今回は、鶏挽き肉を使ったさっぱり目のサラダ「ラープガイ」を紹介。ドレッシングには一味唐辛子を入れてピリ辛味に仕上げている。たっぷりのミントで清涼感が出て、砕いた米の食感も楽しい。ごはんにのせても、麺に合わせてもおいしくいただける。

レシピ考案をしていただいた料理研究家の橋本加名子さんによると、ラープとはタイの東北地方やラオスで食べられているサラダの一種とのことで、「炒った米を砕いたものを入れるのが本物のラープです。辛いものが好きな人は唐辛子を多く入れて下さいね」。

「ラープガイ~タイ風鶏挽き肉とミントのサラダ~」

材料(2人分)
鶏挽き肉 150g / 赤玉ネギ 1/4個 / 米 大さじ2 / スペアミントの葉 1/2カップ / フライドガーリック 大さじ1

A(シーズニングソース(なければナンプラー) 大さじ1 / ナンプラー 大さじ1.5 / レモンの絞り汁 大さじ1 / 砂糖 小さじ1 / 一味唐辛子 小さじ1)

つくり方

1.鶏挽き肉と水大さじ1(分量外)を小鍋に入れる。菜箸でよくかき混ぜてから中火にかける。菜箸を動かし、挽き肉がパラパラになるまで火にかける。赤玉ネギは粗みじん切りにする。米はフライパンで炒った後にミキサーなどで粗めに砕いておく。

2.ボウルに鶏挽き肉、赤玉ネギ、スペアミントの葉を入れ、よく混ぜたAを加えて和える。

3.2に砕いた米とフライドガーリックを加えて、混ぜ合わせたら完成。



撮影: 福田栄美子

著者プロフィール

橋本加名子
料理研究家、フードコーディネーター、飲食プロデューサー
懐石料理教授の母の影響で、幼いころから「食」に興味を持つ。米国留学中にタイ、ベトナム料理と出会い、香港出身のホストマザーからは広東料理を学ぶ。
帰国後商社勤務をしながら、都内レストランにてタイ、ベトナム、ラオス料理、実母より近茶流懐石料理を学ぶ。その後、タイ・バンコクへ渡り、イギリス系商社に勤務しながらタイ宮廷料理、タイ家庭料理、タイ伝統菓子、フルーツ&ベジタブルカービングを学び、ベトナム等近隣諸国を食べ歩く。
その後独立し、ジャンルにとらわれない家庭料理を各種媒体にて提案、レシピ開発や料理教室講師、商品開発などを行っている。
※オフィシャルサイト「おいしいスプーン