使わなくなったアプリは削除して画面をスッキリさせたいもの。でも、消すときにはちょっとご注意を。完全に必要ないものならそのまま消しても構いませんが、後でデータが必要になる可能性がある場合は、復元が可能かどうかを確認してからにしましょう。

アプリを削除する方法

アプリを削除する場合は、アイコンを長押しして揺れだした際に表示されるグレーの「×」ボタンをタップするだけ。今後使う予定がない、特にデータを保存していない、という場合はそのまま削除してOKです。

ホーム画面でアプリアイコンを長押しし、「×」ボタンが表示されたらタップ

「削除」をタップ

クラウドサービスやSNS系は復元可能

クラウド上にデータ本体を保存するサービスや、ユーザー登録して使うSNS系のアプリは、アプリを削除してもデータはサービス本体のサーバ上に保存されています。再度アプリをダウンロードした場合は、アプリを起動しログインすることで再び同じように使用することができます。

アカウントにログインすれば復元できるアプリ

クラウドストレージ系
EvernoteおよびEvernoteと連動してデータを保存するアプリ
DropboxおよびDropboxと連動してデータを保存するアプリ
GoogleドライブやGoogleカレンダー、およびそれらと連動してデータを保存するアプリ
Flickr
Kindle
iWork(Numbers、Pages、Keynote)、iLife(iPhoto、iMovie、Garageband)※ただし、iCloudと同期されたもののみ
など
SNS系・Webサービス系
Twitter
Facebook
mixi
Google+
Pinterest
Yahoo!
食べログ
クックパッド
その他SNS系サービスやこれらのサードパーティ製クライアントアプリ
など

LINEのトーク履歴は注意が必要

SNS系の中でもLINEは削除の際に注意が必要です。スタンプは再度ダウンロードが可能ですが、トーク履歴は手動でバックアップしておく必要があります。

アプリを再ダウンロードしたら、その他>設定>スタンプ>マイスタンプを開く

過去に購入・ダウンロードしたスタンプ一覧。「すべてダウンロード」で復元できます

iPhone版のラインでは、トークは文字のみ書き出され、トーク中に使われたスタンプはバックアップできません。

トークを開き、「トーク設定」で「トーク履歴を送信」をタップ

「メールで送信」を選択し、自分のメールアドレス宛に送信します

メールの添付ファイルを開くとトーク履歴を閲覧できますが、スタンプだけの会話ほぼ意味不明……

写真系はカメラロールに保存

カメラ系や画像加工系のアプリはほとんどのものが撮影・加工した写真をカメラロールに保存する機能を備えています。カメラロールに保存されていれば、アプリを消しても画像は消えません。アプリ内のみに保存されているもので必要なものがあれば、事前にシェア機能などで書き出して保存しておきましょう。

画像がカメラロールに保存されていれば大丈夫

ゲーム系はアプリによって異なる

ゲームのスコアやアイテムなどの記録がどのように保存されるかは、アプリによって異なります。後で続きをプレイする可能性がある場合は、データのバックアップ方法をヘルプやユーザーサポートなどで確認しておきましょう。

ちなみに、パズドラの場合は下記の方法で復元ができます。まずは履歴をバックアップする方法から。

設定>iCloud>ストレージとバックアップを開く

「ストレージを管理」を開いて「このiPhone」を選択

バックアップオプションで「パズドラ」がオンになっていれば、充電中・ロック中・Wi-Fi接続中の場合に自動的にバックアップが行われます

2画面戻り、画面一番下の「今すぐバックアップを作成」をタップして手動バックアップもできます

この状態ならパズドラを削除しても大丈夫。Game centerの履歴も削除しておきます

再度ダウンロード~起動すると、利用規約などの画面に続いてバックアップからの復元が始まります。

パスドラを再インストールして起動。利用規約や注意書きなどはそのまま進み、この画面が出たら「はい」をタップ

もう一度「はい」をタップすると、データの復元が始まります