手書きをさらっとこなすための練習

PCやスマートデバイスが仕事でもプライベートでも活躍してくれるようになったおかげで、めっきり手書きで文字を書く機会がなくなったという人も多いだろう。しかし、どれだけ文字を書かない人でも、どうしても手書きしなければならない機会というのはある。

自分用のメモですらデジタル化していても、避けられないのは慶弔時に必要なのし袋の表書きや、芳名帳といったものだ。人に見られることがわかっている場でもあり、できれば格好つけたいシーンだろう。それ以外にも、仕事上署名や簡単な添え書きをしなければならなくなることも多い。そんな時、慌てずさらりとこなせるように、日頃から文字の練習をしておくのはどうだろうか。

手軽に練習できて上達度もはかりやすい美文字獲得アプリが「美文字判定 書いて添削」だ。iPhone版とiPad版があるが、今回はiPad版の画面で紹介しよう。

美文字判定 書いて添削

ひらがな、カタカナからの基本練習

アプリ起動画面下部には「プレイヤー1」と「プレイヤー2」というボタンがある。1つのアプリで2人までが練習できるつくりだから、どちらかを選んでスタートしよう。次の画面では練習できる文字の一覧が表示される。

1つのアプリで2人まで練習できる

最初にやっておきたいのは、ひらがな、カタカナの練習だ。四角い枠を意識すればそこそこの形になりやすい漢字よりも、曲線の多いひらがなの方が上手に書けないという人も多いだろう。どれでも好きな文字から始めることができるから、どれか1文字を選んでタップしよう。

一覧から練習したい文字を選択

ひらいた画面では白紙が表示され、上手に書くべき文字が小さく表示されている。これをお手本に、十字の点線が引かれた白紙部分に大きく文字を書く。左上にあるのは、文字を書くための時間だ。文字によってかけられる時間は変わるようだが、丁寧に書いても余る程度の時間は用意されているから落ち着いて書くとよい。

文字が書き上がると、即座に評価される。「残念」、「並」、「美」という評価があるが、必ずしも字がうまいかどうかではなく、お手本にどれだけ似ているか、ポイントをおさえているかで判断されるようだ。評価後には点数とともに、理想となる文字や気をつけるポイント、書き順などが表示されるからよく確認しよう。書き直したい時には、左下にある「新規」で新しい紙が表示される。次の文字へ行きたい時には、用紙左右の矢印をタップだ。

白紙の上にある文字をお手本に字を書こう

書き上がると評価スタンプが表示される

お手本との重ね表示や細かいポイントをチェックして上達を目指そう

漢字は基本的なものを少しだけ

文字一覧の下部には「基本となる漢字」が並んでいる。文字数は少ないが、各種偏や冠などを人お降り練習できるような文字が選ばれているから、他の文字にも応用が利きやすい。

漢字は基本になるものが少しだけ用意されている

練習方法はひらがなと同じだが、書き順のミスで「残念」判定になりやすいから気をつけよう。書き順が間違っていると書いている途中でも「枠内中央に正しく書きましょう」という警告が表示されるが、評価時にも書き順に気をつけるべきであることが伝えられる。

書き順を守っていないと警告が表示され評価も低くなる

チェックポイントや書き順をよく確認しよう

上達度がわかる点数メーター

練習が進むと、文字一覧に評価のスタンプが押される。最初の目標はひととおり評価を受けること、次が全文字に「美」スタンプが押されることだろう。

1つの文字を繰り返し練習すると、下部に評価や点数の履歴が表示される。少しずつでも上達している様子などを確認しながら、根気よく練習を続けてほしい。

練習した文字には一覧でスタンプが押される

繰り返し練習すると上達具合が自分でわかる

また、タイトル画面のプレイヤー選択部分には「初回合計点」と「最高合計点」がメーター表示されている。これは練習した文字すべての最初の1度目の評価合計と、繰り返し練習した結果の最高点の合計を比較できる機能で、練習によってどれだけトータルで上達したのかがわかる部分だ。最高合計点の方がずっとよい状態になることを目指して練習しよう。

タイトル画面に最初の練習時と最高点のメーターが表示される

また、タイトル画面上部には関連アプリ一覧が掲載されている。右上の「>>」をタップすると、より詳しい解説ページが確認可能だ。漢字の書き順や読み方、四字熟語など文字に関連する学習を深めたい時にはここからアプリを探してみるのもおもしろい。

関連アプリも文字に関するものばかりだ

利用料金:無料

制作者:Gloding Inc.

美文字判定 書いて添削