今日の
ライター:
永田兄弟
永田兄弟
小学生のときによく使っていたでんぷんのり。はさみやペンと並んで、工作をする際には欠かすことのできない大切なものでしたよね。あのころを懐かしみながら工作をしていたら……いけない! 言ってるそばから、大事なのりの用意を忘れていました。でも大丈夫、でんぷんのり、実は自分でも簡単に作れちゃうんです!

当サイト「コブス横丁」のマスコットキャラクター、「コブスくん」。このキャラクターを作って遊んでいたのですが、のりの用意を忘れてしまっていたんです! これではコブスくんを台紙にくっつけることができません。そこで、自分でのりを作っちゃいましょう!

さて、そうと決まれば早速キッチンに移動です。鍋にカップ2杯の水と、小麦粉を大さじ1杯入れ、よく混ぜます。小麦粉のダマがなくなるまで、丁寧に溶かします。

小麦粉が溶けきったら鍋を強火にかけ、ゆっくりとかき混ぜます。これ、なんだか料理してるみたいに見えますね。のりを作ってるということを自分でも忘れてしまいそうです。

水分が飛んで、トロトロのブクブクになってきました。そろそろいいでしょう。これを適当な器にとり、熱を冷ませば完成です!

さあ、でんぷんのりの自作に成功しました。温かいうちは料理っぽかったのに、冷めたら途端にただののりです。もう工作の材料としか見えません。

この自作のりを使って、すぐさまコブスくんをくっつけました。

この通り、しっかりくっついてます。市販のものと遜色ない接着力。コブスくんがようやく完成しました。やったぞ! のりを作ってる時間の方が圧倒的に長かったけど、やっとコブスくん工作が出来上がったぞ!
さて、コブスくんは出来上がりましたが、のりが大量に余ってしまいました。どうしましょう。小麦粉と水だけで作った無添加でんぷんのりなので、保存もそんなに利きません。捨てるのももったいないし……ん? 小麦粉と水だけ……?
食べられなくはない、のか……? もはや「でんぷんのり」という工作材料にしか見えませんが、体に悪いものは入っていません。きっと食べられるはず。余り物が片付いてお腹も膨れるなら一石二鳥、ちょっと僕、食べてみます! 正直なところ、全く気乗りはしませんが!

スプーンですくってみます。初見でこれなら食べものに見えなくもないと思いますが、一度工作に使った後です。もうのりにしか見えません。のりをスプーンですくってる罰当たりです。ええい、ままよ! いただきまーす!
……無味。まずくはないんですが、味が一切しません。この無味っぷりが「のりを食べる」という行動のこっけいさを浮き彫りにします。せめてまずければ「オエー! やっぱりのりは食べるものじゃない!」といった愉快なリアクションがとれるのですが、何も味がしない。「僕はなぜこんなことをしているのだろう」という意識をよりクリアなものにしてくれました。

このままでは終われない、どうにかしておいしく食べてやる! ということで、おしょうゆをかけてみました。グロい。のりにしょうゆをかけるなんて、絶対おかあさんに怒られる。本格的に罰当たりな感じがしてきました。
肝心の味はというと、だいぶ食べやすくなりました。しょうゆの味しかしませんが、「のりを食べている」という意識は薄れます。おもちを食べているような感覚です。ベチャベチャでおいしくないおもちを食べているような、そんな感覚。

おしょうゆのおかげでおおかた片付いたので、最後にデザート。いちごジャムを乗せてみました。見た目は一番良い! ゼリーやナタデココとか、そういったものに見えます! 見えます! あるいは、僕の脳がそう思いたい一心で視覚をねじ曲げているのかもしれません!
味もなかなか。こちらも当然ジャムの味しかしませんが、食感がゼリーっぽいおかげでかなりデザート感覚でいただけます。おいしい、と言っても差し支えないかと思います。さっきまで工作に使ってたものを食べて「おいしい」なんて言ってるところ、誰にも見られたくありませんけどね。
自宅で簡単につくれるでんぷんのりは、「のりだ」という意識さえ捨てればおいしく食べることすらできる便利なものです。興味がある方は、一度試してみてはいかがでしょうか!? でも、くれぐれも、市販ののりではやらないようにお願いしますね!
(永田兄弟/オモコロ)
(※別に食べなくても記事として成立するのに、なぜか食べてしまう。これが当サイトの不思議なところです)
【関連リンク】
ヤマト株式会社 ヤマトのり
食べちゃいけない方のでんぷんのりです。懐かしい!
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