COBS ONLINEでは、1月31日(日)に、ファイナンシャルプランナーの大竹のり子さん、ソニー生命のライフプランナー、南亮輔さんをお招きし、「35歳までに考えるべきライフプラン」をテーマにセミナーを開催しました。1月とは思えない陽気だったこの日、会場のマイナビルームには男女半数ずつのCOBS読者が訪れ、約160席が満席の状態に。友達同士やカップルで参加している人の姿も見受けられました。全員が熱心に講演に耳を傾ける様子からは、人生設計に対する皆さんの意識の高さがうかがえました。
将来に必要なお金を把握して、漠然とした不安を取り除こう
第一部の講師は、雑誌『COBS』でバランス派としてお金のアドバイスを行うほか、さまざまなメディアで活躍しているファイナンシャルプランナーの大竹のり子さん。20代のCOBS読者に向けて、「35歳までに考えるべきライフプラン」をテーマに、「これからの時代のライフプラン」、「人生にかかるお金」、「ライフプランを実現するには」という3つの項目に沿ってお話していただきました。
今は、経済が不安定で将来の保証がなく、「普通の幸せ」が得にくい時代。「こんな時代だからこそ、想定されるライフイベントを無理なく乗り越えられるよう、ライフプランをしっかり立てておくことが大切です」と、大竹さん。「マイホームの購入費用」、「結婚費用」、「老後の生活費用」などのライフイベントに「実際にこれくらいかかる」という金額の目安も、それぞれ提示していただきました。大竹さんが目安となる金額を口にし始めると、しきりにペンを動かし、メモをとる参加者の姿が目立ちました。
さらに、失業、病気、離婚などの予期せぬ出来事についても、リスク回避を考えておく必要があることを強調されました。「一生独身のつもりでも、おめでた婚で急きょライフプランが変更になることも。想定通りにいかないのが人生なのです」
「守る」だけでなく「攻め」も取り入れて。資産運用をバランスよく行うことが、お金を増やすコツ
それにしても、マイホーム購入、結婚、出産、老後……と、出費がかさむライフイベントがいっぱいなのに、万が一のアクシデントにも備えなくちゃいけないなんて、そんなにお金がためられるのでしょうか?
少々心配そうな表情のみんなに、大竹さんは「お金は皆さんの味方」と呼びかけます。そして、「お金をためる方法は、節約、収入を増やす、資産運用の3つだけ。どれかに偏るのではなく、守りと攻めのバランスが大切。貯蓄に加えて、ジャストサイズの保険に加入したり、資産運用を上手に取り入れたりすることで、将来の不安を払拭しやすくなります」とアドバイス。
イラストやグラフなどを使った大竹さんの解説は、リアルで分かりやすいもの。たとえば資産運用のことを「お金に働いてもらう」と言い換えるなど、お金に関する知識のない人にもなじみやすい語り口が印象的でした。普段は難しくとらえがちな資産運用、投資といった言葉も、大竹さんの話を聞いた後ではぐっと身近に感じられました。
知識や人脈、スキルなどの“目に見えない資産”が厳しい時代を生き抜く力になる
第二部に登場したのは、ソニー生命保険株式会社、ライフプランナーの南亮輔さん。「視野を広げ成長力を高めたい方のライフプランニング」というテーマで、20代にとってのライフプランニングの目的・位置づけについてお話いただきました。
「ライフプランニングとは、自分の才能や資産に気づくこと」だと南さんは言います。ライフプランを明確にすると、自分の人生で自由に使える時間は意外と少ないことに気づかされるとのこと。そして、その限られた時間の中で、何をしていくのか、自分が本当は何がしたいのかもおのずと見えてくるそうです。
セミナー中、会場のみんなに「“資産”って何だと思いますか?」と問いかけた南さん。“資産”には、お金や不動産など、目に見えるものだけではなく、知識、スキル、人脈、信用など、目に見えないものもあると言います。「お金など見える資産はなくなる可能性がありますが、知識やスキルなどの見えない資産は決してなくなりません。見えない資産を増やしていけば必ず未来は開けます」。そう語りかける南さんを、参加者も真剣なまなざしで見返します。会場の熱い空気からは、南さんのポジティブで力強いメッセージに、皆さんが大いに勇気づけられたことが伝わってきました。
ライフプランについては、実例をあげて具体的に紹介。そのほか、株式運用や住宅ローンについても、ご自身の体験をまじえて活用のためのヒントを教えてくださいました。さらにアドバイスがほしい人や、生命保険について詳しく知りたい人は、個別に相談することもできるそうです。