今日の
ライター:
萩原雄太
萩原雄太

前回当コラムで「パンチパーマ」の秘密を取り上げました。今回はその続編として「アフロヘアー」の秘密をお届けします!
ジミ・ヘンドリクスさん、モーリス・ホワイトさん(アース・ウィンド・アンド・ファイアー)、具志堅用高さん、昔の笑福亭鶴瓶さん、パパイヤ鈴木さんetc。数々のミュージシャンやタレント、お笑い芸人などがその縮れた魅力に絡めとられてしまうアフロヘアー。はたして、人はどうしてアフロにしてしまうのでしょうか? その知られざる魅力とはいったいなんでしょうか? そんな頭の中で、もじゃもじゃしている疑問を解きほぐすため、今回も東京・飯田橋の理容室スワンで代表を務める河合さんにお話を聞きました!
■アフロと"ある毛"の知られざる関係!?
――今回はアフロの魅力について教えてください!
「アフロヘアーにも流行があったんです。確か昭和60年くらいでしょうか、当時は『具志堅にしてくれ』って言う人もいましたよ。『およげたいやきくん』で有名な歌手の子門真人さんなんかもしていましたね」
――アフロブーム! そんなものがあったんですか。そもそもアフロヘアーという髪型はどのようにして生まれたんでしょう?
「もともとは黒人をまねするために生み出された髪型です。黒人は髪の断面が扁平(へんぺい)な人が多く、こういった人は髪が自然と縮れ毛になるんです。日本人の髪は断面が真円に近いのでストレートヘアーになるんです。分かりやすい例で言うと、陰毛を触ると髪の毛とは違って真円でないのが分かるでしょう。それも断面が扁平だからです」
――縮れ毛にそんな理由があったとは知りませんでした!
■アフロヘアーはマラソンレース!
――ところで、アフロってお手入れが大変そうですが、特別なお手入れの方法があるんでしょうか?
「頭を洗った後は『アフロコーム』と呼ばれるアフロヘアー専用のくしを使ってとかします。網のようなもので形を整えたりもしますね。ほかの髪型と比べてお手入れは少し大変かもしれません」
――パンチパーマは理容師にとっての究極の技術ということでしたが、アフロヘアーにもかなり技術がいるんでしょうか?
「アフロヘアーの施術はマラソンに近いですね」
――マラソン?? その心は?
「アフロにするためにはロッドを200本近く巻かなければなりません。しかも、巻き具合を一定にするためには、必ず一人の理容師でやらなければならないんです。ロッドを巻くだけで1時間以上はかかってしまいます」
――200本……すごく大変な作業ですね。
「はい。カットやパーマ液の浸透時間などを合わせると仕上げるのには2時間くらいかかってしまうんです」
――そんな過酷なアフロヘアーにするメリットって何なんでしょうか?
「やっぱり一番はイメージが付きやすいことでしょうね。ただ『アフロヘアー』の人というイメージが付いてしまうと、ほかの髪型に変えたいときはちょっと勇気が必要なので気をつけてください」
なぜか個性的な有名人がかけたがるアフロヘアー。ぜひ、私の周りの男性友人にも一生に一度くらいアフロデビューしてみることを勧めてみようと思う。きっと、ぱっと見が普通のあいつも、一癖も二癖もある男に生まれ変わるんだろうな。
(萩原雄太/かもめマシーン×プレスラボ)
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