第13回 さてiPadはどれを買った?

新しいiPad、AirとiPad mini Retinaディスプレイモデルが発表されてから1カ月。それぞれ発売もされ、最近ではようやくminiの流通量も増えてきて購入可能なものになってきているようだ。さて、iPadianと名乗る筆者の新型導入はどうなったかと言えば……。

両方買っちゃったー!(マテ

いやまぁ、いろいろと悩んだんだけどね。まずAir。新しいものにはできるだけ触れておきたいし、ガラスを割ってしまった「新しかったiPad」は昔のiPadみたいに指紋が付きやすくなった。何より各所でレビューを書くのに必要ということもあって、結局Air発売当日の始発で銀座に行き、並んで購入。

スマートカバーは(PRODUCT)RED。TPUは背面保護と衝撃吸収に役立つ

落として割った教訓(涙)を胸に刻んで、購入翌日には純正のスマートカバーとTPU素材のカバーを購入。でも持ち出したのは最初の数日だけで、あとは自宅で利用。使ってたiPadのデータをそのまま移行して、同じように自宅でゲーム機、レシピ検索、『Hulu』端末、お風呂でのんびり『Tumblr』端末として使用中。これができるのがiOS端末の最大の魅力。器が変わるだけ(まぁ処理能力は大きく伸びてるんだけど)で中身は何も変わらない、手間もない。ホントに楽ちんです。

ネットで予約できるmini

そしてmini。アップルストアのリテールサイトでiPad miniの予約販売をしているのを知らず、発売当日に並ぼうとして撃沈(泣)。買おうと思ってたiPadを発売日に手に入れられなかったのはこれが始めて。でもこのサイト、実は毎朝6時に予約を再開するようで、その時間に行けば希望のものが手に入る可能性がある。てことで発売2日目の早朝6時に再挑戦して、希望の64GBは手に入らなかったものの、32GBのスペースグレイ、セルラー版を予約して、2日目に入手することに成功。

iPad miniはサイトから予約が可能だ

Retinaになったminiはやはりとても綺麗。Retinaかそうでないかの差は、実は暗がりで画面を見たときに文字のシャギーな感じとかが如実にわかる。シャギー感がなくなると文字が綺麗になって何をするにも美しく、読みやすい。自炊したPDFの書籍なんかは特に楽。やっぱり読書端末として優れてるなと思う。

iPad miniの主な用途は電子書籍端末とモバイル情報端末。アップルの地図も最近は充実しつつある

ちなみに今回、miniをセルラー版にした理由は、他に持ってたWi-FiルータとAndroid端末の回線を解約したから。LTE接続で10時間使えるminiは、インターネット共有も利用できる。つまり10時間使えるルータ。これは便利だ。さらにAndroidは勉強用と海外で使うルータとして購入したものだが、巷で言われてるようにiPadは海外ではSIMフリー端末として利用できる(はず、これまでは世界共通モデルとして提供されていたので)。海外の空港でSIMカードを購入すれば、iPadは格安で使い放題の情報端末になるわけだ。テザリングもできるはずなのでiPhoneも活用できる。つまりこれまで2台が別々に担っていた役割をminiだけでこなすようにすれば、回線料も同じくらいで維持できるんじゃないかというわけ。

iPadも当然インターネット共有が使える。Wi-Fiルータとして活用したい人にはイチオシだ

購入にあたっての資金は、それまで持っていたiPadとminiはそれぞれ知人に引き取ってもらってある程度回収。miniはセルラー契約で、しかもソフトバンクの「ゼロから定額」にした。これなら外出先で使わない月はかなり安く維持できる。「タブレットセット割」は確かに安いよーに見えるけど、2014年6月以降はデータ容量が7GBから2GBと激減する。通信速度落とされるのはちょっとねぇ……。

まーそんなわけで一新されたiPad環境。筆者のところでは用途がまったく違う2つの端末は違う使われ方をしているので、やっぱり両方あって良かったーって感じ。これからもしっかり活用していこう。