今回はサンマの缶詰を活用

秋といえばサンマのシーズン。でもなかなか焼くのが面倒で…という人も多いのでは。そんなときオススメなのが、サンマの缶詰。蒲焼状態でそのまま食べられる便利アイテムだ。今回はその缶詰を使って秋の味覚を簡単に堪能できるチャーハンを、東京・青山の中華料理店「Essence」のオーナーシェフ・薮崎友宏さんに考案していただいた。

チャーハンの名前は、「サンマの梅しそチャーハン」。脂ののったサンマを甘辛い味付けに仕上げた蒲焼は、かなりこってりした風味。それをさっぱりさせるために、梅や大葉をプラスしている。

「サンマの梅しそチャーハン」

材料(1人前)
ごはん 180g / 卵 1個 / サンマの缶詰(蒲焼タイプ) 1缶分(内容量100g) / カリカリ梅しそ(細かく刻んだカリカリ梅と粉末状の赤シソ、白ゴマが混ざったもの。ない場合は、カリカリ梅か梅干を刻んだものと、赤シソのふりかけ、白ゴマで代用) 8g / 大葉 3枚 / サラダ油 大さじ1

つくり方

1.ごはんは電子レンジで温め、ボウルに入れておく。
2.フライパンを火にかけ、サラダ油をひく。卵を溶き、一気に流し入れたら軽くかき混ぜつつまとめ、全体に火が通ったところで、1のボウルに移す。
3.しゃもじで切るようにして、玉子とごはんをしっかり混ぜ合わせる。
4.玉子が全体に混ざってきたらフライパンに戻し入れ、サンマの蒲焼を加えてほぐしながら炒める。蒲焼は焦げやすいので、注意しながら丁寧に混ぜつつ水分を飛ばしていく。
5.ごはんがパラリとしてきたら、カリカリ梅しそを加え、混ぜる。
6.皿に盛り付け、大葉のせん切りをのせる。

サンマ、梅しそ共に味が入っているので、その他の味付けは不要。味の調整は、梅しその量を加減するとよい。サンマは少し形が残る程度にほぐすと、食感も楽しめる。サンマの旨みたっぷりの濃厚な味わいに、梅しそと大葉が香って後味はさっぱり。食が進むこと間違いナシのおいしさで、まさに秋のごちそうだ。

教えていただいた料理人

「Essence」オーナーシェフ兼ソムリエ
薮崎友宏さん


横浜中華街の老舗「菜香新館」にて修業を開始。26歳で立川店の料理長に抜擢される。その後、広東省で家庭料理を学び、北京の大学で薬膳の研修を受ける。中国政府認定の国際薬膳調理師の資格も有する。2007年3月に東京・青山「Essence」料理長、2008年に同店オーナーシェフに。同店では薬膳も取り入れ、広東料理をベースにした料理を提供。チャーハンは4種類を用意し、近隣へのデリバリーも行っている。

「Essence」
住所: 東京都港区南青山3-8-2 サンブリッジ青山1F
TEL: 03-6805-3905
この連載では、家庭で再現しやすいよう、卓上コンロと一般家庭にあるテフロンフライパンを使って調理していただいています。

撮影: キミヒロ