【連載】

ビジネスIT基礎 Excel関数講座

7 EXACT関数

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今回は、文字を比較して等しいかどうかを調べる関数である「EXACT関数」の使い方を説明します。

文字列を比較する

複数名で同じ売上表や顧客名簿などのリストを管理している場合、いつの間にか、どちらの売上表が正しいのか、わからなくなってしまう場合があります。数行のデータであれば目視でチェックしたり、印刷してチェックしたりすることもできますが、データが大量な場合には非効率な方法です。Excelには、文字列を比較して等しいかどうかを調べるEXACT関数が存在します。EXACT関数は、関数の分類[文字列操作]から使用します。

2枚のシートに入力された売上表と差異チェックシート

関数の使い方

EXACT関数を使用するには、結果を表示したいセル(ここでは、3枚目のシートの[差異チェック])のセルを選択し、関数の挿入を行います。

関数の使い方

関数の使い方は、

=EXACT関数(文字列1,文字列2)

となります。

操作方法は、

1.[関数の挿入]ボタンをクリック

2.[関数の挿入]ダイアログボックスで、関数の分類を[文字列操作]に変更

3.関数のリストからEXACT関数を選択

4.[OK]ボタンをクリック

5.[関数の引数]ダイアログボックスで、引数を次のように設定

引数はマウスで該当するシートを切り替えながら、セルを指定することで、自動的にシート名が'(アポストロフィー)で囲まれ、!(エクスクラメーション)でセル番地が付けられる

文字列1:比較する文字列を含むセル('2012関東地区(1)'!B2)

文字列2:比較するもう一方の文字列を含むセル('2012関東地区(2)'!B2)

文字列1: ('2012関東地区(1)'!B2) / 文字列2: ('2012関東地区(2)'!B2)

6.[OK]ボタンをクリック

文字列がまったく同じである場合には「TRUE」、そうでない場合には「FALSE」を表示します。

このままでもチェックはできますが、Excel2007 / Excel2010を使用している場合、さらに見やすい表示方法に簡単に変更することができます。ここでは、「条件付き書式」を使用する方法について説明します。

条件付き書式を設定する

操作方法は、

7.文字列を比較した結果が入力されているセルを選択

連続した範囲を選択する場合には、[Ctrl]+[Shift]+[矢印キー]を使うと便利に選択できる(ここでは[Ctrl]+[Shift]+[→]、[Ctrl]+[Shift]+[↓])

8.[ホーム]タブ - [スタイル] - [条件付き書式▼]をクリックし、表示される[セルの強調表示ルール] - [文字列]をクリック|table class="Photo1" width="50" align="center"

[条件付き書式]の[セルの協調表示ルール]

9.ダイアログボックスの[次の文字列を含むセルを書式設定]に「FALSE」と入力、[書式]を設定(今回、書式は既定のまま)

FALSE とキーボードから入力

10.[OK]ボタンをクリック

入力された文字列が異なっていた「FALSE」セルが強調表示され、チェックしやすくなりました。

セルが強調表示された

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インデックス

連載目次
第64回 セルに数式が入力されているか確認する ISFORMULA関数
第63回 2回のセミナーのどちらかを受講している受講者を調べる XOR関数
第62回 #終了日と開始日から経過日数を計算する DAYS関数
第61回 #N/Aエラーが表示された場合には、指定した文字列を表示する IFNA関数
第60回 ローマ数字をアラビア数字を表す文字列に変換する ARABIC関数
第59回 空白セルの場合には「0」として平均を求めたい AVARAGEA関数
第58回 ローン返済額の利息相当分を求める IPMT関数
第57回 ローン返済額の元金相当分を求める PPMT関数
第56回 ローン返済額/積立貯蓄の額を求める PMT関数
第55回 「済」マークを数え金額の合計を求める COUNTIF関数
第54回 文字列として入力されている「85点」を数値に変更する SUBSTITUTE関数
第53回 0以外の平均を求める AVERAGEIF関数
第52回 最も多い日にちを調べたい MODE.SNGL関数
第51回 データの中の中央値となる数値を調べたい MEDIAN関数
第50回 文字列として表示されてしまった数値を変換するVALUE関数
第49回 現在の日付と時刻を調べる NOW関数
第48回 割り算の余りを求める MOD関数
第47回 エラーの場合に返す値を指定する IFERROR関数
第46回 両替などの計算結果にドル記号と桁区切りを設定する DOLLAR関数
第45回 条件が満たされていないことを調べる NOT関数
第44回 複数の条件のいずれかが満たされているかを調べる OR関数
第43回 複数の条件がすべて満たされているかを調べる AND関数
第42回 ふりがなとして保持されている住所から郵便番号を表示する PHONETIC関数
第41回 指定した文字数の文字列を置き換える REPLACE関数
第40回 入力された日付を和暦に表示変更する DATESTRING関数
第39回 行と列を入れ替える TRANSPOSE関数
第38回 数値をもとに標準偏差を求める STDEV関数
第37回 上位20%に入るための売上高を求める PERCENTILE関数
第36回 アンケートの結果の分布を求める FREQUENCY関数
第35回 土日が休日ではない企業の指定期間の稼働日を調べる NETWORKDAYS.INTL関数
第34回 1カ月の稼働日数を調べる NETWORKDAYS関数
第33回 日付から曜日を判断して表示する WEEKDAY関数
第32回 1年の何週目にあたる日付か確認する WEEKNUM関数
第31回 セル内の改行を削除する CLEAN関数
第30回 アラビア数字をローマ数字を表す文字列に変換する ROMAN関数
第29回 サンプルファイルを作成する際にデータを乱数で作成する RANDBETWEEN関数
第28回 売上ワースト1位から5位までの値を調べる SMALL関数
第27回 売上高が1位から5位まで値を調べるLARGE関数
第26回 勤務時間の合計から1月の支給金額を計算する PRODUCT関数
第25回 1月の勤務時間を合計する SUM関数
第24回 勤務時間から残業時間を計算する MAX関数
第23回 出勤時刻と退出時刻から勤務時間を計算する TIME関数
第22回 指定した単位で切り捨てる FLOOR関数
第21回 指定した単位で切り上げる CEILING関数
第20回 商品が発送済みかどうかを調べるISBLANK関数
第19回 月末の日付を自動的に表示するEOMONTH関数
第18回 コードを入力するとリストから工場名を検索して入力するVLOOPUP関数
第17回 文字列から文字を取り出すLEFTB関数 / RIGHTB関数
第16回 行を削除してもIDの連番を維持するROW関数
第15回 数値の平均値を計算するAVERAGE/AVERAGEA関数
第14回 最小値/最大値を求めるMIN関数/MAX関数
第13回 生年月日から年齢を計算するDATEDIF/TODAY関数
第12回 TEXT関数
第11回 DATE関数/YEAR関数/TODAY関数
第10回 JIS関数/ASC関数
第9回 PROPER関数
第8回 UPPER関数/LOWER関数
第7回 EXACT関数
第6回 PHONETIC関数
第5回 NUMBERSTRING関数
第4回 CONCATENATE関数/LENB関数/REPT関数
第3回 CONCATENATE関数/LENB関数
第2回 SUMIFS関数/DSUM関数
第1回 SUMIF関数

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