【コラム】

ストリートインタビュー

43 ケータイ5台を常時持ち歩くYahoo!モバイル・プロデューサー

    山田久美  [2001/04/19]
    ID:043
    ニックネーム:benben
    年齢:26歳
    職業:プロデューサー
    遭遇場所:表参道

    携帯電話:ドコモ「P209iS」&「N821i」&「F503i」& au「C401SA」

    1カ月の携帯電話使用料金:20,000円

    今回は、Yahoo! JAPANYahoo!モバイルの担当プロデューサーをしているbenbenさんです。これまで登場してくださった皆さんには、ユーザーという立場から、携帯電話の利用法などを紹介してもらいましたが、今回は初めて、携帯電話のサービスを提供する側ということで、興味深い話を聞かせてもらいました! 表参道にあるYahoo! JAPAN本社の会議室からお届けします。

    まず、benbenさんのお仕事内容について教えて下さい。「PC用に提供しているYahoo! JAPANのサービスを、インターネット対応携帯電話でも提供していこうという、『Yahoo!モバイル』のコンテンツをプロデュースしています。対応キャリアは、現在、iモードとJ-SKYで、サービス内容は、検索をはじめ、オークションや占い、ファイナンスなど全部で12カテゴリです」

    では早速ですが、benbenさんが使っている携帯電話を見せて下さい。「NTTドコモ『P209iS』、『N821i』、『F503i』、au『C401SA』の4台と、ノートPC用の『MC-P110/TD』1台の合計5台です」

    Yahoo!モバイルのプロデューサーのbenbenさん

    前回にも増してすごい数ですね。「自分の所有物は『P209iS』と『MC-P110/TD』の2台だけで、それ以外の3台は、会社から仕事用に支給されたものです。『P209iS』は、これが出た直後の昨年の秋に買ったので、自分の中ではかなり長く使っているほうです」

    昨年の秋って、まだ1年も経っていないじゃないですかぁ。山田なんて、清水の舞台から飛び降りるような気持ちで、最近やっと、『SO503i』に機種変更したばかりだというのに……。「いや、ケータイはバンバン換えています。新しい機種が出るとすぐに買って使ってみて、"あー、こういう技術が出たのか"といったことを、チェックしているんです。ですから、会社で支給されるのもいいんですが、それだと、結局、仕事という範囲内でしか使わないじゃないですか。でも、Yahoo!モバイルで提供するサービスというのは、ユーザーが生活の中でいかに便利に楽しく使ってもらえるかを目指したものであり、それを開発していくのが我々の仕事なわけです。ですから、新しい技術や機能は、プライベートで使っているもので日常的に試した方が、絶対にいいんですよ。なので、絶えず機種変更しているというわけなんです」

    なるほど。プロの魂を感じますね。では、benbenさんが『P209iS』を気に入っているのは何故ですか? 「僕は、折りたたみ式が好きなんですよ。例えば仕事中、PCを操作しながら通話するといったことがよくあるんですが、その場合、ケータイは、首の間に挟んで使用するので、角度が変えられ、ある程度長さもある折りたたみ式が便利なわけです。中でもこの機種は、折りたたみ式にしては大きさもコンパクトで、首にほどよくフィットします」

    「P209iS」はプライベート用
    折りたたみ式がbenbenさんの基本

    携帯電話歴はどれくらいですか? あと、今まで何種類ぐらいの携帯電話を使ってこられましたか? 「ケータイ歴は5~6年です。ケータイ向けのコンテンツの開発に関わる仕事を始めて4年。使った機種はとても数え切れません」

    携帯電話の使い勝手って、機種によってかなり違うものなんですか? 「かなり違いますね。ケータイの用途って主に3つですよね。まず、メモリーダイヤルの呼び出し、次にメールの読み書き、最後にWebの閲覧。これらの操作に関して、いかに効率良く最短でおこなうことができるかというのが、僕にとって重要なポイントになります。iモードが出たての頃は、メール用のショートカットボタンなんて無かったんですよ。ところが最近は、そういった機能が、たくさん搭載され始めています。でもメーカーによってまちまちで、ここが最も差の出る部分なんです」

    さて、残りの携帯電話に関しても使い勝手等を教えて下さい。「『N821i』ですが、会社関係の電話は、ほぼ全てここにかかってきます。ドッチーモなのは、仕事で外出することも多いので、地下でも地上でもいつでも連絡が取れるようにという理由から。『F503i』はiアプリを使うため。『C401SA』はEZwebを見るために携帯しているものなので、この2機種に電話がかかってくるということはありません」

    地下でも地上でもつながるようにと会社から支給された「N821i」はドッチーモ
    こちらも折りたたみ式


    iアプリ対応の「F503i」も会社からの支給

    『F503i』はいかがですか? 「まだまだこれからですね。今のところ、ゲームくらいしか用途がありません。今後は、銀行口座の管理とか、スケジュールの管理とか、色々なことに活用されていくはずです。僕はもともとYahoo! JAPANと合併する前は、ピー・アイ・エムという会社で、ケータイ向けのスケジューラーを開発していたんです。ところが、ユーザー個々のスケジューラーは、サーバーで管理されているわけです。そうすると、地下鉄など電波の届かないところでは、自分のスケジュールが見られないといった不自由さを避けられなかったのです。でも、Java対応なら、ケータイ内でスケジュール管理ができるようになります。今後は、そういったアプリケーションの開発も手掛けていきたいと思っています」

    iモードとauのEZwebで、特徴の違いってどこですか? 「大別すると、iモードは主にユーティリティ・サービスの提供をおこなっていて、auはコミュニケーション・サービスに重点を置いているといった感じでしょうか。iモードの場合、電車の経路検索やニュースなど、生活や仕事をしていく上で便利なサービスの提供がメインです。一方auは、学割キャンペーンをやっていることからもわかるように、学生や若者を中心に、ユーザー層を広げようとしているわけです。若者というのは、社会人ほど生活に効率化を求めていません。ケータイを使うことによって、生活が便利になることよりも、新しい趣味が見つかったとか、気の合う仲間に出会えたとか、どちらかというと、楽しいコミュニケーションのほうに興味があるわけです。auでも、そういったことを意識したサービス展開を重点的におこなっていますよね」

    au「C401SA」はサンヨー製
    これも会社からの支給です

    なるほど。ところでbenbenさんご自身は、プライベートで携帯電話をどういうことに使っていらっしゃいますか? 「Yahoo!モバイルの"ファイナンス"で、自分が所有している銘柄の株価を見たり、最近サービスを開始した"プロ野球"で、プロ野球速報を見たり……。あと、映画が好きなので、映画のロードショー情報や、映画を好き勝手に評価しているサイトを見て、観にいく映画を決めたり……」

    着メロは? 「ゲームミュージックがほとんどで、かかってくる人によって曲の設定を変えています。例えば、恐いおじさんなら、ドラクエIIの最後の曲(笑)。友達や家族なら、楽しげなスーパーマリオの海の場面の曲。メールなら、ドラクエのレベルアップの音。ですので、ケータイが鳴った時点で誰からかかってきたかがすぐにわかります。恐いおじさんの曲とかが鳴ると、ケータイを投げ捨てたりします(笑)」

    最後にPCですが、これもいつもモバイルしているんですか? 「はい。IBMのThinkPad 570です。商談の際、相手先で議事録を書いたり、画面を見せながらプレゼンしたり、全部この1台でやっています。会社のデスクトップはサブで、こちらがメインになります。家にも毎日持ち帰ります。薄いのでモバイルが楽なのと、トラックポイントが好きなので、愛用しています。トラックポイントは、タッチパネルと違って、ホームポジションを崩すことなく操作できるので、便利なんですよ」

    IBMの「ThinkPad 570」はbenbenさんの私物だけど、会社のデスクトップよりも活躍。トラックポイントがポイント(?)
    「MC-P110/TD」は携帯電話より、通信料金が安い、PCに装着しやすい、スピードが早いと、3拍子揃っているので2年前から愛用

    また、benbenさんいわく、同じネット接続可能なモバイル端末として捉えた場合、PCと携帯電話では、今後、生活への密着度合いという面で、大きな差が出てくるだろうとのこと。携帯電話が、財布代わり、家電製品のリモコン代わりとしてごく当たり前に使われる日もそう遠くないわけですもんね~。

    貴重なお話しをたくさん、どうもありがとうございました! なお、Yahoo!モバイルに関しては、5月8日発売予定の「INTERNET ST@RT! 6月号」の"超ヤフー"というページでも詳しく紹介していますので、併せて見てもらえると嬉しいです! では、また次回です。

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