育児に励む専業主婦のpinkyさんが、家庭内介護について知ってほしいことや介護・育児にまつわる豆知識などを紹介する4コマ漫画連載「ときどき介護のち育児へ」。今回は「熱中症」に関するお話です。

扇風機を止めていないかこまめにチェック

認知症のウメおばあちゃんの部屋にはエアコンがありませんでした。そのうえ、ウメおばあちゃんは暑さをあまり感じない様子で、扇風機も「寒い」と言って止めてしまうことがありました。しかし扇風機の止め方は分からないようで、止めるときはコンセントを抜いていました。そのため、定期的に部屋へ様子を見に行っては、「扇風機を止めていないか」「窓を閉めていないか」などを確認しました。

また、真夏の暑い日にも関わらず、何度も庭へ出ることもありました。草むしりなどを始めてしまい、なかなか部屋に戻らないこともあるので、「暑いから部屋に戻ろう」「おやつがあるよ」などと声をかけました。

おばあちゃんは、何も言わなくてもテーブルの上に用意してあるお茶を自力で飲んでいました。ただ、外から戻ったときやお風呂上りなど、なるべく多めに水分を補給してもらいたいときには、スポーツドリンクやぶどうジュースなども用意しました。

おばあちゃんは、甘い飲み物を基本的に「おいしいねぇ」と喜んで飲んでくれました。昔からぶどうジュースが好きで飲んでいたと聞いていたので、ぶどうジュースを買うことが多かったです。

おばあちゃんの部屋は家の中で一番風が通る部屋だったこともあり、エアコンがなくても夏を乗り切れました。暑さの感じ方は人それぞれですから、自身にあった過ごし方で夏を乗り越えてほしいですね。


筆者プロフィール: pinky

現在は育児に奮闘する専業主婦。結婚を機に夫の自宅で同居生活を開始した。介護の仕事をしていたが、仕事を辞めて2013年8月より約2年間、夫の祖母の介護を務めあげた後、2016年2月に出産。日々の生活をつづったブログ「家事ときどき介護」を随時更新中。