【連載】
鎌倉というと駅周辺だけでも見るところはたくさん。とても一日じゃ回りきれない観光地の一つ。だからといって、駅周辺だけで満足していては楽しいことは見つけられない。そこで、この連載では上手に江ノ電に乗って、鎌倉~江の島を存分に満喫する方法を伝授していきたい。
神奈川県・鎌倉は、新宿からJR湘南新宿ラインで69分、途中でJR横須賀線や東海道線を経由すると約90分かかる。こう考えると、都心部からでもちょっとした小旅行だ。とはいえ、東京から電車で1時間と比較的近いため、人気の観光地であるのには変わりない。
鎌倉駅周辺を散策するのであれば、そのまま普通に切符を買ってきても良いが、江ノ島電鉄(江ノ電)を利用するなら、ぜひとも知っておきたいのが、JR各駅で発売されているお得な往復切符「鎌倉・江ノ島フリーきっぷ」だ。乗車する設定区間により価格が異なるが、鎌倉・江の島エリアのJR線、江ノ電、湘南モノレールが乗り降り自由のきっぷで、関東近郊の各駅で発売されている。JR山の手線内からの利用の場合は1,970円だ。
このパスがどれくらいお得かというと、例えば東京駅から鎌倉まで、普通に乗車券を買うと片道890円、往復で1,780円かかる。ところがこの切符なら、+190円の1,970円で藤沢・大船~鎌倉間のJR各駅はもちろんのこと、大船から江の島にいく湘南モノレールと江ノ電の鎌倉~江ノ島駅間の乗り降りがフリーになる。しかも切符は2日間有効なので、泊まりがけでいく旅でも使えるのである。
そしてもう一つが江ノ電全線が乗り降り自由になる「一日乗車券のりおりくん」だ。この切符は580円で江ノ電が1日乗り放題になる切符で、比較的近場の人ならこちらを利用し た方が安く済む場合がある。
どちらの方がお得かは以下のサイトで比べてみると良いだろう。
出かけるならばやはり写真の一つも撮って思い出に残しておきたいものである。やはりデジタルカメラは必需品だ。では、どんなカメラが向いているのだろうか?
現在、発売されているデジタルカメラは大きく分けると一眼レフタイプとコンパクトカメラタイプに分けられるといっていいだろう。一眼レフタイプの特徴は、なんと言ってもレンズ交換が可能なことにある。コンパクトカメラでは不可能な超広角撮影から超望遠撮影まで、レンズを交換することによって可能となる。そのため、撮影の幅も広がってくる。ただし、コンパクトカメラタイプに比べると、どうしても荷物になってしまうのと言わざるを得ない。だが、最近では1本で広角から望遠までカバーするレンズが出ていたり、小型軽量のボディが発売されるなど、以前ほど荷物にならなくなってきているのも事実だ。カメラの反応もコンパクトカメラタイプに比べ早いため、シャッターチャンスに強いのがメリットだ。
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小型軽量で気軽に持ち歩けるコンパクトカメラタイプ。万能とは言いがたいが、通常の撮影ならコンパクトカメラタイプでの充分だ |
レンズ交換が可能で本格的な撮影ができる一眼レフタイプ。ボディとレンズのセットで利用するためサイズが大きくなってしまうが、いろいろな撮影が可能だ |
では、コンパクトカメラタイプのメリットは何だろうか? まず第一のメリットは小型軽量であることだ。そのため、バッグのなかはもちろんのこと、ポケットにも気軽に入れておくことができ、撮影を楽しむことができる。また、最近では一眼レフタイプでもできるものが出てきたが、ほとんどのコンパクトカメラタイプには動画の撮影機能が備わっているのもメリットといえよう。静止画だけでは伝えきれないその場の雰囲気をとらえるのに重宝する。
他にもメリットはある。それは一眼レフタイプに比べ近接撮影能力に優れていることだ。これはコンパクトカメラタイプの構造上の優位点で、一眼レフタイプではマクロレンズと呼ばれる特殊なレンズが必要なケースでも、コンパクトカメラなら撮影できてしまうのである。
しかし、デメリットも存在する。まずはボディを小型化するため、どうしてもバッテリーが小さい。そのため、電池の持ちが一眼レフタイプに比べると悪いものが多い。また、レンズ交換ができないため、撮影できる範囲に制限ができてしまうなど、自由度の点で少々劣ってくる。なかには高倍率のズームレンズを搭載している機種もあるが、ボディが大きくなってしまうなどコンパクトカメラのメリットを犠牲にしてしまっている。
このようにどちらのカメラもメリット、デメリットがあるため、どちらが優れているかは一概には言えないが、それぞれ特徴があるので、自分の目的にあったカメラをチョイスしたい。
鎌倉駅周辺となるとそれこそたくさんの飲食店があり、たくさんのガイド本が出回っていて、どこに入っていいかわからなくなってしまう。そこで今回は、鎌倉周辺を地元としている筆者が長年通っているおいしいお店を紹介しよう。
まずは小町通に面したところにある、日本酒と焼き鳥の店「鉄砲串"しゃも"」。木曜日定休で17時から22時まで営業しているこの店は、ずらりと並んだ日本全国から集められた日本酒と、軍鶏の肉を使った焼き鳥が目玉商品。明るい店内と家庭的な雰囲気で多くの地元の人に愛されているお店だ。実は筆者もここに通いだして20数年になろうとしている、鎌倉の老舗の一つ。
ここでのおすすめは、軍鶏の「レバー」と首の肉を使った「そろばん珠」が絶品。他にもいろいろなメニューがそろっており、どれもおいしさは保証付きだ。
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小町通を八幡様方面に向かって3分程度歩くと右側にある「鉄砲串"しゃも"」。のれんを目印に行くと良いだろう |
この店に来たらぜひとも食べてもらいたいのが軍鶏のレバー。レバーが苦手な人でもこれなら食べられるほどおいしい |
なお、お店は2階にあるため、ちょっと入り口がわかりづらいかもしれないが、1階が同じオーナーが経営する「天晴」という天ぷら屋(ここもおすすめのお店だ)なので、その脇の階段をあがったところというのを覚えておいてほしい。
そしてもう一件は、今年で25周年を迎えたカジュアルなバー「TIPITINA」だ。鎌倉駅から御成通りを海岸方向に進み、最初の交差点を左に入ったところにある小さなお店がそれ。鎌倉の飲食店の多くが22時くらいに終わってしまうなか、平日でも深夜1時まで、休日の前は深夜3時まで営業している貴重なお店。土日はランチもやっており、テイクアウト可能なマリブサンドがおすすめの商品。ボリュームたっぷりで一つで充分お腹いっぱいになる。
キャッシュ・オン・デリバリー方式のため、会計も明朗。メキシコ系料理が自慢で、ここのチリビーンズは絶品だ。週末にはライブも行っており、多くのお客さんでにぎわう。いろいろな業界のちょっとした有名人がひょっこり現れることでも有名なお店だ。
さて、次回からは実際の撮影ポイントとともに江ノ電の旅へ出掛けよう。
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