今日の
ライター:
朝井麻由美
朝井麻由美

※この記事は霊感商法を推進するものではございません。
「あっ!! 後ろに小さい男の子の背後霊が見えるよ!」 中学生のころ、クラスの"自称霊感少女"に唐突にこんなことを言われた記憶があります。
霊感ゼロ、かつ、ビビリな私は、お化け関連の話は極力、ごめんこうむりたいのですが、もし霊が存在するのであれば、自分の後ろにいるソレくらいは知っておきたい。そこで『霊界似顔絵師』として日々、人の背後霊の絵を描いている「境みなと」さんに直撃してきました。

――単刀直入に伺います。今、私の背後霊って見えてるんですか?
境みなとさん(以下、境)「あ、今は見えていません。というより、なんとなくぼやけて見えている感じです。この、赤い"霊界メガネ"をかけると、焦点が合って、ハッキリ見えるようになるんです」
――……え、霊界メガネ??
境「そうです。霊界メガネ職人に作ってもらった霊界メガネです。まずは朝井さん(=筆者)の似顔絵を描かせていただいてから背後霊を描きますので、霊界メガネはあとで装着します」
――は、はあ。人によって、どんな背後霊が見えるのかはバラバラなんですか?
境「そうですね。人だったり動物や植物だったり、モノの場合もあります。いつも同じ人に同じ霊がついているわけではなくて、そのときたまたまその霊が行きたい場所にいるんです。その霊にとって居心地がいいからそこにいるとか、たまたま通りすがっただけとか、そういうものなのです。だから僕が同じ人の背後霊を描いても、日によって見える霊は変わります。今日は朝井さんの背後霊を描くわけですが、その霊がいつまで朝井さんの後ろに滞在しているかは分かりません」
――霊もなかなか自由に過ごしているものなんですね。今まで見えた背後霊で衝撃的だったのありましたか?
境「テントウムシの幼虫だったことがありますね」
――テントウムシ……! それはなかなかショックですよね? 怒られませんでした?
境「いや、怒られはしなかったです。苦笑いされましたが(笑)。背後霊に対して文句を言われたことはないのですが、似顔絵に対してコワモテのお兄さんに『おれはもっとカッコイイだろ』と言われたことはあります」
――境さんは、『この霊が今うしろにいるから、今あなたの運勢はこうですよ』という占いはされるんですか?
境「一切しません。僕はただ、見えたものを描くだけです。"占い師"とよく間違えられるのですが、僕は占い師ではないですし、霊と運勢の関連は特にないと思います」
――占うわけじゃないのなら、なぜ背後霊を描くんでしょうか?
境「単に似顔絵を描くよりは、背後霊を描いた方がもうかるんじゃないかな、と思って(笑)。あと、モテるかな、と(笑)」
――意外と俗っぽいんですね(笑)。
境「はい(笑)。でもわりと需要があるみたいで、特に女性のお客さんがたくさんいらっしゃいます。それで味をしめて、"霊界似顔絵師"としてずっとこの仕事をやっています」
そして、境みなとさんはおもむろに"霊界メガネ"をスチャッとかけて、私の背後霊を描き始めました。

出来上がった絵は、私の似顔絵のうしろで、セーラー服を着た三つ編みのメガネっ娘と学ランを着た純朴そうな男の子がいす取りゲームをしている――というもの。なかなかの不可解ぶりですが、私の背後霊はこの中学生の男子と女子、ということでしょうか。

境「中学生くらいの男女の霊ですね。二人はいす取りゲームをしています。お互いちょっと意識し合っているみたいで、ドキドキしながらいす取りゲームをしています」
――甘酸っぱいですね(笑)。でもなぜ私のところに?
境「仲をとりもってほしいのではないでしょうか。二人の邪魔をしないように、温かく見守ってあげてください」
中学生の霊ということは、彼らは人生まだまだこれから、というときに不慮の事故や病気等で亡くなってしまったのでしょうか。天に召されてなお、気になる人といす取りゲームで遊ぶなんて、青春の1ページを堪能されているようで、ほほえましい気持ちになりました。
霊界似顔絵師・境みなとさんは、ふだんはスピリチュアル系のイベントで描いたり、気まぐれに道端で描いたりすることもあるそうです。いつやるかは決まっておらず、神出鬼没。「気が向けば、僕のブログで告知をすることもあります」(境さん)とのことなので、自分の背後霊が気になる方は境さんの動向をこまめにチェックされてはいかがでしょうか。
(朝井麻由美+プレスラボ)
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