【連載特別企画】

撮った写真を楽しんで「売る」ヒトたち - ストックフォトサイト「iStock」

6 ソフトウェア・エンジニアと写真家の二つの顔 - 挑戦が新たなアイデアをうむ

 
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デジカメとスマートフォンの普及によって、「写真を撮る」ことを趣味にするのも、それを発表するのも格段に手軽になりました。発表の場は数多くあり ますが、選択肢のひとつとして、自分のポートフォリオを作るかたわら作品を販売できるストックフォトサイト「iStock by Getty Images」(以下、iStock)があります。

「iStock」の特徴は、審査を通過すればプロ・アマ問わず作品を登録可能で、国内のみならず世界各国で販売される可能性があるというところ。グローバルなサービスですが、2015年から日本での本格展開も発表され、これから参加者がどんどん増えていきそうな状況です。

この連載では、日本での本格展開にさきがけて「iStock」に参加している人々にインタビューし、iStockへ写真を提供する理由やその楽しさ、醍醐味について教えていただきます。今回登場するのは、ソフトウェア・エンジニアと写真家の二つの顔を持つSatoshi­-Kさん。どのようなきっかけで創作活動を始めたのでしょう。

コントリビューター名:Satoshi­-K
iStock内ポートフォリオはこちら
居住地: 千葉県
カメラ歴:20年
愛用しているカメラ: EOS 6D, EOS 7D Mark II, E­M-1
Webサイト

――現在のご職業や生活スタイルを教えてください。

職業はソフトウェア・エンジニアです。ソフトウェアの開発部門にて、主に海外の仲間やお客様とともに製品の障害解析を行っています。週末はテニスをしていることが多いですが、最近は写真活動に費やす時間も増えてきました。最初のきっかけはFlickrで、そこから世界中の写真仲間とつながるようになり、出版社や個人からの写真利用の相談をいろいろいただくようになりました。その後、ゲッティイメージズからの招待があり、ストックフォトも始めてみることにしました。

Satoshi­-Kさんが撮影した写真

――どれくらいの期間、iStockに写真を提供していますか? また、写真提供をはじめたきっかけについても教えてください。

iStock を始めたのは 2013年の iStockalypse(※)からです。イギリスをはじめ、各国の優れたフォトグラファー、アートディレクターが集まり、3日間のワークショップが行われました。プロの方々とのポートフォリオ・レビューの機会を得たり、ワークショップを通して写真のトレンドを学ぶこともできました。とりあえず始めてみたストックフォトですが、写真を「売る」だけでなく、写真を学び、実践できることが継続につながっています。また、写真提供を通して仲間が増えていくのも楽しいですね。

※1 iStockalypse: 写真業界のエキスパートから世界標準のフォトスキルを学ぶフォトグラファーのためのイベント。ベルリン、ロサンゼルス、ミラノなど世界各地で開催されており、2015年5月には東京でも開催された

――iStockへの写真提供のために、どのくらいの時間をかけていますか? また、撮影と選別、加工などの工程のうち、一番力を入れているのはどの部分ですか?

どのくらい時間をかけているかは正直よくわからないですが、撮影してからiStockのサイトに載るまでにはやくて1か月くらいでしょうか。人物撮影では、なんといっても表情が大事だと思います。ピントや露出ももちろん大事ですが、とびきりの瞬間が撮れてこそ良い作品に仕上げることができるのだと思います。あとは思った通りの瞬間が切り出せた画像を選別し、自分のイメージした色調や露出、肌の質感になるまで RAW現像します。撮影が一番大事と思いますが、編集の時間は最近だんだん長くなってきている気がします。

Satoshi­-Kさんが撮影した写真

――ご自身のポートフォリオの作品傾向や、テーマとしている被写体などを教えてください。

昔は花や風景が多かったですが、最近は人を撮る機会が増えました。もともと学生時代から自分の友人をフィルムで撮影することが多く、人物撮影を楽しんでました。デジタルになってある程度本格的に撮影をするようになりました。最近は、特にお祭りの撮影に力を入れています。一生懸命踊る姿や、チーム一丸となってパフォーマンスをする姿に惹かれ、躍動感に満ちた瞬間を捉えることができると非常にうれしくなります。

――これまで提供してきた写真の中で最も反響が大きかった(売上あるいはアクセス数が多い)ものは何でしたか?

初めてのモデル撮影であった、2013年のiStockalypseでの写真(※)が今でも最も売れています。お祭りの写真はモデルリリースを得ることが非常に難しいので、ほぼすべてエディトリアルでの販売となり、ストック・フォトとしての売り上げは大きくないです。でも、自分の撮りたいものを追い続け、さらにさまざまなジャンルにも挑戦していきたいと思っています。(※)記事内最初の写真

Satoshi­-Kさんが撮影した写真

――iStockに写真を提供していて、一番楽しいこと/うれしいことは何ですか。

Satoshi­-Kさんが撮影した写真

売れたら素直にうれしいですね。でも、それだけではなく、時代のトレンドを考えながら撮ったり、仲間の作品を参考にしながら撮ったり、とにかく自分の作品を良くしていくことを考えながら撮影、編集することが楽しく、充実しているなと思います。また、ストロボ撮影や動画撮影など、周りの刺激を受けながら新しいものにチャレンジしていくことも非常に楽しいです

――最後に、これからiStockへの写真提供にチャレンジしようとしている人たちへ一言お願いします。

新しいことにチャレンジすることで新しい仲間やアイデアに出会えると思います。写真提供も同じだと思います。試行錯誤する楽しみは必ず得ることができるでしょう。売れたら欲しいものを買ってまた撮影を楽しみましょう!

試行錯誤を楽しみ、周囲から刺激を受けることも大切だと話すSatoshi­-Kさん。積極的にチャレンジを楽しむその姿勢が、新しい写真のアイデアにつながるみたいです。

『撮った写真を楽しんで「売る」ヒトたち - ストックフォトサイト「iStock」』は今回で最後となります。また別の形で、創作にまつわるお話をご紹介したいと思います。

(マイナビニュース広告企画 : 提供 ゲッティイメージズ ジャパン)

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インデックス

連載目次
第6回 ソフトウェア・エンジニアと写真家の二つの顔 - 挑戦が新たなアイデアをうむ
第5回 日本に住みながら仕事は海外のみ - そのきっかけは?
第4回 撮った写真を楽しんで「売る」ヒトたち - ストックフォトサイト「iStock」 第4回
第3回 静岡の山奥で突発的に作りたくなる衝動!- ユニークな発想で作り出す世界観
第2回 季節を感じさせる美しい写真の裏側には・・・こだわりの作法
第1回 沖縄に暮らす大切な相手の"記念写真"を撮る「ヒト」

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