【連載】

Google世代の整理術「デジタル情報整理ハックス」

13 ネットで気になる情報。とりあえずどうする?

    佐々木正悟  [2008/08/11]

    よくある問題 気になる情報があちらこちらにたまっている

    必ずしも仕事で役立つというわけでもなく、絶対に必要というわけでもないけれど、とりあえず気になる、あとで役に立ちそう、という情報がインターネットではよく見つかります。

    こうした情報をどうしていますか?

    私はもちろんはじめは、「お気に入り」を使っていました。これはすぐ破綻しました。それから自分のホームページを作るようになると、「リンク集」なるものに一生懸命コレクションしていきました。これもそのうち役に立たなくなりました。

    それからは試行錯誤で、紙copiに溜めてみたり、RSSリーダーで分類してみたり、はてなブックマークもdel.icio.usももちろん使い、[あとで読む]も活用してみて、結果、膨大な「気になる情報」があちらこちらのツールで分散されてしまっています。

    うまくいきそうなツールが現れると、ついついそれを試したくなる自分の性格にも問題はあるのですが、やはりネットは情報が多すぎ、かつ収集が容易でありすぎるのです。新聞や雑誌のスクラップとなれば、決してこうはいかないはずです。

    この連載の最初の方で述べたとおり、基本的にこの問題は、いちいち検索をかけるというやり方で、解決したことにしました。今では検索の仕方の本をよく読みます。そうした情報が得られるエントリも参考にさせていただいています。しかしそれでも、「とりあえず取っておきたい」エントリなどは発生します。そういうときにはどうするか?

    ライフハック とりあえずdiigo

    最近採用している解決策がこれです。とりあえずdiigoを使って、仲間内で「気になるサイト」を共有してしまうのです。

    そんなことならdiigoを使わなくてもできる、と言われれば確かにそうですが、diigoはその目的で使うのに大変向いています。それは、ブックマークしたサイトの中身を確認しやすいので、他人がチェックしたページにしては、確認しようという気になりやすいのです。

    diigoでは、ブックマークしたページをPreviewボタンをクリックするだけで確認できる

    しかも、気になったページのどこが気になったのか、ハイライト表示する機能もついていて、共有された側はその部分だけがチェックできるため、まずどこを見ればいいのかが明確です。ハイライト部分についてのコメントも付けられるため、「話題にする」ことも難しくありません。

    diigoでハイライトした箇所。右クリックからハイライトできる

    diigoでハイライトした箇所は、diigoのブックマークで抜き書きされる。この状態をグループで共有もできる

    考えてみると私たちは、新聞をスクラップしたり、テレビを録画することの他に、よくこの「情報を共有する」という行為をネット以外のメディアについてやっています。「ねえねえ昨日のドラマ見た?」というあれです。

    情報についての感想を交換することで、記憶への定着度は確かに増します。この方法は、一人黙々と大量にスクラップを集めるよりも、ある意味では効率的だし、楽しいからです。

    まとめ

    この方法は、一見するとまどろっこしく見えるかもしれません。diigoを最終的な情報のスクラップ先にするならともかく、そうでない人の場合には、ここへ「とりあえず」あげたものを、またどこかへ格納するという作業が残るからです。

    しかし、私は実際にそうしていますが、その方がいいと思います。「とりあえず取っておく先」と、「最終的に保存する先」が同じであると、結果的にはどうでも良さそうな大量の情報が、「最終格納庫」に保存されることになってしまって、「最終格納庫」の価値がゼロ近くになってしまうのです。

    「とりあえず取っておいた情報」を人と共有することにより、ある情報は意見交換が発生しますし、意見の交換が発生しなかった情報は、あえて救い上げない限り、ピックアップされず、自然と捨て去られることになります。

    このようにして、情報を一定の価値観にもとづいて、取捨選択できるのです。その結果生き残ったものだけを、EVERNOTEなりに残すようにした方が、「最終格納庫」の情報価値を高く保つことができ、タグなどによる分類もやりやすくなります。

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