この夏、「マッサマンカレー」がアツイ。マッサマンカレーとはタイカレーの一種で、無印良品からレトルトのマッサマンカレーが発売されており、ファミリーレストランの「ジョナサン」でも現在「チキンと夏野菜のタイ風マッサマンカレー」として販売中だ。今回は、ひそかなブームとなっている「マッサマン」のレシピを料理研究家の橋本加名子さんに教えていただく。

「ゲーンマッサマン~タイ風モスリムカレー~」

材料(2人分)
鶏モモ肉 150g / ジャガイモ 1個 / 玉ネギ 1/4個 / マッサマンカレーペースト 35g / ココナッツミルク 1缶(400㏄) / サラダ油 適量

A(ローリエ 1枚 / カルダモン 3粒 / シナモンスティック 1本)

B(ピーナッツバター(無糖) 大さじ1 / タマリンドウォーター(なければレモンの絞り汁) 大さじ1/2 / パームシュガー(なければ黒糖や三温糖、きび糖で代用可) 大さじ1/2 / ナンプラー 大さじ1)

ごはん 適量 / フライドオニオン 適量

つくり方

1.鶏モモ肉、ジャガイモを一口大に切り、玉ネギはくし切りにする。Aは乾煎りしておく。

2.深鍋にサラダ油を入れて火にかけ、カレーペーストを炒める。油になじんだら、鶏モモ肉とジャガイモを入れてよく絡める。ココナッツミルク半量とAを入れて、ココナッツの油が浮いてくるまで5~7分じっくり煮る。

3.残りのココナッツミルクとジャガイモを入れる。

4.ジャガイモに火が通ったらBを入れ、味を調えて完成。器にごはんを盛り、フライドオニオンをトッピングしたものと一緒にどうぞ。

「ローリエやカルダモン、シナモンスティックといったスパイスを乾煎りすることで香りが豊かになるので、このひと手間を忘れずに。砂糖は色付きの物を使うことでコクが出ますよ」(橋本さん)。



撮影: 福田栄美子

著者プロフィール

橋本加名子
料理研究家、フードコーディネーター、飲食プロデューサー
懐石料理教授の母の影響で、幼いころから「食」に興味を持つ。米国留学中にタイ、ベトナム料理と出会い、香港出身のホストマザーからは広東料理を学ぶ。
帰国後商社勤務をしながら、都内レストランにてタイ、ベトナム、ラオス料理、実母より近茶流懐石料理を学ぶ。その後、タイ・バンコクへ渡り、イギリス系商社に勤務しながらタイ宮廷料理、タイ家庭料理、タイ伝統菓子、フルーツ&ベジタブルカービングを学び、ベトナム等近隣諸国を食べ歩く。
その後独立し、ジャンルにとらわれない家庭料理を各種媒体にて提案、レシピ開発や料理教室講師、商品開発などを行っている。
※オフィシャルサイト「おいしいスプーン