【連載】

同棲、したい?

7 同棲生活、実践編! 「男女の意識ギャップ」が明らかに!?

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「同棲生活って実際のところ、どうなの?」今回は、そんな疑問にお答えします。同棲経験のある社会人の男女300名に、同棲への考え方からお金事情、さらに「同棲して良かったかどうか」、その理由などを色々聞いてみました。全国の男女から寄せられた、生の声をお届けします。

半数の男女は「結婚前提」で同棲している

アンケートに答えてくれた方の年齢は、20代と30代で全体の8割を占めています(男性はやや30代が多めですが、おおむね若年層が中心)。まず「同棲は結婚前提でしたか?」と尋ねたところ、男女ともに「はい」「いいえ」がちょうど半数ずつ(!)。

「結婚前提派」で多かったのが、「結婚前のお試しとして(36歳男性)」という意見。とにかく皆さん「お試し」「お試し期間」という言葉をよく使います。女性では、「結婚前提じゃないと親に反対される(33歳女性)」という意見も目立ちました。

一方「結婚前提ではなかった」人たちは、「若かったから」「学生だったから」「何となく」「付き合ってすぐ」など、勢いで同棲した人が多い模様。男性では「セックスしたかったから(24歳男性)」との声もちらほら見かけました。女性ではゼロでしたが、男性の方が露骨な理由を口にしやすいのかもしれません。

家賃負担は「男女平等」もしくは「男性の全額負担」が多数派

家賃の負担割合については、男女ともに「半分ずつ」(男性43%、女性34%)が最多となりました。次いで「男性が全額負担」(男性36%、女性29%)、「女性が全額負担」(男性5%、女性13%)の順です。これらの回答で全体の7~8割を占めています。女性では「自分が全額負担した」が13%いるものの、男性で「女性に全額出してもらった」人は5%。このギャップは何なのか、ちょっと気になります。

「家賃は半額ずつ負担派」は、「お互い対等でいたいから(26歳女性)」など"公平・平等・対等"をモットーにしています。一方「男性が全額負担派」からは、「男が出すのは常識」との意見も寄せられました。

男性の家事は「やってるつもり」?

家賃を全額出している男性は、あまり家事をしない傾向にあるようです。家賃の負担割合ごとに家事の負担割合を見ると、「家賃は半額ずつ派」の男性では「家事は半分ずつ派」が58%もいるのに、「男性が全額負担派」の男性では「家事は半分ずつ派」が20%にすぎません。別の見方をすれば、男性の5人に1人は家賃を全額出した上で家事も半分こなしている、ともいえます。

家事分担に関しては、男女で意見のギャップがありました。男性の4割が「家事は半分ずつ」と回答しているのに対し、女性でそう答えたのは4人に1人だけ。「家事は平等で」と考えている男性と、「私の方が多くやっている」という女性の組み合わせが結構あるのでしょう。「ちょっと不公平だった(28歳女性)」という声も。ちなみに女性では、「家事は自分が100%」が15%いますが、男性で「自分が100%家事をしている」人は1%しかいませんでした。

8割が「同棲して良かった!」、理由は"楽・理解・金"

最後に「同棲して良かったですか?」と聞いてみたところ、8割が「はい」との結果(男性85%、女性81%)になりました。とにかく「楽しかったから(28歳女性)」「良い思い出になりました(34歳男性)」という"エンジョイできた系"の回答を見ていると、何だか幸せな気持ちに……。「けんかも多いが楽しく過ごせる(29歳男性)」「どんなに忙しくても、家に帰ってくればコミュニケーションが取れるから。デートするにしても、帰りは同じ家に帰れるのが嬉しかった(27歳女性)」。同棲は"擬似家族"体験です。「恋人」としてデートしながら「家族」の幸せも味わえるなんて、素敵ですね。

また、「相手の価値観が分かった(36歳男性)」「いろんな面をみることができた(25歳男性)」など、"相手を理解できた系"も目立ちます。「相手の性格がよく分かるので皆さんもやってみるほうがいいです(28歳男性)」「日常は嘘をつかない(24歳女性)」。これは名言かもしれません。「相手の嫌なところも許容範囲だとわかった(30歳女性)」「お互いをより深く知ることができるので、結婚してすぐ、こんなんじゃ無かったということはなくなると思う。お互いに100%完璧な相手などいないってことです(43歳男性)」なるほど。良い面も悪い面も含めて、相手への理解が深まるのですね。他にも「ダブルインカムになったので生活が楽になった(29歳男性)」「お金が貯まった(24歳女性)」など、"費用面でのメリット"を挙げる人も多く見られました。

一方「いいえ」と答えた女性の中には、「家政婦のようになってしまった(31歳女性)」という意見も。それを裏付けるかのように、「同棲して良かった」男性からは「家事をやってくれたから(25歳男性)」「結構、食事は作ってもらった(35歳男性)」との回答がちらほら。「セックスできて良かった」も数件ありました。

とはいえ8割超の男女は「同棲って良いよ~!」と言っています。ケンカもするし、家事で揉めたりもするけれど、家に帰れば誰かがいる安心感。恋人の新たな一面を発見する驚きや、喜び。とにかく楽しくて幸せ! 何だか希望が持てる結果です。あなたもちょっとだけ「同棲」してみたくなってきませんか。

「同棲に関するアンケート」
調査期間: (男性)2014年5月13日~2014年5月19日
     (女性)2014年5月13日~2014年5月16日
調査対象: マイナビニュース会員300名(男性150名、女性150名、同棲経験者)
方法: Webアンケート
年齢分布: 右図の通り

<著者プロフィール>
北条かや
1986年、石川県生まれ。同志社大学社会学部、京都大学大学院文学研究科修了。 会社員を経て、14年2月、星海社新書より『キャバ嬢の社会学』を刊行。
【Twitter】@kaya8823
【ブログ】コスプレで女やってますけど
【Facebookページ】北条かや

イラスト: 安海

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インデックス

連載目次
第12回 「同棲」のリアル、総まとめ!
第11回 アラサー世代で最も深刻!? 同棲と「世代間ギャップ」
第10回 「終わらない日常」が終わるとき~『にこたま』のリアルな「家族えらび」~
第9回 「同棲カップル」と「事実婚」の違いは?
第8回 『anan』に見る、アラサー女子の「理想の同棲」
第7回 同棲生活、実践編! 「男女の意識ギャップ」が明らかに!?
第6回 「夢ある文化系男子」と暮らしたい!? 『ソラニン』とアラサー女子の成熟
第5回 同棲したい欧米人と、結婚したい日本人
第4回 同棲と「寝室」~カップルにとって真の危機とは?~
第3回 「同棲」する若者が減っているって本当!?
第2回 なぜか「堕胎とカップルの破局」で終わる、昭和の同棲物語
第1回 矢沢あいの『NANA』が見せてくれた夢

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