【コラム】

ストリートインタビュー

1 ブルーのカラコンが似合うサイバー風パン職人

山田久美  [2000/05/25]
ID:001
ニックネーム:Shun
年齢:19歳
職業:パン職人
住所:千葉市
遭遇場所:表参道
携帯電話:NTTドコモ「P208」

はじめまして! 今週から始まった山田久美の「デジタブル ストリートインタビュー」略して「デジタビュー(ウソ)」のコーナーです。街で見かけたちょっとかっこいい人に声をかけて、現在身につけているデジタル系の持ち物を見せてもらい、自分のファッションアイテムに、それらをどう取り入れているか、どんなクールな使い方をしているのかチェックしよう! というのが、ここでのメインテーマです。グッズに限らず、ファッションそのものがデジタブルな(?)人なども今後どんどん紹介していく予定です。

まずは初回ということで、街で色々と声をかけてみたのですが、デジタルモノを自分なりにアレンジして、ファッションにうまく取り入れている人というのは、まだまだ少ないようですね。というわけで今回は、雰囲気にどことなくサイバー感の漂う、おしゃれな男の子を原宿で直撃しました。

さて、表参道に場所を構えて約1時間半。そこで私の目を引いたのが、今回登場のShun君です。誰もが振り返るといったド派手さはないものの、だからこそ逆に、Tシャツ、靴、パンツの微妙な丈など、さりげないセンスの良さがキラリと光っていて、「おぬし、タダモノではないな」とつい声をかけてしまったのであります。

 

「おぬし、タダモノではないな」と思わせる鋭い眼光。カラーコンタクトを愛用している
超シンプル仕様! ドコモのP208

最初にビックリしたのが彼の職業。アパレル系かなとか、勝手に思い込んでいた私の、意表を突く答えが、なんとパン屋さん。でもこれってアルバイトか何かでしょ? と思いきや、れっきとしたパン職人の卵なのでした。実家が千葉市でベーカリーを営んでいるそうで、そのお店のあとつぎというわけ。でも、決して親の要望ではなく、あくまで自主的な選択。ドイツの(!)高校を卒業後、山野美容学校に通い、一時、美容師を目指していたそうなのだけど、自分の持っていたイメージとのギャップや、腱鞘炎(けんしょうえん)に悩まされ、断念。その後、小さい頃から慣れ親しんできたパン作りの面白さを再発見し、自分の道をここに決めたということです。なので、パン作り歴は5年と、年齢の割に結構長いのでありました。彼には2歳年上のお兄さんがひとりいて、現在、イギリス在住、職業はDJとのこと。お兄さんにもちょっと、いやかなり会ってみたいっす。

パン作りの最大の魅力はというと、“とてもデリケートなところ”なのだそうだ。パン生地というのは生き物なので、材料の分量や発酵時間、焼くタイミングによって焼き上がりやおいしさが、全く変わってくるのこと。夢は、おいしいフランスパンが焼けるようになることだそうです。そんな、パン作りの奥深さに早くも開眼してしまっている、職人気質全開バリバリの彼。今1番興味のあることは? の質問にも、「パン作り」ときっぱり答えてしまうあたり、1本、筋のビシッと通った好青年といった印象を受けました。

 

月に4~5回は訪れる、原宿にあるセレクトショップ「DUPE」

じゃあ、パン以外には? の質問に、ソッコー返ってきた答えが「洋服」。だよね、おしゃれさんだもんねえ。というわけで、身につけているブランドや、よく行くショップを教えてもらいました。

まず、都内近郊でよく行くのは、原宿にあるセレクトショップ「DUPE(デュープ)」と青山「SPACE(スペース)」、そして新宿の「BEAMS(ビームス)」。この日もちょうどDUPEに行ってきた帰りだそうで、今、履いているパンツと靴も、以前そこでゲット。ちなみに値段は、パンツが22,000円、靴が「Collection Holiday」というブランドのもので36,000円。もしかして、実家ってとっても裕福!? 聞くと、お給料のほとんどは洋服につぎ込んでいるとのこと。高1から愛用しているというブルーのカラーコンタクトも、今日のファッションにピッタリ。髪の毛は、自分でカット&カラーリングしているそうです。

 

愛用の「OSPREY」。赤と黒のコンビが特に気に入っているところ

現在身につけているものの中で、1番のお気に入りは「OSPREY(オスプレー)」のバッグ。これは、米国のアウトドア用品のブランドで、過酷な登山に耐えられるよう、赤い部分に堅い板が入っていて、とってもハードなつくり。開閉はファスナーだけど、その上からフックがかけられるので、満員電車の中などで財布をすられる心配が全くないそうです。新宿のBEAMSで購入。

あと、洋服以外で最近はまっているものが「ガンダム」。モビルスーツのかっこ良さと、ストーリーの深さに魅了され、ビデオは一気に70本近くをすべて制覇。プラモデルは、作り始めて約2カ月半ですでに6体を完成させたという懲りよう。色を塗ったりといった細かい作業が楽しく、出来上がりを自分で早く見たいため、ついつい時間を忘れて没頭してしまうとのことでした。

さて、携帯電話を見せてもらいました。機種はドコモのP208。iモードは現在検討中とのこと。ちょっと、アンデジタブル(泣)。でも、さすが、余分な装飾を好まない彼だけ あって、至ってシンプルユース。なんだか、プリクラやキャラモノのストラップが一切ついていない携帯電話っていうのも、逆にすごく新鮮。こんなところにも彼のこだわりが窺えました。

あと、パソコンは、今はまだ全然やっていないとのこと。でも、家には父親使用のデスクトップがあってインターネットへも接続可能。近々、アジア各地を旅行してまわりたいということで、そのため、パソコンを使っての英会話レッスンを計画中だそうです。ネット上には、本サイトをはじめ、英会話に関するさまざまな情報やサービスが満載なので、是非活用して、アジア旅行を満喫してね。 というわけで、今回は以上です。

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