第2回 iPad miniを活用するために持ち歩きたいあれこれ

前回書いたように、私の場合iPad miniはほぼ持ち出し専用端末として活用していて、外で快適に使うために必要なアイテムをいくつか買い揃えている。今回はそれを紹介してみよう。

普段使いの基本装備はシンプルにノングレア液晶シートとTPUの背面カバー。光が映り込んでもテカりにくいことと、無造作に鞄に入れても傷が付きにくいことがポイントだ

まず最初に買ったのはiPad mini用のノングレア(無光沢)液晶シート。iPad miniを買ってすぐに、Kindleアプリで電子書籍を買って読み始めたんだけど、そのとき凄く気になったのが映り込み。電車や地下鉄での移動中、外から入る光が画面に映り込んでとても読みにくくなってしまったのだ。そこで選んだのがノングレアの液晶シート。これなら画面への映り込みは大きく軽減され、文字やマンガも読みやすい。ちなみに自宅で使うことが主なiPadには液晶保護シートは貼っていない。iPadはRetinaディスプレイの綺麗な画面をそのまま使いたかったし、環境光が入り込むことが少ない自宅での使用なら映り込みは調整できるからだ。

もうひとつ普段着けているのは、TPUタイプの背面カバー。電車で使っていると目的地に着いたときに慌てて降りたりするけど、そのときいちいちケースにしまってから鞄に入れたりするのはとても面倒なのだ。iPad miniは鞄からさっと取り出して使い、しまうときも傷などを気にせずそのまま中にしまいたい。かといって革製の全体を覆うカバーなどを着けてしまうとかさばるし重くなって、手軽なサイズがウリのiPad miniが台無しだ。そこで素材が柔らかめなTPUカバーにすると厚みや重さがあまり変わることなく、背面がすれるようなこともなくさっと投げ込める。TPU素材はシリコンと違ってホコリも付きにくいし、滑り止めにもなるので使っていて落としにくい。また四辺は少し厚みのあるクッションになるので衝撃を吸収できるのもポイント。ノングレアシートとTPUカバー、これが私のiPad miniの基本装備だ。iPad mini全面を覆えるのでかなり気軽に出し入れできるというわけだ。

執筆環境にキーボードとカードリーダー

きっちり蓋になるタイプのキーボード付きカバー。背面は金属製でiPad mini(黒)との相性がいい。蓋が少し外しづらいのが難点

キーボードの上部分に溝があり、ここにiPad miniを差し込んで、立てて使えるようになる。接続はBluetooth。プロファイルは3.0でバッテリーが長持ちするタイプ。キーボードを繋ぐと画面にキーボードが表示されないので広く使うことができるのは大きなポイント

普段使いの装備がTPUカバーなら、原稿やブログを更新するときの装備はこのキーボードタイプのカバー。これはiPad miniのTPUカバーを外してきっちり蓋をするようにハメることができ、キーボード一体型のタブレットPCのように持ち歩ける。蓋から外して溝に差し込み、スイッチを入れるとキーボードが使えるようになる。iPad miniとの接続はBluetoothで、ペアリングさえしておけばいつでも接続が可能だ。キータッチは少し慣れが必要だが、Bluetoothキーボードを使うとタブレットの画面にキーボードが表示されないので、広い画面で操作ができるようになるのがとても便利。長い文章を書くときなどはやはりキーボードを使いたいところだ。

3rdパーティ製のLightningタイプのカメラコネクションキット。SDカードとUSBが両方使えてしかも本体に直接接続できるので邪魔にならなくていい。デジカメの画像もここから取り込むことができる

さらに取材先でデジカメで撮影した写真を取り込むために使っているのがLightningタイプのSD/Micro SDカード/USBリーダ。アキバで3rdパーティ品を購入した。純正品と違ってマルチタイプなのでこれひとつで済むのがいいところだ。これを使えばiPhoneやデジカメで撮影した画像をその場でiPad miniに取り込んで加工することができるので、ブログなどで使う画像も加工可能になる。

iPad miniはとにかくミニマムに、サクサク使いたい。だからこそTPOに応じた装備を用意したいところだ。こんな風に普段使いと仕事用カバーや周辺機器を使い分けてみるとかなり便利になるはずだ。