外科医であり、母であり、漫画家でもあるさーたりさんが、ドクターとしての日常を描きながら健康に役立つ情報などをお届けする4コマ漫画連載「オペ室より愛をこめて」。今回は現在放送中のあのドラマにまつわるお話です。

患者を助けようとする姿勢がきちんと描かれているのがイイ!

ほぼ毎クールのように放送されている医療ドラマ。以前お話したように、見ているといろいろ細かい所が気になってツッコミを入れ続け、疲れてしまうことが往々にあります……。なので、私はあまり医療ドラマは見ていないのですが、今放送中の「コウノドリ」は欠かさず録画して見ています。

天才的名医も、世界に数例の難病も、出世に目がくらむ悪徳医師も出てきません。きっといわゆる「普通の医者」、すなわち目の前の患者を助けたいと思っている医者や看護師と、産科では決して珍しくない出産を軸にした物語です。

ドラマを見ていると、スタッフからもキャストからも「原作を尊重し世の中へ伝えたい」という信念を感じます。べた褒めですけど、毎回ドラマ見て泣いています。出産は奇跡だー!!

「このドラマ見て風疹ワクチンを接種したり、妊婦さんに理解が深まったり、ちょっと奥さんに優しくしようと思ってくれたりする人が増えたらいいなあ」と、医療側と母親側の両方の立場からこのドラマを見て思っています。



筆者プロフィール: さーたり

某大学病院勤務の消化器外科医。2児の母の生活、外科医の日常、漫画・アニメへの溢れる愛を描き散らしたブログ「腐女医が行く!!~外科医でママで、こっそりオタク~」を絶賛随時更新中。