今回は大手商社への転職についてお話します。商社には、幅広い商品やサービスを扱う総合商社と、特定の分野に特化した専門商社があります。大手総合商社は、不況下においても新しい資源やエネルギーの開発を手がけるなど、次々に商材を見つけようとしますので、他の業界ほどは景気に左右されることは少ないですね。
一方、総合商社の数倍存在すると言われる大手専門商社は、総合商社より景気の変動に左右されるものの、専門性を生かし体力を温存している企業も多く、他業種と比較すると明るい状況と言えるでしょう。
●大手総合商社への転職●
大手の総合商社は、活躍の場が世界であること、事業の規模の大きさ、それに福利厚生の充実度や給与水準の高さなど、就職・転職先として大変人気があります。社員数はおおよそ4,000名〜6,000名規模におよぶところも多く、採用は年間を通して行われています。ただし、求人サイトなどでの募集はありません。エージェントを通しての採用か、知人からの紹介か、もしくはHP上からの応募がメインになっています。求人募集を行っていない期間でも、転職希望者はHPに登録することができる企業もありますので、希望する部門がある方は登録しておくと良いでしょう。
●もう一つの目の付けどころ●
一つの方法として、関連会社(グループ会社)に転職するという方法もあります。関連会社でも本部と変わらない待遇を準備している企業もありますので、仕事の内容が希望に沿うものでしたら、関連会社も視野にいれた転職活動を行うことをオススメします。もし、本部での仕事に挑戦したいと思ったときには、チャンスをうかがい、本部への移動を試みてはどうでしょう。
また、中途採用を積極的に行っている中小規模の商社もありますので、業界に興味のある方はそのような企業に挑戦してみるのも方法です。
●転職事例●
どの業界にも言えることですが、ハイスペックの人材は希望通りの転職を成功させています。私の知人に、証券会社から人材紹介企業に、その後、大手総合商社に転職した者がいます。現在は商社のグループ企業に移り、事業の中核を担う人材として活躍しています。
●キャリアコンサルタントから●
商社への転職は転職希望者の数と求人数を見比べてみると、決して簡単とは言えません。求められるスキルも高いものになりますし、総合商社でしたら英語力を問われることもあります。
転職を希望する方は、この業界への斡旋事例が多いエージェントに登録し自分の希望に合う募集を待つのが転職への最短距離かもしれません。
(2009年4月21日)