今日の
ライター:
ユンブル
ユンブル
浮気なんかしたことがないのに「なんか浮気しそう」、「本気じゃなさそう」と誤解されてしまう。そんな人は、ほんの少し自分を変えるだけで、結果が違ってくるかもしれません。
心理カウンセラーであり、『あなたが結婚できない本当の理由 3日でできる自己改造術』の著者でもある明治大学文学部教授 諸富祥彦氏に、「浮気しない人だ」と思ってもらえる方法についてお話をうかがいました。
■「浮気しない」とまず言葉にすることが大事
――実際に浮気をしたことがないのに、交際相手や気になる人から「浮気しそうだ」と思われてしまうのはなぜでしょうか?
諸富先生 「そう思われる人の多くは、自分の気持ちを明確な言葉にして相手に伝えていないために誤解されています。
例えば
『いつか浮気するんじゃない?』、『浮気したことあるでしょ?』と尋ねられたとき、『え~、浮気なんかしないよぉ~』、『そんなことないよ~』と、軽い感じでフニャフニャ答えたり、『浮気? 何でそんなこと聞くの?』と答えをあいまいにしたりすると、相手からはまず信用されません。
こうした質問にまじめに答えるのが照れくさくて、はっきりと答えない人も中にはいるかもしれませんが、今の時代、たとえ付き合っていても『以心伝心』は通用しません。
恥ずかしくてもきちんと言葉にして『僕は(私は)絶対に浮気しない』と伝えることが大切です」
■「浮気しない理由」も伝えること
――では、自分の気持ちを言葉にして伝えたら「浮気しない人だ」と思ってもらえるのでしょうか。
諸富先生 「そうです。当たり前で簡単なように思えますが、意外とできていません。日本人は『言わなくてもわかるでしょ』、『そんなの当たり前じゃない』と思って、自分の気持ちを言葉にして伝えていない人が多いのです。
また、『浮気しない』と言うだけでは信用してもらえません。
『浮気しないよ』、『大丈夫だよ』という言葉だけを繰り返しても、むしろ『本当に?』と疑われるだけです。
本当に浮気するつもりがない人には、『浮気しない理由』があるはずです。『浮気しない』と言うときに、その理由もきちんと言葉にして伝えなければなりません。
例えば
『結婚を考えて付き合ってるのに、浮気が原因で別れることになったら絶対にいやだから、浮気はしない』とか、『結婚したら家庭が一番大切だから、浮気でそれを壊すようなことは絶対にしない』というように、『浮気しない理由』を語ることで、初めて相手から信用されるのです」
■「必要な言葉」を言わないために誤解が生まれる
――ご著書の中で、結婚について女性と話しているときに、必ずといっていいほど出るのが「浮気」の話と書かれています。男性より女性のほうが相手の浮気に過敏なのでしょうか。
諸富先生 「ある調査で、『浮気ができるなら、浮気したいか』という問いに対し、女性は約8割が『したくない』と回答したのに対し、男性は約8割が『できれば浮気したい』と回答しています。
この調査結果から考えると、「浮気をしない男性」は5人に1人しかいないことになります。つまり、男性より女性のほうが、浮気をしない相手にめぐり合う確率が低いということです。だから、恋愛や結婚において、男性より女性のほうが、相手が浮気しないかどうかが気になるのかもしれません。
しかし、相手に浮気されるのではないかと神経をすり減らしながら恋愛を続けても、答えは出ません。
そういうときは、まず『自分が相手に一番に求めるものは何なのか』を自らに問いかけ、自覚して、恋愛を見直すとうまくいきます」
――相手ではなく、自分を分析するわけですね。
諸富先生「『絶対に浮気されたくない』、『浮気は許せない』と言っている割に、『浮気するタイプの人』ばかり好きになる女性も実は大勢います。
こういう人は、自分の価値観を自覚していないために、結果的にうまくいかない恋愛を繰り返しているのです。すし屋に行って、ケーキやハンバーグを注文するのと同じですから、ほしいものが手に入るわけがありません。たとえ、恋愛して結婚までうまくいったとしても、その後の結婚生活は破たんしてしまいます。
自分が何を一番に望むのかを自覚して恋愛すれば、ミスマッチは起きません。『浮気しないことが一番大事』と思うなら、そういう人を探して恋愛することです。そうすれば、少なくとも不幸な恋愛、不幸な結婚は避けられます」。
――「浮気しない人」は探し出せるものでしょうか?
諸富先生 「それは簡単です。気になる相手がいたら、突然、さらりとストレートに『結婚したら(付き合ったら)浮気すると思う?』あるいは『人生で一番大切なものは何?』と尋ねてみてください。
答えに詰まったり、沈黙したり、『先のことはわからないな~』とあいまいに答えるようならNGです。
迷いを見せず、すぐに『浮気はしないと思うよ』、『人生で一番大事なのは家庭(家族)かな』と答えるなら、まず浮気はしないでしょう。
突然の質問には人は無防備になり、本音が出るものです。浮気しそうな人は、とっさにうそを言えないためあやふやに答えたり、間が空いたりします」
――やはり、相手と十分コミュニケーションをとってお互いを正しく理解することが大事なんですね。
諸富先生 「恋愛において誤解が生じたり、こんなはずじゃなかったと後悔したりするのは、すべて『必要なことを言葉にして伝えていないために起こる』と言えます。
自分のことを相手に理解してもらうには、自分の価値観を言葉にして伝えることが大切です。結婚を考えている相手ならなおさら、将来のビジョンを自分から率先して語ること。
それが相手の信頼を生み、『浮気しない人だ』、『自分のことを真剣に考えてくれている』と思ってもらうことにつながります」
「以心伝心」はもはや通用しない。そう自覚して、相手に誤解されないよう、自分の気持ちを言葉にして伝えることが得策のようです。
(近藤雪江/ユンブル)
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