複数の条件のいずれかを満たしているか判断するには、OR関数を使用します。いずれかの条件に当てはまらない場合には「FALSE」を表示、一つでも条件にあてはまった場合には、「TRUE」を表示します。OR関数は、関数の分類[論理]から使用します。

ここでは、試験の結果から「3つの科目のいずれかの点数が80点より高い人」を条件に調べます。今回の条件は3個ですが、255個まで指定することができます。

試験の結果が入力された表

関数の書式

=OR(論理式1[,論理式2,・・・])

論理式:値あるいは論理式を指定

使用例1:3つの科目のいずれかの点数が80点より高い人

F3:=OR(C4>80,D4>80,E4>80)

1科目でも80点より高い点数があるのでTRUEが表示

式を最終行までコピーします。

3科目すべてが80点以下だった人がFALSEと表示

使用例2:3つの科目のいずれかの点数が80点より高い人に合格と表示する

F3:=IF(OR(C4>80,D4>80,E4>80),"合格","")

FALSE、TRUEでは分かりずらいので、IF関数を使用していずれかの条件にあてはまる場合には「合格」と表示するように変更します。

いずれかの点数が80点より高い人は合格と表示