iPhoneのアイコンが並んでいる画面を「ホーム画面」といいます。アプリが並べられた本棚のような画面で、アプリの数が1枚の上限を超えると自動的に右側に新しいページが増えていきます。

しかし、実はそれだけではなくiPhoneを使うための基本的な機能がいろいろと仕込まれています。空気のような存在のホーム画面ですが、実はけっこうな芸達者なんです。

上端から出てくる「通知」と「今日」

画面を上端から下にフリックすると、黒いスクリーンが出てきます。これはアプリが最新情報を自動的に知らせてくれる「通知」と、アプリからちょっとした情報を常駐させておく「今日」という機能。

通常は画面の上に収納されている

「通知」はアプリからの伝言板のようなもの。タップするとそのアプリを直接開くことができます

「今日」はアプリの出張所のようなもの。アプリを起動せずに一部の情報を常に表示させておけます

一番下にある「編集」から、常駐させるアプリを追加・削除できます

下端から出てくる「コントロールセンター」

画面を下端から上にフリックすると、白いスクリーンが出てきます。これはiPhoneの音声や通信関係の機能を操作する「コントロールセンター」です。音量や画面の明るさを変えたり、計算機やカメラなどのアプリを開くこともできます。

通常は画面の下に収納されている

「コントロールセンター」はiPhoneのお道具箱のようなもの。よく使う設定機能をすぐに開くことができます

それぞれの機能は下記の通りです。

フライトモード 飛行機搭乗時など、通信機能を全てオフにするときに使います
Wi-Fi Wi-Fi通信をオン/オフします。基本的にはオンのままでOK
Bluetooth Bluetooth機器との通信をオン/オフします。基本的にはオンのままでOK
おやすみモード 就寝時など、着信や通知の音を鳴らしたくないときに使います
回転ロック 本体を横向きにしたときに画面が回転しないようロックします
画面の明るさ 画面が暗くて見にくいとき、明るすぎてまぶしい時にスライドで調整します
音楽を操作 音楽やポッドキャストの再生/停止・早送り・早戻し・音量調整ができます。曲名が何も出ていない時はミュージックアプリから操作してください
音量 音楽や通話の音量を調整します
AirDrop 近くにあるiPhoneと通信する機能です。詳しくはこちら
アプリの起動 ライト・ストップウォッチ・計算機・カメラを起動できます

左端から出てくる「検索」

1枚目のホーム画面を左端から右へフリックすると、検索や連絡先などの情報が表示されます。検索では、iPhone上にあるアプリや連絡先、アプリ内に保存されているメモやメール、Web上の情報などを一括で検索。何か思い出せないことやテレビを見ていて気になる言葉があったら、ここを開いてすぐに調べられます。詳しい使い方はまたの機会に。

1枚目のホーム画面のさらに左側にある「検索」

「検索」は情報の呼び出し所のようなもの。iPhoneの中とWeb上を一括で検索します

検索窓に言葉を入力。ここではiPhoneのアプリ内にある情報と、WikipediaやApp Storeなどの情報が見つかりました

その下には、よく使う連絡先と最近開いたアプリが自動的に表示されます

連絡先をタップすると直接電話やメッセージができるボタンが表示されます

さらにその下には「ニュース」が表示されます。Appleは海外の一部地域で「ニュース」というアプリを提供しています。「Yahoo! ニュース」のように、各報道機関や情報サイトが配信するニュースから注目の内容をピックアップして表示するサービスです。日本での提供開始は未定ですが、これはその準備のためのものではないかと考えられます。

新聞社などのニュースをピックアップして表示。タップすると詳細ページが開きます