【連載】

オペ室より愛をこめて

21 「メス供養」や「ガス納め」も! 医師の年末年始の実態

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外科医であり、母であり、漫画家でもあるさーたりさんが、ドクターとしての日常を描きながら健康に役立つ情報などをお届けする4コマ漫画連載「オペ室より愛をこめて」。今回は医師の仕事納めにまつわるお話です。

年末年始に起きる病院内でのドラマ

お久しぶりの連載になります。先日3人目となる長男を出産して少しお休みをいただき、3児の母としてバタバタと忙しい毎日を送っております。

さていよいよ年の瀬ですが、年内最後の仕事を一般に「仕事納め」と呼びますよね? 外科などの手術をする科では、仕事納めとは別に年内最後の手術を「メス納め」と呼んでいます。基本は予定された手術の日をもって「メス納め」ですが、上の漫画のように年越しで緊急手術をすると「メス納め」と「メス始め」を一度に済ませてしまうことになります。

麻酔科も、年内最後の手術日を「ガス納め」の日として決めてはいますが、その日で年内最後になることはほとんどなく、年末年始もどこかの科から緊急手術の申し込みがあります……。

科によっては患者さんを少しでも早く手術しようと、年末年始を使って「緊急手術を装った予定手術」を毎日のように入れてくるので、年末が近くなると麻酔科の医者が各科の医者に「隠し玉(麻酔科に内緒で年末に手術予定を組んでいる人)はいないか? 」と探りを入れてくるのも、手術室の年末の風物詩です。

ところで「メス納め」「ガス納め」「カテ納め」のほかに面白い呼び方をしている科がないかと探しているのですが、私の知っているものはこの3つだけです。病理の「プレパラート納め」、放射線科の「透視納め」なんてあってもいいと思うのですが……。他にご存じの方がいらしたらぜひ教えてください! そして皆さん、よいお年を!!


筆者プロフィール: さーたり

某大学病院勤務の消化器外科医。3児の母の生活、外科医の日常、漫画・アニメへの溢れる愛を描き散らしたブログ「腐女医が行く!!~外科医でママで、こっそりオタク~」を絶賛随時更新中。2016年5月にコミックエッセイ「腐女医の医者道! 」をKADOKAWAより上梓。また、Twitterもしており、アカウントは「@gogofujoy」。

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インデックス

連載目次
第23回 わざわざ海へけがをしに来るという悲劇
第22回 胃もたれを全力で気遣ってくれるありがたい職場
第21回 「メス供養」や「ガス納め」も! 医師の年末年始の実態
第20回 胃カメラやエコーは当然!? まさに職人芸の医者のセルフ健康診断術
第19回 現役医師が告白! 病院で最も注射が上手なのは……?
第18回 医師が親近感を持つ医療漫画の主人公はブラック・ジャックではなく……
第17回 医者同士でも通じない!? 不思議な医療用語・略語の秘密
第16回 「インフルエンザではないが体調不良」をめぐる理想と現実
第15回 無免許医師のブラックジャックに実際の医師が憧れるワケ
第14回 「コウノドリ」を医療ドラマ嫌いな私が号泣して見る理由
第13回 乳がん予防の第一歩は、普段の自分の胸の状態を知ることにあり!
第12回 乳がん予防に大切なのは病院+自分による「W検診」
第11回 天災時の医師の対応
第10回 ドクターが堂々とデートできる日って? - 医師たちの休暇事情
第9回 焼き肉を外科医と食べることの"弊害"
第8回 医者が仕事後の食事会を恐れる意外な理由
第7回 梅雨と体調の関係、そして体調不良で診察に来ない矛盾
第6回 リアル版「医師たちの恋愛事情」
第5回 外科医の親を持つ子の運命
第4回 開腹手術のリスクも伴う直腸異物、危険なのでご注意を
第3回 直腸異物という名の不思議な"疾患"
第2回 医師という職業の繁忙期
第1回 花粉症とは認めない「季節性鼻炎&結膜炎」のコラボ

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