皆さん、赤ちゃんって生まれて直ぐから、生まれ出たその国の言語を使って泣いているって知っていましたか?

記事では、「Think newborns just eat, sleep and wail the same way across the world? That's not so, according to a new study which found that babies cry with an accent within the first week of life.」と書かれています。つまり、「言語を使って」とまではいかないにしろ、その国の母国語に見られるアクセントはちゃんと真似て泣いているんだそうです。

さらに読み進んでいくと、「By recording cries of 60 babies born to French or German parents ~」と、フランス人の両親とドイツ人の両親をもつ赤ちゃん総勢60人の泣き声を録音して研究したところ、「researchers ~ discovered that babies cry with the same "prosody" or melody used in their native language by the second day of life」とあるように、何と生まれてから二日目にはもう既に、"prosody(発音のリズムやイントネーション)、または、その言語に見られるメロディー感を使って、フランス人の両親の元に生まれた赤ちゃんはフランス語風に、ドイツ人の両親の元に生まれた赤ちゃんはドイツ語風な響きで泣いるっていうのが分かったんだとか。そしてこれってその筋の研究者達にとっては結構ビッグニュースなんだそうです。

人間は胎児の時から外部の音には敏感で、聞こえてくる音から様々なことを学習しているのではないかと言われてはいますよね。「Baby 411」という本の著者であるDr. Ari Brown氏によると : "As newborns they do recognize their mother's voices, and they ignore the dog barking because they've been hearing the dog barking three months before they were born."「赤ちゃんは誕生日時には母親の声を認識し、3カ月前程から聞き慣れている犬の鳴き声は無視することでうるさいとも思わない」んだとか。つまり赤ちゃんって自分たちが生まれてから遭遇するだろう色々なことや状況を、子宮内に聞こえてくる音で学習し、準備万端整ったところで「おぎゃー」と人生をスタートさせているんですね。

そう言えば、車や電車の音、テレビやラジオや洗濯機など家電が発する音、ペットの鳴き声などにあまり敏感に反応する赤ちゃんって見ない気がしませんか?

さらに記事の「Exactly what fetuses were learning from these noises is still mostly a mystery to doctors. A small study this spring showed evidence that by the 30th week of pregnancy fetuses had "short-term memory" of loud sounds -- if they recognized a sound was made before, the fetuses would not react to it.」の箇所では、胎児がこれらの音から何を学んでいるかは未だハッキリはしないが、どうも妊娠30週あたりからは"short-term memory(短期記憶)"能力が備わり始め、それが色々な音に反応出来る原因ではないかと多くの医師達は考えているんだとか…。

ちなみに、日本語で赤ちゃんの泣き声といえば「おぎゃー」ですが、英語ではよく泣き声を表すときは「Waaa!」、何か話しているようなときの音を表すときは「Goo!」、幼児の片言のことは「Babble!」というように表記されるのでこちらも覚えておいてください。

全文はこちらよりどうぞ。

Newborns Cry With An Accent, Study Finds - ABC News
http://abcnews.go.com/Health/MindMoodNews/newborns-cry-accent-study-finds/story?id=9006266

ではまた次回。