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BRICsの急成長とその背景から学ぶ投資の醍醐味(1/3)

サブプライム問題から発した世界経済の崩落は今も続く。10年後の自分のために、今何ができるのか? ̶それは投資をして知識を蓄積すること。
田嶋智太郎 = 文 text:TOMOTARO TAJIMA

BRICsの急成長とその背景から学ぶ投資の醍醐味(1/3)

BRICsへの投資で成功するための戦略とは。

 周知のとおり、ブラジル・ロシア・インド・中国を総称する「BRICs」4カ国は、近年きわめて目覚ましい経済発展を遂げている。いまだ世界の総需要の35%は米国が占めているものの、実のところBRICsが占める比率はいまや30%程度にまで高まっており、2007年の4カ国の実質経済成長率は平均で前年比9・1%という高い水準に達している。ちなみに、同年の先進主要7カ国(G7)の経済成長率は2%を超える程度。それだけBRICsの成長スピードは速い。

ブラジル、ロシアの株価が上昇した一方で中国とインドの株価は下落

 もっとも、ここにきて各国の成長度合いに少々差異が生じてきていることも事実。2008年上半期(1〜6月)の各国の株式市場の動きを見ても、ブラジルとロシアの株価が上昇した一方で、中国とインドの株価は大幅に下落している。当面、中国やインドは成長が減速するだろうし、ロシアもひところほどの勢いは見られなくなってきている。一方で、これまで伸びが比較的低かったブラジルが今後は大きく伸びる見通しだ。

 このところの資源価格高騰を背景に、最近は同じ新興国でも資源国か否かで、ある程度の「色分け」をしなければならなくなっている。同じBRICs4カ国のなかでも、かつて資源大国であった中国は、いまや膨大な資源の輸入国となっており、輸入資源の価格上昇でインフレに悩まされる状況になっている。また、原油の7割を輸入に頼るインドにおいても足下では経常赤字が増加している。半面、ロシアやブラジルは資源輸出国として大いに資源価格高の恩恵に浴している。

 こうした国ごとの違いが、最近の株価の推移にも如実に現れていると言えるだろう。

田嶋智太郎(たじま・ともたろう)
田嶋智太郎 たじま・ともたろう

経済ジャーナリスト。証券会社勤務を経て、現職。株式・外為・国際商品市場に通じ、関連書籍や連載、講演、テレビ&ラジオ出演と幅広く活躍。著書に「株に成功する技術と失敗する心理」(KKベストセラーズ)など。

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