事実上は可能だが、規約違反に

Facebookはアカウント作成時にメールアドレスを登録し、そのアドレスに送られた本人確認メールで認証を済ませる仕組みになっている。しかし、それは逆に、複数のメールアドレスを使い分ければ、1人のユーザーが複数のアカウントを登録できてしまうということでもある。

とはいえ、Facebookの規約には「個人用アカウントを複数作成することは認められません。」という記載があるため、複数のアカウントを登録することは規約に違反することになる。10億人以上のユーザーに対してFacebookが一人ひとりを調査しているとは考えにくいが、万が一、複数のアカウントを作成していることが発覚した場合は、利用停止などの処分を受けることもあるようだ。

なお、企業や著名人の公式サイトとして利用される「Facebookページ」は、個人用アカウントに該当しないため、それらを管理するための「ビジネスアカウント」を取得することは認められている。

アカウント登録を完了し、Facebookの利用を開始するには、本人確認のメールに記載されたURLにアクセスする必要がある

Facebookの規約を開いたところ。「4.登録とアカウントのセキュリティ」の中に「2.個人用アカウントを複数作成することは認められません。」との記載がある

企業や著名人の公式サイトである「Facebookページ」の例。図はシンガー・ソングライターとして活動するyoshimiさんのページ