【連載】

オペ室より愛をこめて

19 現役医師が告白! 病院で最も注射が上手なのは……?

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外科医であり、母であり、漫画家でもあるさーたりさんが、ドクターとしての日常を描きながら健康に役立つ情報などをお届けする4コマ漫画連載「オペ室より愛をこめて」。今回は嫌いな人も多いであろう注射にまつわるお話です。

新年度は注射で痛い思いをする確率アップ?

新年度になり落ち着いたころ、5月から6月が企業健診の季節です。年に一度の採血がちょっと憂鬱だった方も多いかと思います。

そもそもどうして採血や点滴は痛いのでしょうか? 針を刺すのですから痛いのは当たり前といえば当たり前ですが、針が通るときに痛みを感じる部位は皮膚と血管壁の2カ所で、そこをどう貫通するかで痛みは変わってきます。

漫画にあるように、針が貫通する表面積が小さければ痛みは少ないため、針は立たせたほうが痛くないのですが、針が血管内に入るには寝かせて刺したほうが確実ではあるのです。医者や看護師も確実に針が入るよう、「できればなるべく痛くないに越したことはない」と思いながら手技をしていますが、全く痛みのない注射は難しいです。

注射や点滴も場数と慣れが大事なので、新年度すぐだと新人看護師・研修医が多いこともあり、実は痛い思いをする確率は高いかもしれません……。逆に誰が注射が上手かというと、一般病院やクリニックのベテラン看護師さんだと私は思います。

筆者プロフィール: さーたり

某大学病院勤務の消化器外科医。2児の母の生活、外科医の日常、漫画・アニメへの溢れる愛を描き散らしたブログ「腐女医が行く!!~外科医でママで、こっそりオタク~」を絶賛随時更新中。2016年5月にコミックエッセイ「腐女医の医者道! 」をKADOKAWAより上梓。また、Twitterもしており、アカウントは「@gogofujoy」。

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インデックス

連載目次
第23回 わざわざ海へけがをしに来るという悲劇
第22回 胃もたれを全力で気遣ってくれるありがたい職場
第21回 「メス供養」や「ガス納め」も! 医師の年末年始の実態
第20回 胃カメラやエコーは当然!? まさに職人芸の医者のセルフ健康診断術
第19回 現役医師が告白! 病院で最も注射が上手なのは……?
第18回 医師が親近感を持つ医療漫画の主人公はブラック・ジャックではなく……
第17回 医者同士でも通じない!? 不思議な医療用語・略語の秘密
第16回 「インフルエンザではないが体調不良」をめぐる理想と現実
第15回 無免許医師のブラックジャックに実際の医師が憧れるワケ
第14回 「コウノドリ」を医療ドラマ嫌いな私が号泣して見る理由
第13回 乳がん予防の第一歩は、普段の自分の胸の状態を知ることにあり!
第12回 乳がん予防に大切なのは病院+自分による「W検診」
第11回 天災時の医師の対応
第10回 ドクターが堂々とデートできる日って? - 医師たちの休暇事情
第9回 焼き肉を外科医と食べることの"弊害"
第8回 医者が仕事後の食事会を恐れる意外な理由
第7回 梅雨と体調の関係、そして体調不良で診察に来ない矛盾
第6回 リアル版「医師たちの恋愛事情」
第5回 外科医の親を持つ子の運命
第4回 開腹手術のリスクも伴う直腸異物、危険なのでご注意を
第3回 直腸異物という名の不思議な"疾患"
第2回 医師という職業の繁忙期
第1回 花粉症とは認めない「季節性鼻炎&結膜炎」のコラボ

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