【連載】

噂の富士通水冷ノートを使い倒す!

3 高精細なハイビジョン画質を堪能できる「Blu-ray Discドライブ」

    山口優  [2009/01/15]
    主な仕様  [CPU] Intel Core 2 Duo P8600(2.4GHz)  [チップセット] Mobile Intel GM45 Express  [メモリ] 2GB  [HDD] 320GB  [ディスプレイ] 16型ワイド(1,366×768ドット)  [サイズ/重量] 約W385×D276.5×H36.9~49.4mm/約3.4kg  [OS] Windows Vista Home Premium  [直販価格] 249,800円

    本体に記録型BDドライブを搭載

    地デジなどのデジタル放送は、高精細で美しい映像が特徴だが、その分データ量も膨大である。そのため、録りだめたままでいると、いくら大容量のHDDを搭載していてもすぐに空き容量が不足してくる。そこで活躍するのが、記録型BDドライブ。DVDの数倍の容量を誇るBD-Rなどのメディアを使えば、ハイビジョン映像を無劣化で保存しておくことが可能だからだ。

    NWの記録型BDドライブ。BD-Rなら最大4倍速でデータを書き込むことができる

    「FMV-BIBLO NW/C90D」(以下、NW)には、スーパーマルチドライブ機能に対応したBDドライブが搭載されている。書き込み可能なBDメディアは、記録容量25GBのBD-R/REと50GBのBD-R DL/RE DLで、このほか各種DVD/CDメディアにも対応。BDの書き込み速度はBD-Rが最大4倍速で、それ以外が最大2倍速、読み出し速度はBD-ROMとBD-R/R DLが最大4倍速で、それ以外が最大2倍速となっている。

    市販のBDタイトルは、本機にプリインストールされている「WinDVD for FUJITSU」で再生することができる。ビットレートの高いタイトルでも再生映像はなめらかで、ハード的な力不足を感じることはない。ちなみに、再生映像はタッチスクエア上に表示することも可能(タッチスクエアの「コンパクトDVDモード」選択時)。せっかくのBDの高精細な映像を小さなサブディスプレイで再生するのはもったいない気もするが、ながら視聴には最適だ。

    プリインストールされている「WinDVD for FUJITSU」。市販のBDタイトルを再生して楽しむことができる

    コンパクトDVDモード時は、タッチスクエア上でBDを再生することもできる

    BDドライブの駆動音は小さい方で、ディスク挿入直後の読み込み時をのぞけば、アクセス音はほとんど気にならない。通常は音を意識することなく画面に集中することができる。

    録画データのダビングとムーブに対応

    本機に内蔵されている3波デジタルチューナーを使って録画した番組は、テレビ視聴ソフト「DigitalTVbox」の画面から簡単にBDやDVDにコピー(ダビング)することができる。ダビング10に対応しているため、コピーは最大9回まで行うことが可能。9回コピーした後は、ムーブを1回のみ行うことができる。ムーブを実行すると、HDD内の録画データは消去される。

    BDやDVDへのコピーは、リモコンでも簡単に行える。操作画面の下部に「赤=BD作成」といった具合に、対応するリモコンのボタンの色が明示されるため、初めて使う場合でも迷わず操作することが可能だ。

    コピーにかかる時間は、50GBのBD-RE DLで試したところ番組の長さの約1/4程度。48分の番組が15分弱、2時間の映画1本が約30分程度でコピーできた。ただし、DVDへのコピーはSD画質への変換が同時に実行されるため、これよりかなり時間がかかり、48分の番組で2時間程度の時間を要した。

    「DigitalTVbox」の録画番組一覧画面。ダビング10対応番組は、コピー9回、ムーブ1回の、計10回までディスク作成が可能

    BD作成画面。BD-REの場合、番組の長さの約1/4程度の時間でコピーできた

    BDに1回コピーした後の録画番組一覧画面。コピーした番組のディスク作成可能回数がひとつ減っている

    SD画質変換画面。録画番組をSD画質に変換するには、実時間の倍程度の時間が必要になる

    作成したDVDやBDは、それぞれ対応するAV機器で再生することができる。実際に今回ダビングしたBD-RE DLをPS3や他のBD搭載PCに入れてみたところ、何の問題もなく再生できた。

    録画番組のオンディスク編集にも対応

    デジタルテレビチューナー搭載PCの弱点のひとつに、録画番組の編集が難しいところが挙げられる。実際、CM部分だけをカットするといった簡単な作業も自由にできないマシンがほとんど。本機の場合も、多くの地デジPCと同様、HDD上で録画番組を編集することはできない。ただし、BD-REおよびBD-RE DLにコピーした後であれば、オンディスク編集という形で、CMカットなどを行うことができる。

    オンディスク編集を行うには、プリインストールされている「DVD MovieWriter for FUJITSU」というソフトを使用する。これは、簡易的なビデオ編集機能が搭載されたオーサリングソフトで、BD-RE/RE DLに保存された録画番組のカット編集も可能。プレビューを見ながらチャプタャーを追加したり、選択範囲を削除したりして、映像の必要な部分のみを1本にまとめることができる。直感的で分かりやすいユーザーインタフェースを採用しているため、Windowsムービーメーカーのような映像編集ソフトを使ったことがある人なら、少し触っていればすぐに操作のコツを飲み込めるはずだ。

    プリインストールされている「DVD MovieWriter for FUJITSU」

    DVD MovieWriterでBD-REに保存した録画番組を読み込んだところ

    DVD MovieWriterでは、地デジなどの録画番組のオンディスク編集が可能だ

    なお、オンディスク編集とはいっても、操作のレスポンスは意外によく、CMカット程度の簡単な編集であればストレスはまったく感じなかった。タイムラインが表示できる分、レコーダーなどでCMカットするよりも編集は容易だろう。これなら、HDD上で編集できなくても実用上で困ることはほとんどないはずだ。

    さて、このロングランレビューも残すところ後1回となった。これまでは、試作段階の機材を試用して評価してきたが、ちょうどよいタイミングで製品版のNWを借りることができた。次回は、その製品版を使用しての感想と、これまでに紹介できなかったいくつかの機能について取り上げていきたい。

    ■仕様
    型番 FMV-BIBLO NW/C90D
    CPU Intel Core 2 Duo P8600(2.4GHz)
    チップセット Mobile Intel GM45 Express
    メモリ 2GB
    HDD 320GB
    光学ドライブ Blu-rayディスク
    グラフィックス Intel GMA 4500MHD(チップセット内蔵)
    ディスプレイ 16型ワイド(1366×768ドット)、4型ワイド(480×272ドット)
    オーディオ HDオーディオ、ステレオスピーカー
    ネットワーク IEEE802.11b/g/n、10/100/1000BASE-T
    インタフェース ミニD-Sub15ピン×1、USB2.0×4、IEEE1394、HDMI、eSATAコネクタ、アンテナ入力、B-CASカードスロット、ヘッドホン出力(ステレオミニジャック)×1、マイク入力(ミニジャック)×1
    拡張スロット ExpressCardスロット×1、SD/メモリースティックカードスロット×1
    サイズ/重量 約W385×D276.5×H36.9~49.4mm/約3.4kg
    OS Windows Vista Home Premium
    ソフトウェア Microsoft Office Personal 2007、DigitalTVbox、おすすめコンテンツメニュー、マイフォト、DVD MovieWriter for FUJITSUほか
    付属品 ACアダプタ、マニュアル、USBレーザーマウス、B-CASカード、リモコンほか
    直販価格 249,800円

    関連サイト

    関連したタグ

    新着記事

    特設サイトの情報

      人気記事

      一覧

      イチオシ記事

      新着記事

      特別企画

      マイナビニュースマガジン