【連載】

わずか5分でスキルアップ! Excel熟達Tips

21 データバーの書式を自由自在に設定する

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「条件付き書式」には、データバーと呼ばれる機能も用意されている。この機能を使うと、各セルの数値をセル内に棒グラフをで示すことが可能となる。数値の変化を視覚的に把握したい場合に活用できる機能なので、基本的な使い方やカスタマイズ方法を学習しておくとよいだろう。

[ホーム]タブを使ったデータバーの指定

まずは、データバーを手軽に描画するときの操作手順から紹介していこう。[ホーム]タブにある「条件付き書式」には、データバーを描画するための項目も用意されている。この機能を使ってデータバーを描画するときは、以下のように操作すればよい。

最初に、データバーを描画するセル範囲を選択する。続いて、「条件付き書式」をクリックし、「データバー」の項目から色を選択する。

セル範囲の選択

データバーの指定

以上で、データバーの指定は完了。各セルの数値データが棒グラフで示されるようになり、数値の大きさを視覚的にわかりやすく表示することが可能となる。手軽に指定できるので、すでに利用した経験がある方も多いであろう。

データバーが表示された表

ちなみに、データバーは「条件付き書式」の一種となるため、「条件付き書式」→「ルールのクリア」でデータバーの表示を解除することができる。こちらも合わせて覚えておくとよいだろう。

データバーの解除

データバーの書式を指定する場合は…?

先ほど示した方法は手軽にデータバーを指定できるのが利点となるが、いくつか欠点もある。

一つ目の欠点は、棒グラフで示す数値の範囲を自由に指定できないこと。たいていの場合、棒グラフは「0」~「セル範囲内にある数値の最大値」の範囲で描画されるが、この範囲が必ずしも適切とは限らない。棒グラフの範囲は自動的に判断されるため、どのような範囲で棒グラフが描画されるかは実際に試してみるまでわからない。状況によっては、棒グラフの変化が小さく、数値データの推移を読み取りにくい場合もあるだろう。

先ほど示した手順で描画したデータバー

二つ目の欠点は、棒グラフの書式が6色×2パターンしか用意されていないこと。この問題もデータバーの書式を自分で指定することで解決できる。データバーの書式設定画面を開くと、棒グラフの「塗りつぶし」と「枠線」を自由にカスタマイズできるようになり、より見やすいデータバーに仕上げることが可能となる。

それでは、データバーの書式を自分で指定するときの操作手順を解説していこう。まずは、データバーを描画するセル範囲を選択し、「条件付き書式」→「新しいルール」を選択する。続いて、条件を指定する画面が表示されるので、書式スタイルに「データバー」を選択する。

「新しいルール」の選択

条件の指定画面で「データバー」を選択

すると、以下のように設定画面が変化し、データバーの書式を細かく指定できるようになる。棒グラフで示す数値の範囲は「最小値」と「最大値」の項目で指定する。2,500,000~4,000,000のように範囲を数値で指定するときは、「種類」に「数値」を指定し、その下のボックスに最小値と最大値を数値で入力すればよい。

データバーの最大値と最小値の指定

続いて、棒グラフの書式を指定する。「塗りつぶし」の項目では、「棒グラフの色」と「単色/グラデーション」を指定する。「枠線」の項目は、「枠線なし」を選択するか、もしくは「枠線(実線)」を選択して色を指定すればよい。

データバーの色の指定

最後に「OK」ボタンをクリックすると、データバーの書式指定が完了する。このようにカスタマイズしてからデータバーを描画すると、変化が小さい数値データも見た目にわかりやすくグラフで示すことが可能となる。データバーをより効果的に活用する方法として覚えておくとよいだろう。

データバーをカスタマイズして描画した場合

負の数を含むセルのデータバー

データバーは、負の数を含むセル範囲にも指定できる。この場合、0の位置に点線が表示され、数値に応じて左右に伸びる棒グラフが描画される。

負の数を含むデータバー

負の方向に伸びる棒グラフの書式は、「負の値と軸」ボタンをクリックすると指定できる。この設定画面では、「塗りつぶし」と「枠線」の書式、軸の表示方法などを指定できる。

「負の値と軸」ボタン

「負の棒グラフ」の書式設定画面

あまり利用頻度は高くないが、数値データの増減を視覚的に示したい場合に便利に活用できるので、こちらの指定方法も覚えておくとよいだろう。

「負の棒グラフ」をカスタマイズしたデータバー

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インデックス

連載目次
第21回 データバーの書式を自由自在に設定する
第20回 条件付き書式を使いこなす
第19回 数式の利用時に覚えておくと便利な機能
第18回 相対参照と絶対参照を使い分ける
第17回 Webに掲載されているデータの有効活用
第16回 データをグループ化して表示/非表示を自由に切り替える
第15回 集計機能を使った合計の自動計算
第14回 サイズの大きい表を印刷する応用テクニック
第13回 サイズの大きい表の印刷
第12回 “見出し”の固定と画面分割の活用
第11回 VLOOKUP関数の使い方と応用テクニック
第10回 データの前後に「〒」や「様」などの文字を自動付加する
第9回 日付データから年齢や期間を算出する関数DATEDIF
第8回 時刻の表示をカスタマイズする「ユーザー定義」の表示形式
第7回 月日を必ず2桁で表示する「ユーザー定義」の表示形式
第6回 「列の幅」と「行の高さ」をcmで指定
第5回 一覧から項目を選んでデータを入力
第4回 「フォントの指定」と「行の高さ」の関係
第3回 データの一括入力と書式指定の繰り返し
第2回 文字数が異なるデータの両端を揃えて配置
第1回 セル範囲を短時間で自由自在に選択する

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