第20回 それでいいのか新型iPad

10月17日に新しいiPad、iPad Air 2とiPad mini 3が発表された。筆者はもちろんApple TVにかじりついて発表を聞いておりましたとも。Apple TV出ないのねーとか、iMacの5Kってどーすりゃいいんだよとかブツブツいいながら……(このあとiMacのYosemiteアップデートで冥府を彷徨うことになろうとは知るよしもなく……)。

気合いの入ったiPad Air 2に比べてTouch IDくらいしか謳えないiPad mini 3がかわいそうでもう……

さてそのiPad。今回は鉛筆をさらに削らなきゃいけなくなった薄ーいiPad Air 2と、金色が追加されてTouch IDが付いた以外は何も変わってないんじゃねーの?(実際変わってない)と酷評されるiPad mini 3になりましたな。

第一印象としては「うわぁ、やっぱりminiは次の世代ないんじゃね?」ってこと。アップル的には6 Plusに統合したいのかなーとか思ったり。前回はAirと中身は同じで違うのは液晶サイズだけっていうどっちでもいいですよ的なモデル構成だったのに、今回は内蔵チップもカメラもそのままっていう手抜き(酷い)ぶり。まさかここまで冷遇してくるとは。 そしてそれ以上に、miniは3世代全部を販売するっていうのに驚き。そんなに在庫余ってるのかな。まぁゲーム機としてお子ちゃまにあたえるにはmini初代はいいかもしれないけど、最近のゲームはA5でもちゃんと動くんだろうか……。

それに比べてiPad Air 2。薄い(1.4mm削った)、軽い(30g以上減量)、早い(A8XでM8モーションコプロセッサ)。カメラも8MピクセルになってiPhoneと同じレベル。バーストモードもスローモーションも使える。ここまで差別化されるとminiはかわいそうです。

え、筆者はもう注文しましたよ。

オンラインストアでサクッと発注。発売日に届くかなー

iPad Air 2 スペースグレイ、Wi-Fiの64GBモデルをサクッとオンラインストアから発注。選択理由は現行iPad Airがどう使われたかという実績によるもの。うちではiPad Airはほぼ外に持ち出されることなく、自宅内でのコンテンツ消費ツールとして使われた。例えばHuluの動画を見るとかiTunesに登録してあるコンテンツを見るとか、電子書籍もiPad Air。あとお風呂に入ってネットをぐるぐるするときなんかにも活用。でも使った場所の80%はたぶん自宅。まぁiPad miniも持ってるからこのへんは当然そうなるわけで。

てことはネット環境はWi-Fiでいいし、容量も本体に溜め込んでおくこともないし、そもそもデータが溢れそうになったら消してまた入れればいいってことで64GB。スペースグレイにしたのは額縁が白より黒の方が映像関係は見やすいっていう点で。

iPad miniはTouch IDだけの進化じゃ買えないし、セルラーモデルで2年縛りなので見送り。まぁこれでは他のユーザーも買い換える必要性を感じないんじゃないかなぁ。おそらくiPadはWi-Fiモデルの方がよく売れてて、しかもiOS 8からインターネット共有が便利になったことでなおさらセルラーモデルを買う必要がなくなる。アップルとしては回線が必須な6 Plusにした方が売りやすいし売れやすいんでしょうなと。在庫が有る限りラインナップには残るだろうけど、やっぱり来年はiPad miniのアップデートはないのかも……。個人的には6 PlusよりもiPad miniの方が好きなんだけど。

ちなみに今うちにあるiPad Airはこのあと綺麗に掃除されて初期化されて、親友のところに嫁ぐ予定。大事にしてもらいなよー(違)。

てことでiPad Air 2のファースト・インプレッション記事は来週あたりに。