【連載】

ちょっと便利なGoogle活用術

30 いざという時の備え! Googleの安否確認アプリ「あんしん連絡先」を使おう

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いざという時に家族の居場所がわかるアプリ

自然災害や大きな事故があった時、うまく家族や友人と連絡がつかず心配になることがある。大きな災害時は災害用伝言板サービスなどが稼働するが、そこまで大きな災害ではない時にはどうしたらよいのだろうか。

悪天候での立ち往生や小規模な水害などの避難が必要ではあるが、世間的に大騒ぎになるほどではないといった「困る時」は意外と身近にあるものだ。

そんな時のために準備しておきたいのが、Googleのアプリ「あんしん連絡先」。あらかじめ登録したユーザー同士で位置情報を通知できるもので、利用料金は無料だ。Android用iOS用のアプリが用意されており、Googleアカウントを持っている同士ならば手軽に利用できる。

「あんしん連絡先」

共有相手を慎重に選んで登録しよう

アプリをインストールした後、初回起動時にいくつかの設定を行うことになる。複数のGoogleアカウントを持っている場合はどのアカウントを利用するかを指定し、表示された画面で「ONにする」をタップしよう。その後に、自分の携帯電話にSMSを送るための電話番号を入力し、送られてきた認証コードを入力すれば利用できるようになる。

アカウントを確認して「ONにする」をタップ

電話番号を入力してSMSで認証コードを取得しよう

まず、電話帳にある相手先の中から緊急時に位置情報を共有したい相手を指定しよう。複数のユーザーを指定できるから、家族全員と実家、必要ならば職場の仲間などを指定する。ただし、基本的にはいつ位置情報を知られてもよい相手だけを選択すべきだ。

ここで登録した共有相手には、自分で位置情報を送信するだけでなく、相手からリクエストを受けての位置情報配信も行える。リクエストを受けた時には拒否することも可能だが、それはリクエスト時にしっかり気づいて手動で拒否した場合のみだ。気づかなかった場合は自動で位置情報が配信されてしまう。誰とでも気軽に交換してしまうと、自宅が留守であることなどがすぐにバレてしまうから、相手は慎重に選ぼう。

電話帳から位置情報を共有する相手を選択

位置情報の配信&リクエストは超簡単

位置情報の共有先として登録した相手には、誰が連絡先として登録したのかを通知するメールが届く。このメールを受け取った人はアプリをインストールしていなくても、メールのリンクからWebブラウザを利用して簡単に相手の位置情報を取得できる。メールにある「位置情報をリクエスト」をタップして、しばらくするとGoogleマップによる位置情報が表示される。

連絡先として指定されると通知メールが届く

メールのリンクから簡単に位置情報をリクエスト可能だ

相手先の現在地が地図で表示される

一方、位置情報をリクエストされた側には、リクエストを受けている旨がポップアップ表示される。ここで「リクエストを拒否」を選択すれば、位置情報は送信されない。「現在地を共有」をタップした場合は即座に、何も反応しなかった場合は5分後に位置情報が先方に送信される仕組みだ。

位置情報の配信中はアプリに共有中であることが大きく表示される。ここで「停止」を選ばない限り、24時間リクエストは有効だ。ステータスバーにもアイコンは表示されるが、不注意な使い方をしていると移動経路をずっとたどられてしまうことになるから注意しよう。

拒否しなかった場合の自動送信時間は設定で変更可能で、オフラインや電池切れの場合は最後にスマートフォンを利用した位置情報などが配信される。特定の相手からリクエストがあった場合に、いちいち拒否か応答かを選択せず自動応答させることもできる。老人や子供などの居場所確認に利用したい場合は、この設定を使うとよさそうだ。

リクエストを受けた時に拒否もできるが、放っておくと自動的に送信が開始される

位置情報共有中の表示で「停止」を選ぶまで24時間リクエストは有効となる

特定の相手からのリクエストを自動共有にすることも可能だ

緊急時は一斉配信&メッセージを活用

自分から誰かに位置情報を配信したい場合、リストにある名前をタップした画面から「今すぐ現在地アラートを送信」を選べばよい。1人ずつ個別の操作が可能だ。

アプリ上部にある赤い位置情報ボタンをタップすると、画面が大きく2分割される。上の「共有相手を選択」は通常の1人ずつの送信と同じだが、下部の「すべての連絡先に直ちに通知」の「今すぐ共有」をタップすると、共有連絡先として登録した全員に位置情報が送られる。実際には「今すぐ共有」をタップした後10秒の猶予があるが、ここでキャンセルしなければ位置情報は全員に送られるわけだ。

「今すぐ共有」をタップすると登録した連絡先すべてへの連絡が一括で行われる

実際の発信までには10秒の猶予があるから、ミスで押してしまった場合は「キャンセル」で戻ろう

さらに、位置情報を共有している画面にある右下の「+」をタップすると、より詳細な情報を送ることができる。これは通常の位置情報共有でも行える作業だ。「最新情報を投稿」をタップするとメッセージが入力できるようになり、自由な文章を入力する以外に、下にある「私は無事です。」や「助けが必要です。」をタップすると簡単にメッセージの送信が行える。

位置情報を受け取る側がアプリを利用していなくても、情報の更新があるたびにメールが配信され、位置情報にメッセージが付加された画面を簡単に確認できる。災害時、家族全員に迅速な連絡を行いたい時や、体調不良などで細かな操作がしづらい場合は、数タップで一括連絡が完了できるのは便利だ。

位置情報共有画面の右下にある「+」で情報を追加

「最新情報を投稿」をタップ

自由なメッセージ以外に定型文も選択できる

最新の位置情報とメッセージを合わせて連絡が簡単に行える

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インデックス

連載目次
第31回 タブを上手に管理してChromeを快適にしよう
第30回 いざという時の備え! Googleの安否確認アプリ「あんしん連絡先」を使おう
第29回 Chromeの設定を見直して快適にWebブラウジングしよう
第28回 Googleドライブの新アプリ「Backup and Sync」でバックアップをしよう
第27回 いつのまにか容量オーバーしていない!? Gmailを削除するテクニック(2)
第26回 いつのまにか容量オーバーしていない!? Gmailを削除するテクニック(1)
第25回 OK Google!からリニューアルしたGoogleアシスタントを使ってみよう
第24回 AndroidならGoogleの文字入力アプリを使ってみよう
第23回 絵心がなくても上手に描ける? AIお絵かきツール「AutoDraw」を使いこなす
第22回 PCとスマホで連動可能な「Google Keep」でメモをとろう(3)
第21回 PCとスマホで連動可能な「Google Keep」でメモをとろう(2)
第20回 PCとスマホで連動可能な「Google Keep」でメモをとろう(1)
第19回 Googleマップで店探しを極めよう!
第18回 「Google Spotlight Stories」と「Cardboard」でお手軽VRを楽しもう
第17回 終活にも有効!? 死後にGoogleアカウントを自動削除・通知してくれるツール
第16回 簡単&無料! GoogleドライブでOCRを使ってみよう
第15回 Google版LINE!? 新メッセンジャー「Google Allo」を使ってみよう(後編)
第14回 Google版LINE!? 新メッセンジャー「Google Allo」を使ってみよう(前編)
第13回 「Android Auto」でAndroidスマホを高機能カーナビにしよう
第12回 コツあり 「OK Google!」とスマートフォンに話しかければこんなに便利
第11回 紙焼き写真をすいすいデータ化できるGoogleアプリ「フォトスキャン」を使おう
第10回 パスワードを教えずにGmailの確認・返信をしてくれる代理人を作る
第9回 スマホには必ず入れておきたい「Google翻訳」アプリ
第8回 Chromeのパスワード保存機能を使いこなそう
第7回 面倒なコピー&ペーストにさよなら! 1タップでキーワード検索してくれる「Now on Tap」
第6回 履歴の秘密も守れる! Chromeのシークレット&ゲストモードを上手に使う
第5回 Chromeに機能を「チョイ足し」して便利にする
第4回 スマホで撮影した写真を容量無制限の「Googleフォト」に保存する(2)
第3回 スマホで撮影した写真を容量無制限の「Googleフォト」に保存する(1)
第2回 Googleアカウントがあれば誰でもできる「スマートフォンを探す」(2)
第1回 Googleアカウントがあれば誰でもできる「スマートフォンを探す」(1)

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