階段が光を届ける家

新築やリノベーション……家づくりに挑戦した人はどんな家に住んでいるのだろうか。こだわりの家を覗いてみよう。今回紹介するのは、東京都の「うつろ」。

information

・物件名: うつろ
・場所: 東京都
・世帯構成: 夫婦2人・子供1人
・建築合計費: 1,909万円
・坪数: 28.3坪(93.46平方メートル)
・設計者から: 「ご夫婦で一緒に食事を作れるダイニングと落ち着きのあるリビングがほしいとの要望があり、ダイニングとリビングにこだわりを持たせました」

ポイント1: 開放的なダイニング

道路側に窓を取っていないため、道路と反対の南側にできるだけ大きな窓を作りダイニングを配置。窓際にはダイニングを配置し、開放的な空間に仕上げている。

また、南側には家が建っているため、プライベート性を保つために壁で囲んだテラスをつくっている点も特徴的。テラスの壁面は黒板になっており、子供が絵を描いて遊ぶほか、大学の先生でもある家主が黒板で講義を行うこともある。

ポイント2: 光を通す階段

南側に家が建っていることもあり、リビングは南側ではなく1階奥に設置し、スキップフロアにした。その分、階段ホールを吹き抜けにし南側全面を大きな窓に。窓からの光が階段と中央の列柱の間を通してリビングまで届くよう、階段のデザインが工夫されている。

著者プロフィール: フリーダムアーキテクツデザイン

1995年4月設立。土地探しや資金計画から、デザイン提案・設計、現場監理、 引渡し後の無料点検までをワンストップで行っており、完全独立系の建築設計事務所では注文住宅受注数はトップクラス。関東・関西・中部・九州の各地に15拠点を構え、年間約370棟の注文住宅を手がけている。
2016年、中古マンションのフルリノベーションを手がける「REDESIGN」も本格始動。蓄積されたフリーダムのノウハウを活かし、お客様の多様なニーズに応える"お客様本位の家づくり"を提案し続けている。