペースト」の作り方
第5回 スプレーで落ちない油汚れは重曹の"ふりかけ"で!
第4回 重曹と好きな香りで自家製消臭剤を作る!
第3回 焼き肉臭もスーツの汗臭も「重曹スプレー」で退治!
第2回 油汚れが落ちまくる! 重曹スプレーが思ったよりスゴい
第1回 使える「重曹スプレー」の作り方

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