PCの隣にスマートフォンを置いて使おう

スマートフォンを活用するアプリの中で、PCと連携して動くものはいろいろある。しかし、たいていはPCで作ったものをスマートフォンでみるとか、PCで見ていたのと同じものをスマートフォンでも見るとか、そういうタイプの連携だ。

今回紹介する「Komado2」は、完全にPCの延長としてスマートフォンを利用するのが大きな特徴のアプリだ。1台のPCに2つのディスプレイを接続して表示領域を拡大したり、小さなサイズのディスプレイしか搭載していないノートPCを大型ディスプレイに接続してそちらの画面で作業をしたり、といった使い方がある。「Komado2」を利用すると、そういった2台目以降のディスプレイと同じようにスマートフォンが利用できるようになるのだ。

ファブレットと呼ばれるような大型端末でも、PCと比較すれば画面は小さい。それでもメッセンジャーやToDoリスト等を表示しておく程度なら十分な大きさだ。もちろんそういった機能を持つアプリをスマートフォンで使ってもよいのだが、それだと操作する時にいちいちマウスからスマートフォンへと持ち替えなければならない。PCを操作している状態からスムーズにスマートフォンに表示したものも利用できるのがポイントだ。

「Komado2」

まずはPC側にアプリをインストール

PCの延長としてスマートフォンを利用するためには、まずPC側に専用のアプリを入れる必要がある。アプリは「Komado2」のサイトで配布されているから、最初にインストールしておこう。

利用するためには、PCとスマートフォンが同じLANに接続している必要がある。3G回線やLTE回線は利用しないから、すでに使わなくなったスマートフォンなどで活用することも可能だ。

インストール後、PC側で「Komad」を起動すると「Komadoコントロールパネル」が表示される。最初の起動時には自動的にウィンドウが表示されるが、2度目以降は基本的にタスクトレイに格納されるから、一度閉じてしまった場合にはタスクトレイを確認しよう。

起動段階ではPCに接続されているディスプレイ等の性能が自動的にチェックされ、接続されているグラフィックスカードの名前やディスプレイの数がわかるようになっている。PCのデスクトップの延長として利用したいならば「デスクトップ拡張」を、PCの画面をそのままスマートフォンに表示したいならば「ミラーリング」を選択して「反映」を押しておこう。

「デスクトップ拡張」にすると標準で小さなディスプレイが追加された状態になる。解像度や出力の向きについては指定可能だ。解像度を高くすると転送速度が落ちるため、標準状態では制限がかかっている。制限を外したい場合には「設定」の中で指定を行う必要がある。

PC側でアプリを駆動するとディスプレイの状態が表示される

「デスクトップ拡張」を指定すれば小さなディスプレイが追加される

解像度についての指定やパスワード利用などは「設定」から行おう

アプリで接続先を指定するだけですぐに利用開始可能

PC側で「Komado」を起動した後、スマートフォン側で「Komado2」を起動すると自動的にネットワーク内で「Komado」を起動しているPCが検索される。IPアドレスを直接入力しての接続も可能だ。

アプリを起動すると自動的にネットワーク内のPCを検索

PC名が表示されたら接続先を選ぶだけで利用開始可能だ

リストからPCを選択したら、すぐにPCの画面が表示される。PC側のウィンドウを普段の画面外まで運んでやれば、スマートフォン側の画面に表示されるはずだ。スマートフォンは縦置きでも横置きでも利用できる。実際に表示してみて、解像度や画面の向きなどをPC側のアプリから指定しなおすとよい。

また転送の画質と速度については、PC側から指定できるが、スマートフォンのアプリでも指定可能だ。細かな数値を設定するのではなく、メニューから選択したりバーを移動させたりするだけなので、ちょうどよく利用できる設定を探して欲しい。

スマートフォンを縦起きにしていてもPC側の画面出力設定が横になっていると、横長の画面が表示される

スマートフォンを横に倒せばPCの延長として違和感のない表示も可能だ

ブラウザやコントロールパネルなどPCのウィンドウをそのまま移動して表示できる

時間制限解除はアプリ内購入

無料版には接続時間制限があり、画面上ではチャージされた時間が刻々と減っていく様子が見える。このゲージが下がりきってしまうと自動的に切断され、表示していたウィンドウも通常のPCデスクトップ範囲に戻ってきてしまう。無料のまま使い続けることはかなり難しいだろう。

時間制限の解除は、アプリ内購入で可能だ。本格的に利用する前に実際に利用できるかどうかを試してみるための無料版だ。利用しているスマートフォンによってうまく動くかどうかも違うし、思っているのとは違う使い勝手だということもあるだろう。まずは無料版で使い勝手を試してみて欲しい。

一定の時間が経過すると無料版では自動的に接続が解除される

「Komado2」
利用料金:無料
制作者:ABT