転職秘伝書

1「履歴書編」必ず通る履歴書の書き方

 転職には、新卒時の就職活動と違ってセオリーらしきものがあるようで、実際にはない。電撃的に決まってしまう人もいれば、いつまでたっても決まらない人もいる。学生時代のような画一的な動きのなかでの就職活動でないことだけは確かだ。それだけに「本当の実力」が試される場面でもある。
 そこで、第1回目の今回は、転職サクセスストーリーへの第一歩といえる、履歴書の書き方を紹介する。実例を交え、ノウハウやポイントを総チェック。アピール度の高い履歴書の書き方の極意を伝授しよう。

履歴書の書き方の基本

履歴書のもっとも重要な役割は、自分の経歴、人間性、志望動機などを簡素かつわかりやすくアピールして、人事担当者に「実際に会って話を聞きたい」と思わせることだ。履歴書は、人事担当者が初めて対面する応募者の分身と考えられる。雑に書いていれば、いい加減な仕事をする人間だと判断されてしまう。自分を正しく理解して興味をもってもらうために、工夫を凝らして書くことがポイントとなる。

履歴書の項目別書き方のセオリー

いくら個性をアピールしたいといっても、基本的な書き方を無視したのでは、ただの「非常識」となってしまう。ネクタイなしで面接には行かないように、履歴書にも最低限の守るべきマナーがある。
■日付
会社に直接持参する場合は当日、郵送の場合は投函する日の日付を記入する。年は元号表記が一般的。書き忘れがもっとも多いと思われる箇所なので、提出前にもう一度確認すること。
■印鑑
三文判でもかまわないが、必ず赤の朱印を使うこと。他色は不可。曲がったり、かすれたりしているのもよくない。
■写真
3カ月以内に撮影した、明るい表情のものを使う。スピード写真やカラー写真でもかまわないが、モノクロ写真が正式。貼るときには糊を使うこと。セロハンテープなどは問題外。はがれた場合のために、裏面に氏名を書いておけば万全。
■ふりがな
誰でも読める姓名でも必ず記入する。ただし、名前がひらがなやカタカナの場合は、姓部分のみ記入すればよい。用紙のふりがなの欄に「ふりがな」とあったらひらがなで、「フリガナ」ならカタカナで書く。
■住所
区や市からでなく、都道府県から始めること。番地は「1-2-3」のように略さず、「1丁目2番地3号」のように記入。アパートやマンション名、部屋番号も略さず書く。
■職歴
学歴の最後から1行空けて書き始める。別途、職務経歴書を提出する場合は、社名、部署、役職などを簡素に記入すればよい。職務経歴書を別添しない場合は、異動経歴や各部署での業務内容、実績なども記入する。
■印鑑
三文判でもかまわないが、必ず赤の朱印を使うこと。他色は不可。曲がったり、かすれたりしているのもよくない。
■免許・資格
仕事に直接関係ない資格でも、できるだけ記入する。
■特技・趣味
個性や人間性をアピールできる部分なので、具体的に書くこと。例えば、音楽鑑賞ならばどんなジャンルなのか、スポーツならば競技経験、習い事であれば腕前なども記入しよう。
■本人希望
一般的には職種や勤務地などの、仕事内容に関わる条件として提示しておきたい希望を書く。休日、給与などは特に指定がない限り、面接レベルの話になるので簡素明瞭に。
■家族
戸主であるなしに関わらず、年齢順に記入する。同姓の家族は個々の姓を省略してもかまわないが、その際「〃」と略さず、名前の開始位置から揃えて書くこと。
通る履歴書と落ちる履歴書、その違いはどこにある?

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