【連載特別企画】

中小企業で今から始める無線LAN環境構築の基本

2 管理・運用が「楽」で「安全」なアクセスポイントの選び方

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現代のビジネスは、インターネットとスマートデバイスが重要な役割を担うようになっている。社員の生産性を向上し、企業の競争力を強化するためには、無線LANが欠かせない。本連載では、3回にわたって無線LANのメリットと製品の選定ポイントを解説する。今回は、ネットワークの管理性に着目し、無線LANのメリットについて解説しよう。

無線LANで管理しやすいオフィスネットワークへ

オフィスネットワークは、ITの中でも管理が難しい部類に入る。それはトラブルが発生しても、原因が正しくわからないというケースが少なくないからだ。ネットワーク障害は多くのユーザーに影響を及ぼし、業務を遅滞させてしまう可能性が高いため、迅速に解決したい。

家庭向けの無線LAN製品でも、ある程度の情報は得られるが、トラブルの状況を詳しく知ることは難しい。オフィスの無線LAN環境であれば、接続している端末の状態やアクセスポイントから先のネットワークの状況、通信ログなどを速やかに分析・把握する必要がある。安価な家庭用製品がオフィスに適さないのは、そもそもユーザーも通信も少ない環境向けで、細やかな管理を行うようには作られていないためだ。

一方で、たいていの企業向け無線LAN製品には、中・大規模環境でも管理しやすいように、専用のWeb管理ツールが搭載されている。しかし、そのすべてが管理しやすいというわけではない。専門のIT技術者向けに作られているために、内容が高度すぎてわかりにくい製品も少なくないからだ。

Cisco Start ワイヤレス かんたんセットアップ ガイド

本連載で、SMB向けにオススメしているシスコシステムズの「Cisco WAP 150」には、完全日本語化された使いやすいWeb管理ツールに加えて、導入時に役立つ「かんたんセットアップ ガイド」が付属している。

Cisco WAP 150は電源が入ると、初期設定用のWi-Fiが設定されており、PCの無線を使うと簡単に設定することが可能となっている。このガイドでは、初期設定画面を出すことが難しいユーザー向けに、無償のネットワーク検出ユーティリティ「Cisco FindIT」を利用したケースも紹介している。このツールを使うと、自動的にアクセスポイントを検出し、初期設定のウィザードを起動できる。あとは指示に従うだけで、導入から運用まで、ほとんど困ることはないだろう。従来の企業向け製品にはない、家庭向け製品のような「優しさ」を実現しているというわけだ。

さまざまな企業向け管理機能が快適なネットワークを作る

Cisco WAP 150には、さまざまな企業向けの管理機能が搭載されており、技術に不慣れであっても快適な無線LAN環境を提供することが可能だ。特にCisco WAP 150では、「クラスタリング」と呼ばれるグループ機能を利用することで、2台目以降の設定がとても簡単に行える。この機能については、次回詳しく説明したい。

Cisco WAP 150はこうした便利な管理機能、そして第1回で紹介した圧倒的な性能を兼ね備えている。安価な家庭向け製品にはないハードウェア性能の優位性、そして高度なソフトウェア制御機能を搭載しているということだ。

また冒頭で述べたように、ネットワークはトラブルが発生すると業務に対する影響度が非常に高い。もし問題が発生したときには、速やかに状況を把握して、解決したいものだ。

Cisco WAP 150には、メール送信機能が搭載されているため、もし自身に何か障害が発生したときには、管理者にアラートメールを送ることができる。メール送信を行うアラートの重要度も「エマージェンシー」「アラート」「重大」「エラー」「警告」などの選択肢が容易されており、緊急の対応が必要なもののみを通知させることも可能だ。

電子メールアラートの設定画面:Cisco WAP 150自身のメールにより、問題が発生したことをすぐに把握できる

安全性の確保もアクセスポイントの機能で賄う

Cisco WAP 150の豊富なセキュリティ機能も、安全性の管理を容易にするものと捉えることができる。まず、IEEE 802.1XやVLANなど、企業向けの標準的な機能は網羅されており、既存のネットワークポリシーへ柔軟に対応することが可能だ。

たとえば、個人向けの小さなアクセスポイントをオフィスの有線LANに接続すれば、許可していない端末もネットワークに接続できてしまう。いわゆるシャドーITは、セキュリティ対策上、極めて危険な存在だ。そこで、Cisco WAP 150の「不正AP検出」機能を活用すれば、許可されていないアクセスポイントを検出することができ、危険なシャドーITを簡単に防止することができる

Cisco WAP 150には、「スケジューラ」機能も搭載されており、指定した日時以外に無線LANを無効にすることができる。社員のいない夜中や休日に電波を流し続けることが不安ならば、自動的に切るようにしてしまえばよいというわけだ。就業規則を厳密に管理したい組織でも、役に立つことだろう。

SSIDのスケジュール設定画面:指定した日時にWi-Fiを利用することができる

これほど多様で高品質な企業向け機能を搭載していることは、Cisco WAP 150の実勢価格からは想像しにくいことだろう。非常にコストパフォーマンスと管理性にすぐれたアクセスポイントと言える。しかし、Cisco WAP 150の価値はこんなものではない。

次回は、「企業の成長」を支える無線LAN、Cisco WAP 150の拡張性について解説しよう。

Cisco WAP 150

本稿で紹介しているCisco WAPシリーズはエヌ・ティ・ティレゾナントが運営する「NTT-X Store」で購入が可能だ。

詳しくはこちら >>

(マイナビニュース広告企画:提供 シスコシステムズ、エヌ・ティ・ティレゾナント)

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インデックス

連載目次
第3回 企業の成長を支える「拡張性」に富んだアクセスポイントの選び方
第2回 管理・運用が「楽」で「安全」なアクセスポイントの選び方
第1回 低コストかつ失敗しないアクセスポイントの選び方
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