Apple PencilとSmart Keyboardが届いてようやくフル装備となったiPad Pro

第30回 とうとうやってきたApple PencilとSmart Keyboardで日本語入力

待つこと1カ月、よーやく届きましたよ、iPad ProのためのApple PencilとSmart Keyboard。普通にApple Storeに行けば売ってるというのにホントに1カ月待たされるとは思わなかった。アップルはよく納期を長めに見積もることがあったから、2週間くらいで届くのかと思ってた。ま、これでやっとiPadianのデカiPad(「でかいぱっど」と読む(笑))はiPad Proへと進化できる感じ。

とはいえやっぱりいろいろ使ってみないことにはなんとも言えないのでまずはSmart Keyboardから。これ、よくあるBluetooth接続じゃなくて、側面のコネクタがキーボードカバーのマグネット部分に接することでキーボードが機能するようになるんですな。

キーボードに立てるときの接地面が磁石になっていてとても強力に繋がり、少々のことでは離れない。ああ、なんだかよーやくノートパソコン(違います)。

文字を入力してみると、最初にApple Storeで触ったときよりはしっかりした印象。あ、これ結構使えるかも? キータッチがしっかりというのとはちょっと違うんだけど、ちゃんとキーボードとして使える感じ。

しかーし、問題は自分の文字入力のくせの方だったり。iPadianの環境は最近、ほぼOS X El Capitanに移行を完了して、日本語入力もライブ変換になったのだ。その結果何が起こったかというと、変換キーであるスペースキーを押さなくなってしまった。これがiOSではまだできないので、入力したままひらがなになってしまう。さらに変換候補の選択はtabキーにするくせが付いていて、これももちろんiOSでは使えない。結果、何だかちぐはぐな入力になってしまう。

さらにenterキーが小さかったり、USキーボード配列なのでcaps lockキーがあったりして、これは慣れるのにちょっと時間がかかりそうというか、Macを使ってる限り(自宅のMacはJIS配列のHHKB)このキーボードに慣れそうにない(泣)。これは困った。

仕方ないのでいつかアキバで買ったワイヤレスKeyboardをBluetoothで接続して打ってみた。打鍵感はしっかりしてるけどキーボードの配列がほぼ変わらないのでやっぱりイマイチ。うーん、JISキーボードはないものか……。

そして期待のApple Pencil

そしていよいよiPad Proの真髄? と言ってもいいApple Pencil。接続も充電もLightningポートに差し込むとペアリングの通知が出てペアリング完了。簡単～。Apple Pencilの充電状況は通知センターから確認することができる。

絵は……描けないので(情けない)、とりあえず日本語入力にmazecを使ってみることに。ああ、入力エリアがとても広くてしかもするする書ける～! 変換効率も高く、ちゃんと字が書ける人ならかなり早く書けるんじゃないだろうか。しかもmazecのいいところは漢字がわからなかったらひらがなでかけば変換できるとこと。最近字を忘れつつあるiPadianにとっては嬉しい機能だ。

汚い字癖のある字のiPadianはこの際なので文字を登録しておくことにした。ひらがなだけでも書いて登録しておけば、少しは変換効率が上がるかも? という期待からだ。

気になるのは変換候補が左側にしか出せないこと。iPadianは左利きなので、変換候補が出ていてもいちいち腕を離して確認して選ぶ必要があるのはちょっと面倒。これ、変換候補の表示位置をずらせないだろうか。

そしてもう一つは現時点でパームリジェクションに対応していない点。そのため字を書いていると時々他のキーボードに切り替わってしまう。これはちょっと嫌。その辺のところ対応していただけませんかね、metamojiさん。

でも実際にキーボードが苦手な人にとって、文字を書いて入力できるってのはかなり理想的な環境なんじゃないかと思う。iPad Proくらい入力エリアが広くて、Pencilが使えるならなおさらだ。是非試してみて欲しい。

さーてこれでようやくiPad Proの環境が整ったぞ。年末年始はこれだけ持って帰省だー(予定)。