iPhoneには買った時点で最初から入っているアプリがいくつかあります。でも使い方がイマイチ分からなかったり、他のアプリの方が便利そうだったりして、なんとなく使わないままになっていませんか? それではもったいない。せっかくなので、あるものは十分に活用しましょう。

今すぐ録音したい時に

『ボイスメモ』はその名の通り音声をメモできるレコーダーアプリ。アイデアメモや大事な会議などを手軽に録音し、後で確認したり、シェアすることができます。

起動画面から「録音」ボタンですぐに録音開始。右側のボタンからはボイスメモ一覧へ

録音中は「録音」ボタンが「一時停止」ボタンに。ちょっと止めたい時はこちらをタップ

録音終了直後に一覧を開くと、自動的に最後の録音を再生開始。周囲が気になる環境なら「スピーカー」をオフ(画像の状態)にしておくのがおススメ

録音中に他のアプリを起動すると上部に赤いバーが表示される

また、ユーザーガイドでは録音品質を良くするには録音の最大レベルが「-3dB~0dB」が適切と説明されています。-10dB前後の小さい音も拾ってくれますが、屋外など周囲のノイズが多い場合はイヤホンのマイクを接続すると良いでしょう。

純正イヤホンのマイクでも録音可能。外部ステレオマイクがあればステレオ録音にも対応

シェアして活用&バックアップも

ボイスメモの一覧が画面を開くと、タイトルが録音開始時間になっています。ラベルを選択するか、カスタム入力で名前を付けることができます。

右の「>」から「情報」→「ラベル」を選択。初期設定のラベルの他、「カスタム」で入力も可能

録音中の不要な部分を削除したい場合は「トリミング」で編集が可能。ただし、編集後は復元できないので要注意です。

「>」から「情報」→「メモをトリミング」を選択

赤マル部分をスライドさせて開始・終了位置を決め、「ボイスをトリミング」をタップ

ボイスメモを他の人に送りたい場合は「送信」をタップし、メールまたはメッセージの添付ファイルとして送ることができます。ただし、送れる上限は時間にして7~8分程度。それより長い場合は「ボイスをトリミング」と同じ方法で、一部分だけ抜き出して送ることが可能です。ここで編集した内容はオリジナルの録音には反映されません。

メモを選択して「送信」をタップ

長いボイスメモはそのまま送信することができない

送信可能な長さ分だけ送信される。送る部分を選ぶことも可能

長いボイスメモを丸ごとバックアップしたい場合は、PCのiTunesを使います。バックアップされたボイスメモは、PC上に「m4a」の形で保存されます。

iTunesから「iPhone」→「ミュージック」を開き、「ボイスメモを含める」をオンにしておく。同期された時に自動的にボイスメモがバックアップされる

iTunes上ではプレイリスト「ボイスメモ」に保存される

PC上ではiTunesのライブラリに設定されているフォルダに保存される