「Flickr」は英語だから……という人に
デジカメなどで撮った写真をアップロードして友達と共有できる写真共有サービスの『Flickr』。セットやタグによる写真の分類や、ゲストパスを使った共有など豊富な機能が備わっている。しかし、Flickrの弱点は日本語版が用意されていないことだ。Flickrに興味はあっても、英語が苦手だからと利用を諦めている人もいるかもしれない。
そんな人にオススメなのが『Japanize』という特定のWebサイトの翻訳を行うブラウザ用プラグインである(図1)。一般的なオンラインの翻訳サービスは機械翻訳であり、不自然な日本語に訳されることも少なくない。しかし、Japanizeで用いられる翻訳データは有志のユーザーが訳したものであり精度が高い。ただし、翻訳されているのはメニューなどの一部に限られる。FlickrはJapanizeに対応しているWebサイトの一つであり、このプラグインを使えば英語の苦手な人にもFlickrが使いやすくなるだろう。今回はJapanizeの使い方を紹介する。
「Japanize」をインストールする
「Japanize」には、Internet Explorer(IE)プラグインとFirefoxアドオンがあるが、IEプラグインの場合はサイトによって翻訳が適用されない場合もあるため、ここではFirefoxアドオンを紹介しよう。まず、JapanizeのWebサイトにおいて、「Japanizeのインストール開始」をクリックする(図2)。次のページでは「Japanize拡張機能」にのみチェックを入れて、<次へ進む>ボタンをクリックしよう(図3)。
すると、使用許諾契約書のページが表示されるので、<次へ進む>ボタンをクリックする(図4)。ここで画面上部にインストールの警告が表示されたら<許可>ボタンをクリックしよう(図5)。ダイアログが表示されるので、<今すぐインストール>ボタンをクリックして、インストールを開始する(図6)。次にアドオンのダイアログが表示され、<Firefoxを再起動>ボタンをクリックして(図7)、Firefoxを再起動すれば、インストールは完了だ。
「Flickr」のサイトを開いてみる
Japanizeをインストールすると、ステータスバーの右側には日の丸マークのアイコンが表示されている(図8)。それでは、「Flickr」のサイトを開いてみよう。すると、ステータスバーのアイコンの右側には「翻訳済み」と表示される(図9)。また、右上の「ログインする」など数箇所で翻訳が行われている。
この「ログインする」をクリックしてログインを行うと、図10のようなホーム画面が表示される。画面上部のメニューを中心に翻訳が行われ、日本語が表示されている。また、各メニューをクリックした際のサブメニューの多くも翻訳されている(図11)。
翻訳を一時停止するには
今まで英語版の「Flickr」をずっと使ってきた場合には、元のメニューと翻訳後のメニューが結び付かず混乱することがあるかも知れない。そんな時は、Japanizeの機能を一時的にオフにすればよい。
まず、ステータスバーのアイコンをクリックしよう(図12)。すると、アイコンが白黒に変化する(図13)。ページを再読み込みすれば、メニューなどが翻訳前の状態に戻る(図14)。なお、再び日本語に翻訳したい場合は、ステータスバーのアイコンをクリックしてから、ページを再読み込みしよう。